[#078]ノモス グラスヒュッテが“スポーティー スタイル フェア”を開催中

文/香山知子/『世界の腕時計』編集長


ノモス グラスヒュッテのコレクションに加わったスポーツ・タイプのシリーズ。写真の左上と右下は2017年の夏に発売された、20気圧防水を保証してウォータースポーツに適した“アクア”シリーズ。写真の右上と左下はバーゼルワールド2018で発表された10気圧防水の“アウトバーン”コレクション。モータースポーツやサイクリングをイメージしてデザインされた。


 ノモス グラスヒュッテは10気圧あるいは20気圧防水を保証する“スポーティー スタイル ウォッチ”を購入すると、交換用ストラップがプレゼントされるというフェアを全国の取扱店で開催している。
 このカテゴリーに入るひとつが“アクア”シリーズで、「アホイ」、「アホイ ネオマティック」、「クラブ オートマティック デイト」、「クラブ ネオマティック」が含まれる。これらのモデルは20気圧防水を保証し、インデックスや針には視認性を高めるためにスーパールミノバを塗布し、また耐水・耐久性に優れた波型のナイロン・ストラップが付くことが特徴。ケースはSS製で、裏蓋には高い防水性を示すクジラマークが刻まれる。
 アホイ(直径40.3mm)は自動巻きのCal.DUW5001(26石、毎時2万1600振動、パワーリザーブ約43時間)、アホイ デイト(同40.3mm)とクラブ オートマティック デイト(同41.5㎜)は共に自動巻きのCal.DUW5101(26石、毎時2万1600振動、パワーリザーブ約42時間)を搭載する。
 また小ぶりなアホイ ネオマティック(直径36.3㎜)とクラブ ネオマティック(同37㎜)には自動巻きのCal.DUW3001(27石、毎時2万1600振動、パワーリザーブ約43時間)が装備される。
 スポーティー スタイル ウォッチに入るもうひとつのシリーズが今年、新たに誕生した“アウトバーン”コレクションだ。ドイツ人プロダクト・デザイナーのヴェルナー・アイスリンガーの協力を得てデザインされたもので、ツーシーターのヒストリック・カーに着想を得たという文字盤デザインが特徴となっている。中央にはスピードメーターを思わせる弧が描かれ、その全面にスーパールミノバが塗布される。
 ムーブメントは日付表示機構に改良を加えた最新の自動巻きのCal.DUW6101(27石、毎時2万1600振動、パワーリザーブ約42時間)を搭載。SSケースの直径は41mmで、10気圧の防水性能をもち、裏蓋にはクジラ・マークが施される。アクアシリーズと同じく、フランス製の波型ナイロン・ストラップが付く。
 フェアは今年の8月31日まで開催され、期間中にスポーティ スタイル ウォッチを購入すると、アンスラサイトあるいはライトグレーの波型ナイロン・ストラップまたはブラックのコードバン・ストラップがプレゼントされる。
 詳細は特設サイトを参照されたい。
http://www.josawa-watch.com/nomos_sportystyle_fair.html


アンスラサイトカラーの波型ナイロン・ストラップ(バックルなし)


ライトグレーの波型ナイロン・ストラップ(バックルなし)


ブラックのコードバン・ストラップ(バックル付き)

[#077]ノモス グラスヒュッテがレディース・ウォッチ・フェアを開催中

文/香山知子/『世界の腕時計』編集長


「テトラ プチ フォー」。左から“グレナディン”、“パール”、“マッチャ”、“アズール”。7月31日まで国内の5店舗でテトラ プチ フォーなどのノモス グラスヒュッテのレディース・モデルを購入すると、ドイツの筆記具ブランドのカヴェコ(Kaweco)の万年筆(写真)がプレゼントされる。


