#276 スペースシャトルと同素材!? “100年アイロン”完成

写真・文/和田史子(モノ・マガジン編集部)

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東芝 美(ミ)ラクル La-Coo(ラクー) TA-FLW900

その昔、アイロンは熱源に炭を使い、その火の熱さと自重で洗濯物のシワを伸ばしていた。それが“家電”になったのは、日本では100年前のことである。
冷蔵庫や洗濯機、カラーテレビなどと同様、アイロンも国産第1号を送り出したのは東芝。海外ですでに登場していたアイロンは、1915年に日本製がお目見えした。当時の教師の初任給50円に対し、アイロンの価格は5円。それなりに大きな買い物だった。

※東芝ライフスタイル提供

※東芝ライフスタイル提供

機能的には1955年にスチーム搭載、1967年に“かけ面”(衣類に接する平たい面)へのフッ素加工、と進化したが、実は見た目にも仕組みにも、それほど大きな変化はない。大きく変わったのは、パナソニックが先陣を切った2010年の“ダブルヘッド”くらいか。かけ面の後方も尖らせ、前後左右縦横無尽に動かせるようにしたものだ。とはいえ、地味にすごい進化をするのが生活家電で、今月新登場した国産101年目の最新モデル、東芝「美ラクル ラクー」を使ってみれば驚くはず。軽い!!!

軽さの秘密は“ボロンコート”

 
軽さの秘密は“ボロンコート”

この驚くほどの“軽さ”とは、アイロン自体の重量ではない。一時期、使い勝手を考慮して超軽量アイロンが広がったが、実際クリーニング店などプロが使う業務用アイロンがずっしりと重いように、その自重はシワ伸ばしの重要な要素。最近のモデルでは逆に、1kg前後の適度な重量をキープするのが主流になっている。ではこの軽さ、何で実現しているかというと、かけ面(衣類に接する平たい面)の素材である。
表面には、ボロンコートを施している。ボロンとは、ダイヤモンドに次ぐ9.3の硬度をもつ鉱物。スペースシャトルなどロケットエンジンのノズル部分や、リニアモーターカーの超伝導体にも使われている代物。耐摩耗性が高く、アイロン買い替えの主な理由はかけ面のコートの剥がれだが、これなら6万回の摩擦実験でも変化がないという。さらに、高熱を加えると滑りが大幅アップ。アイロンがけには最適な素材なのだ。
これに、扱いやすい低重心設計やパワフルなスチーム機能を盛り込み、100年培った知見をフル活用した現在最強のアイロンが完成した。

スペースシャトル©NASA

©NASA

ちなみにこの国産1号機から100年後のアイロン、実勢価格は2万1000円程度。現在の大卒初任給の平均から考えると1/10程度と、実は100年前とそう変わらない。今でもけっして安い買い物ではないが、使ってみればなるほど「これはいいものだ!」と真価を実感できるはずだ。

 ■ 商品情報 ■
  東芝
  美(ミ)らくる La-Coo(ラクー)
  TA-FLW900
  価格オープン
  URL:http://www.toshiba.co.jp/living/irons/index_j.htm

細かな部分まで徹底プレス
細かな部分まで徹底プレス
細かな部分まで徹底プレス
かけ面は、前後に動かせる東芝独自の形状を採用。一枚板の形状で、前方の先端部はボタンの周辺など、細かな場所も入り込んでしっかりプレスできる。一方後方の先端部は傾斜がつけられているので、プリーツやフリルなどポイントを立体的にプレス。

細かな部分まで徹底プレス
超パワフルな局所スチーム
アイロンがけをしながらじわじわとスチームを発生する、通常のスチーム運転のほか、パワー全開で発揮するのが“スチームショット”。「集中」と「全面」から選べ、「集中」なら見ての通りの勢い、量でスチームを発生。衣類のニオイ除去にも活躍する。スチーム持続時間は最長約260秒。

#275 手に入れることができれば相当ラッキーだよ!

文/関谷和久(モノ・マガジン編集部)

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『3D Runner』価格3万5964円。限定50足。カラーはブラックのみ。クールでスタイリッシュなデザインは、高パフォーマンスが期待できそう。


12月16日までにこのブログを読んだ人は、ある意味幸運かもしれない!?
なぜなら、東京限定50足という希少なシューズが手に入るチャンスを得たのだから。

そのシューズとは、アディダス史上初となる3Dテクノロジーを搭載したランニングシューズ『3D Runner(スリーディー ランナー』。日本時間の12月16日(金)にロンドン、ニューヨーク、東京の3都市で数量限定で発売されるというもの。

写真を見ていただければわかるが、そのデザインにまず驚いてしまう。アッパーだけじゃなく、ミッドソールもアミアミだって!?

なんと、『3D Runner』のミッドソールは、3Dウェブ構造になっているのだ。しかも衝撃が強くかかる部分には高密度、逆に力があまりかからない部分には低密度に設計されており、3Dプリンターならではの複雑な立体構造となってる。

現在、アディダスのランニングシューズで主流のミッドソール素材・ブーストフォームにも驚いたが、この3Dテクノロジーの登場はさらに上をいく。