プチフール(Petit Four/小さな窯の意)といえばフランスのひとくちサイズのケーキだが、ここから名付けられたテトラ プチ フォーはカラー文字盤が特徴の女性をターゲットとしたシリーズ。アズール(空色の意。ブルー)、グレナディン(柘榴。レッド)、マッチャ(抹茶。グリーン)、パール(ピンク)の4色展開で、文字盤の色に合わせて針とインデックスの色もそれぞれ異なっている。また既存のモデルでは6時位置のスモールセコンドがスクエアだが、このシリーズではラウンドに変更され、また赤の秒針を備えて愛らしさが加わった。

ケースは一辺が29.5mm、厚さが6.25mmのステンレススチール製で、自社製の手巻きムーブメントのCal.α(17石、毎時2万1600振動、パワーリザーブ約43時間)を搭載し、サファイアクリスタル・バックから見ることができる。ストラップはライトグレーのベロア・レザー製。

日本国内では6月20日に発売され、価格(税込)は29 万7000円。

この発売を記念して、7月31日までに日本国内の5店舗でノモス グラスヒュッテのレディース・モデルを購入すると、カヴェコ社製のオリジナル万年筆がプレゼントされるキャンペーンが開催されている。

対象となるモデルは“テトラ プチ フォー”シリーズ、“スモール シャンパーニュ”シリーズ、“クラブ キャンパス”シリーズ、33mmシリーズ、テトラ、テトラ ラージ。

キャンペーン実施中の店舗は以下のとおり。

日本橋三越本店 本館6階 時計サロン
東京都中央区日本橋室町1-4-1 (tel: 03-3241-3311)

HF-AGE 仙台店
宮城県仙台市青葉区国分町2-14-18 定禅寺パークビル1階 (tel: 022-711-7271)

HF-AGE 高崎店
群馬県高崎市あら町162 (tel: 027-327-6622)

ジェイアール名古屋タカシマヤ 10階 時計サロン
名古屋市中村区名駅1-1-4 (tel: 052-566-8420)

岩田屋本店 新館4階 時計サロン
福岡県福岡市中央区天神2-5-35 (tel: 092-714-3011)

■キャンペーンの詳細は下記URLを参照のこと。
http://www.josawa-watch.com/nomos_tetra_petit_four_campaign.html

[#076] 7月11日に日本時計輸入協会が開催する「CWCセミナー・懇親会」の参加者募集

文/香山知子/『世界の腕時計』編集長

 一般社団法人 日本時計輸入協会は時計に関する知識が豊富で、適格な接客ができる時計販売のプロフェッショナルの増加を目指して、2011年に“ウオッチコーディネーター資格検定制度”を設立。現在までに約2200名がCWC(Certified Watch Coordinator/ウオッチコーディネーター)の資格を取得し、そのうちの多くが時計の販売にあたっている。

さて7月11日に同協会はウオッチコーディネーターのみならず、時計や時計業界に興味のある人、またウオッチコーディネーターを目指す人など一般の人々に向けて、下記の要領でセミナーおよび懇親会を開催する。セミナーはスイスのAHCI認定独立時計師の菊野昌宏氏を講師に招き、「独立時計師という仕事」をテーマに行われる。

CWCや時計に興味がある人にとっては、実際に現場で仕事をするCWCたちから販売の現場や時計業界の現状を聞くことができる格好の機会となるはず。また独立時計師という、日本では稀な存在の菊野氏のセミナーも興味深い。

日時:2018年7月11日(水) 19:00〜21:00(開場 18:30)

場所:TKP市ヶ谷カンファレンスセンター
   住所=東京都新宿区市谷八幡町8番地

参加費用:一般参加 3000円 
(セミナー参加と懇親会での飲食代を含む。当日に受付にて現金払い。領収書の発行は可能)

申し込み締め切り:2018年6月29日(金)

申し込みおよびお問い合わせ:日本時計輸入協会CWC事務局 03-3548-9042


セミナーを行う独立時計師の菊野昌宏氏。1982年、北海道深川市生まれ。自衛隊を経て、2005年にヒコ・みづのジュエリー・カレッジのWOSTEPコースに入学。2008年、同カレッジを卒業し、自身の時計づくりを始める。2011年にスイスの独立時計師協会AHCI(Academie Horlogere des Createurs Independants)の準会員、2013年に日本人初の正会員となる。セミナーでは菊野氏が自身の独立時計師としての仕事観やもの作りの哲学、今後の活動等について語る予定。

[#075] 新しいコンセプトを導入したタグ・ホイヤー銀座ブティック

文/香山知子/『世界の腕時計』編集長


左は数分毎に外観の絵柄が変わる「タグ・ホイヤー銀座ブティック」。104-0061 東京都中央区銀座3-5-5 TEL03-4510-2939 (営業時間)月〜金 12:00〜20:00 土日祝 11:00〜19:00 不定休。

(上段)左は銀座の中央通りに面したブティックの1階。接客スペースはないが、iTAGを使って時計を選ぶことができる。右は接客スペースが設けられた2階。
(下段)左はゆったりとしたスペースにソファを置いた3階。右はブレスレットのコマの調整などのサービスを行う地下1階。


 4月はじめ、タグ・ホイヤーは地下1階から地上3階までの4フロアから成る、銀座ブティックをオープンした。ディスプレイや数分毎にデザインが変わる外観など、可動性を備え、“モジュラー”コンセプトと名づけられた新形態のブティックだ。
iTAG(アイタグ)と呼ばれるデジタル・ディスプレイを導入した点がこのブティックの最も大きな特徴。タッチパネルを操作して、自分が好きな時計を探すと、ディスプレイに展示されたその時計にスポットライトが当たり、手にとってみることができる。さらにその時計の詳細とQRコードが画面に現れ、QRコードをスマートフォンで読み取って保存すれば、後日、Eコマース等で購入する際の参考になる。リアルに時計を楽しむことができる体験型ディスプレイは、時計業界でも新しい試みとして注目される。
 モジュラー・コンセプトのブティックは世界でも銀座が初めてで、4月末にはニューヨークに2店舗目がオープンした。また6月にはロンドンにもオープンする予定だ。
 4月9日に行われたグランドオープニングにはタグ・ホイヤーのグローバルオフィシャルアンバサダーを務める人気モデルのベラ・ハディットさんも登場。彼女もさっそくiTAG体験を楽しんだ。


グランド・オープニングに姿を見せたタグ・ホイヤーのアンバサダーのレディ・ベラ・ハディットさん。iTAGで時計探しを体験。


「タグ・ホイヤー カレラ キャリバー ホイヤー01 クロノグラフ TOKYO エディション」。直径43�のブラックPVD加工のSSケースにブラック・セラミックス製ベゼルを組み合わせ、自動巻きのCal.HEUER01(毎時2万8800振動、パワーリザーブ約50時間)を搭載。ケース・バックのサファイアクリスタルには赤でTOKYOと記される。価格69万6600円。旗艦店の記念モデル。限定100個。

[#074]ブランド・イメージを一新したカミーユ・フォルネ

文/香山知子/『世界の腕時計』編集長


カミーユ・フォルネ銀座ブティック。東京都中央区銀座8丁目8-1 第7セントラルビル TEL 03-5537-3223 営業時間:11:00~20:00


 腕時計好きならカミーユ・フォルネと聞けば、高級レザー・ストラップを思い浮かべることだろう。レザーの種類や色、ステッチの色や縫い方などを自分の好みに合わせて選ぶことができるオーダーメイドは、腕時計の楽しみを広げてくれる。またユーザーが自分で簡単にストラップを交換できる“アビエ”システムによって、その楽しみはより身近なものとなる。

カミーユ・フォルネは1945年に馬具商人のカミーユ・フォルネが腕時計ストラップの工房をパリ北部のカルディ地方に創設したことに始まる。2000年代に入ると、バッグや財布などの革製品のコレクションの展開も開始した。今日、日本では東京・銀座にあるブティックのほかに、全国の百貨店などに設けられた8カ所のコーナーでストラップと共に扱っている。

さて昨年10月21日、カミーユ・フォルネはロゴを刷新し、革製品のコレクションのリニューアルを発表した。ロゴは従来の筆記体から活字体をデザインしたものに変更された。革製品もデザインを大幅に見直し、ツートーンのカラーリングなどモダンな味付けが加わった。

今回のリニューアルは時代に合わせたコンテンポラリーな製品を提供するメゾンへと生まれ変わる、という意図があってのことで、写真はその一例。今までと変わらず、あくまでも腕時計ストラップが中心だが、革製品は将来の発展を支える柱のひとつとして今後、より強化されることだろう。

商品についてのお問い合わせ●カミーユ・フォルネ銀座ブティック 03-5537-3223


メンズ・ビジネス・バッグ。キャビアブラックのトリヨン(雄の仔牛の革)とスムースカーフスキン。サイズ45cmx29cmx8㎝。価格45万3600円。


大型のトート・バッグ。グレーのスムースカーフスキンとインディゴブルーのトリヨンの組み合わせ。サイズ34cmx38cmx10cm。価格28万800円。


レディース・バッグ。グレーのトリヨンとトープのスムースカーフスキンの組み合わせ。サイズ28cmx18cmx6cm。価格19万4400円。


コイン・ケース。カーキのトリヨンとオレンジのアリゲーターの組み合わせ。サイズ12.5cmx7cmx1.5cm。価格7万7760円。

[#073]2018年1月1日〜14日、シチズン“エコ・ドライブ ワン”を試着、購入できる 「CITIZEN Eco-Drive One POP-UP@Omotesando」開催

文/香山知子/『世界の腕時計』編集長


年初の2週間、東京の表参道ヒルズでケースの厚さ298㎜という薄型時計の着け心地を体感できる。


シチズンが2016年に発表した“エコ・ドライブ ワン”はケースの厚さが2.98 mm 、搭載するクォーツ・ムーブメントの厚さが1mmという光発電時計としては世界最薄を誇る。この時計はシチズンのエコ・ドライブ40周年を記念して発表されたもので、ムーブメントはまったくのゼロからの開発だった。

「着けたときの心地よさは薄さにある」が開発の基本にあった。またそれと同時に「美しさ」も重要な要素となり、ケースも長い間、着用していても傷つきにくいセラミックスや、シチズンが開発した外装硬化処理の“デュラテクト”が用いられている。

現在までに8モデルが発売されたが、これらを実際に試着できるイベントが以下の要領で開催される。

開催期間:2018年1月1日(月・祝)〜1月14日(日)
開催時間:1月1日(月・祝)〜3日(水)および14日(日)=11:00〜18:00
1月4日(木)〜6日(土)、9日(火)〜13日(土)=11:00〜20:00
1月7日(日)、8日(月、祝)=11:00〜19:00

場所:  表参道ヒルズ1F Rスタジオ
東京都渋谷区神宮前4丁目12−1表参道ヒルズ西館1階

入場は無料

*イベント限定特典

会場で“エコ・ドライブ ワン”を試着した人にはイベント限定のオリジナルノベルティが、購入者にはスペシャルギフトが進呈される。

*メンテナンス・サービス

期間中の下記の5日間はシチズンブランドの時計を持っていくと、専門のスタッフによるストラップ洗浄やブレスレットのサイズ調整などのサービスが無料で行われる。

実施日時:1月6日(土)、7日(日)、8日(月・祝)、13日(土)、14日(日)の11:00〜18:00(最終日は17:00)

イベントの詳細はシチズンのウェブサイトで確認できる。
http://citizen.jp/news/2017/20171221_2.html

“エコ・ドライブ ワン”のラインアップはスペシャルサイト
http://citizen.jp/one/special/index.htmlで公開中。

“エコ・ドライブ ワン”の詳細は『世界の腕時計』No.134のP94~P95を参照されたい。


エコ・ドライブ ワン
AR5004-59H
37万8000円
エコ・ドライブ ワン
AR5025-08E
43万2000円
エコ・ドライブ ワン
EG9004-18A
43万2000円

[#072]「ハミルトンブティック 東京 キャットストリート」オープン

文/香山知子/『世界の腕時計』編集長


(右)11月18日にオープンした「ハミルトンブティック 東京 キャットストリート」。住150-0001 東京都渋谷区神宮前6-14-5 03-3400-1181 営11:00~20:00 不定休・1月1日は休業。(左)ハミルトンを表したH型のファサードを抜けると、前面は吹き抜けになり、開放感を感じさせる。ヴィンテージ・ウッドやソフトなライティングで、居心地の良さが演出される。


(右)整然とした1階の販売コーナー。ショーケースにはハミルトンの全コレクションが並び、常時、約300型以上のラインアップを揃える。(左)2階にはハミルトンの歴史に触れることが出来るライブラリーが設けられた。1階同様にニューヨークのロフトをイメージしたモダンさのなかにぬくもりを感じさせる。


 11月18日、東京・原宿の通称“キャットストリート”(渋谷川遊歩道)にハミルトンが世界で初めての旗艦店をオープンした。このショップは日本初の直営路面店でもある。
 比較的手が届きやすい価格帯のモデルを揃え、“カーキ”や“ベンチュラ”などが若い世代の間で人気のハミルトンにとって、キャットストリートはまさに打ってつけのロケーション。パリやニューヨークではなく、日本が旗艦店第一号の場所として選ばれたのも、キャットストリートだからこそだろう。周囲には有名ブランドのブティックからこじんまりとした古着屋さんまで、多種多様なショップが並ぶ。遊歩道を散策する若いカップルに混じって、海外からの観光客の姿も多い。
 2階建てで、「ニューヨークのロフトスタイルと日本の伝統建築の融合」をコンセプトにしたという。そこで整然としたインテリアにはニューヨークのモダンさがあり、またヴィンテージ・ウッドからは日本家屋の落ち着きとぬくもりを感じさせる。
 なお2017年12月31日までエルヴィス・プレスリーが愛用した“ベンチュラ”など、ハミルトンのアーカイブ・ピースが期間限定で展示される。

商品についてのお問い合わせ●ハミルトン/スウォッチ グループ ジャパン ☎︎03-6254-7371


1957年に世界初の電池式時計として誕生した“ベンチュラ”はそのデザインも画期的だった。エルヴィス・プレスリーが愛用したことでも知られる。


「ベンチュラ」。エルヴィス・プレスリーが好んだというフレックス・ブレスレットタイプで、年内は日本のみで世界に先駆けて発売された。縦50.3㎜、32.3㎜のSSケース&ブレスレットにクォーツを搭載する。5気圧防水。価格9万8280円。


「カーキフィールドメカ」。直径38㎜のSSケースに手巻きムーブメント、ETA Cal.2804-2(17石、毎時2万8800振動、パワーリザーブ約42時間)を搭載。グリーンのテキスタイル・ストラップ。5気圧防水。キャットストリート店で世界先行販売。価格5万7240円。

[#071]日本人ファッションデザイナーの森永邦彦氏とのコラボレーションで誕生した“ラドー トゥルー シャドー”

文/香山知子/『世界の腕時計』編集長


「ラドー トゥルー シャドー」。直径40.1㎜、厚さ10.5㎜のブラックのハイテクセラミックス・ケースに自動巻きのCal.ETA C07.631(25石、毎時2万1600振動、パワーリザーブ約80時間。DLC加工を施したローターを装備)を搭載。ブラックPVDコーティングを施したチタニウム製裏蓋にサファイアクリスタルを備える。5気圧防水。価格23万2200円。限定1001個。


今年、ラドーは世界各国のさまざまな分野のデザイナーとのコラボレーション・モデルを発表しているが、そのなかのひとりにアヴァンギャルドな試みをファッションに取り入れる日本人デザイナーの森永邦彦氏が選ばれた。

同氏は2003年に早稲田大学社会科学部卒業と同時にファッション・ブランド“アンリアレイジ”を創設。レディガガやAKBなどの衣装を手掛け、2014年からはパリ・コレクションで新作を発表し、日本の新世代のファッション・デザイナーとして注目される。

太陽光を浴びると色が濃く変化するフォトクロミックを繊維に織り込んだフォトクロミックファブリックを使った作品で知られる彼は、同じ技法をラドーとのコラボレーションに採り入れ、色が変化する“ラドー トゥルー シャドー”を生み出した。

フォトクロミックは眼鏡の調光レンズに用いられる技術で、外に出て太陽の光の下では色が濃くなり、室内に入ると薄く変化する。フォトクロミックレンズを使ったトゥルー シャドーの文字盤も同様に太陽光を浴びているとブラックカラーだが、日が沈んだり室内ではグレーに変わり、やがて透明になり、スケルトナイズしたムーブメントを見ることができる。

森永氏は「紫外線で色を変化させるフォトクロミックレンズを使って、“移ろう”時の本質を時計で表現すること」を試みたという。紫外線を受けなくなると、文字盤を暗くしていた影が消えて、腕時計のムーブメントが浮かび上がる。「本来目に見えなかったものを見えるようにするというのが私のデザイン哲学です。服を取り去れば、身体が露わになるということと似ています」と述べている。


森永邦彦氏。1980年東京生まれ。早稲田大学在学中にバンタンデザイン研究所でファッションデザインを学ぶ。2006年にニューヨークの新人デザイナーコンテスト「GEN ART」でアヴァンギャルド大賞、2011年に第29回毎日ファッション大賞新人賞など、多数の賞を受賞する。

[#070]ウブロブティック京都グランドオープニング

文/香山知子/『世界の腕時計』編集長


ウサイン・ボルトと、彼の100m記録に挑んだ子供たち。祇園らしく舞妓さんたちもイベントに姿を見せ、華やぎが添えられた。


「ウブロブティック京都」。江戸時代中期から続く建築様式で建てられた町家を改修したブティックの1階正面の壁面にはウブロの時計をモチーフにしたカラフルなポップアートが飾られ、“和”のインテリアとのフュージョンが表現された。2階は西陣織の特注ソファが置かれたVIPルームで、奥にはウブロのモノグラム柄を織り込んだ縁の黒い畳が敷かれた茶室が設けられる。
住所:京都市東山区祇園町南側570番地8 TEL 075-533-2711 営業時間:11:00~19:00(不定休)


ウブロは京都・祇園に日本で3店舗目となる直営ブティックをオープンした。そのグランドオープニングイベントが9月5日に開催され、同ブランドのアンバサダー、ウサイン・ボルトが来日し、子供たちと共にチャリティランを行った。

ウサイン・ボルトといえばオリンピックで3連覇を果たし、8個のオリンピックメダルと11個の世界陸上のタイトルを獲得した「世界最速の男」として知られる。100m、200m、4×100mリレーで世界記録を保有するが、今年8月にロンドンで開催された世界陸上選手権を最後に30歳で引退した。

引退直後の来日となった当日、彼は5人の子供たちとウブロブティック前に設けられた特設会場に入場し、グランドオープニングイベントの幕が上がった。まずウブロはオープニングを記念して祇園町南側地区協議会に150万円を寄付することを発表。これは祇園の歴史的な景観を維持し、日本の伝統文化を次世代に受け継ぐための資金となる。

次いで5人の子供たちはウサイン・ボルト直々に速く走るコツの指導を受けた後、花見小路の一角を全速力で走った。彼らのタイムの合計が彼が持つ100m記録の9秒58を抜くとさらに50万円が寄付されることになっていたが、14秒8という結果に終わった。しかしウブロ本社から来日したリカルド・グアダルーペCEOは頑張った子供たちを讃えて50万円を足して総額200万円を協議会に寄付することを決定した。

ウブロブティック京都では、ウブロの代表的なコレクションの“ビッグ・バン”と“クラシック・フュージョン”をはじめ、ブティック限定モデルなど常時100点以上を揃える。また世界各国の限定モデルを集めた“ウブロ ワールド リミテッド コレクション”が日本で唯一、展開される。

京都らしい情緒ある店構えや内装と革新性を謳うウブロ、ふたつの異なる要素がひとつとなって、まさに“フュージョン”の世界が繰り広げられるブティックが誕生した。

[#069]ブランパンが支援する海洋調査プロジェクト“ゴンベッサIV~Genesis~” 深海の神秘の世界を撮影したフィルムが公開中。

文/香山知子/『世界の腕時計』編集長


フランス領ポリネシアにあるファカラヴァ環礁の南側でグレーリーフシャークの大群を撮影するローラン・バレスタ氏。700匹以上が群れを成して餌を捕獲する様子が初めて写真と映像で記録された。26分間にわたって壮大な深海の世界が繰り広げられる。


ブランパンと海の関わりは1950年代に遡る。潜水のための自動式呼吸装置(デマンド・レギュレーター)が発明され、スキューバ・ダイビングがレジャーとしても広まり始めた頃だった。当時のブランパン社長のジャン-ジャック・フィスターもスポーツ・ダイビングに興じるひとりで、自らダイビングに必要な時計の開発に取り組んだという。

こうして1953年、ダイバーズ・ウォッチの“フィフティ ファゾムス”が発表された。モデル名は50ファゾムス(91.50m)の防水性を保証したことに由来する。“フィフティ ファゾムス”はフランス海軍やアメリカ海軍などにも採用されて発展を遂げ、今日もブランパンの主要な柱のひとつとして、およそ60モデルをラインアップしている。

フィフティ ファゾムスを通して海の世界と関わるブランパンは、海洋保護や保護、探査プロジェクトの支援を積極的に行い、2014年には「ブランパン オーシャン コミットメント」プログラムを創設した。このプログラムの支援対象のひとつに海洋科学者であり水中写真家のローラン・バレスタ氏が主宰する“ゴンベッサ・プロジェクト”がある。ゴンベッサがシーラカンスを意味するように、シーラカンスをはじめとする深海の生態系探査プロジェクトだ。

2014年、ローラン・バレスタ氏のチームはフランス領ポリネシアにあるファカラヴァ環礁の南側のパスでマダラハタを調査する“ゴンベッサ II”を行った。このとき彼らは700匹以上のグレーリーフシャークが群れを成して餌を捕獲する場面に遭遇した。

ところでブランパンは2014年10月に“オーシャン コミットメント バチスカーフ フライバック クロノグラフ”を限定250個で発売した。そしてこの時計の売り上げのうち1個について1000ユーロ、合計25万ユーロを海洋保全プロジェクトに寄付することを決定し、ゴンベッサ・プロジェクトに贈られた。

ゴンベッサ・チームはこの資金の半分を使って、昨年6月から7月にかけてグレーリーフシャークの集団狩猟行動の調査を行う“ゴンベッサ IV ~Genesis~”を実施。ニューヨーク国連本部で“ワールド・オーシャン・デイ”が行われた6月8日に、この探査を撮影したローラン・バレスタ氏の約26分のフィルムが公開された。現在、下記サイトでこのフィルムの全編を見ることができる。

Website: http://www.blancpain-ocean-commitment.com/gombessa-iv-genesis/

またブランパンのソーシャルメディアではそのティーザーを公開中だ。

Facebook: https://www.facebook.com/130484993692969/posts/1501810976560357
Twitter: https://twitter.com/Blancpain1735/status/872761871706849281
Instagram: https://www.instagram.com/p/BVFID3DDzgY/?taken-by=blancpain1735&hl=de
LinkedIn: https://www.linkedin.com/organization/99289/admin/updates

2014年に限定250個で発売された“オーシャン コミットメント バチスカーフ フライバック クロノグラフ”。自動巻きクロノグラフ、Cal.F385(37石、毎時3万6000振動、パワーリザーブ約50時間。シリシウム製ヒゲゼンマイ)。直径43.6㎜のグレーセラミックス・ケースで、ブルーセラミックスのインサートを付けたグレーのセラミックス製ベゼルを備える。すでに完売し、この時計の売り上げから25万ユーロが海洋調査資金としてゴンベッサ・プロジェクトに贈られた。ゴンベッサ・チームはこの資金の半分を使い、“ゴンベッサ IV”プロジェクトを実施し、その模様が26分間のフィルムに収められた。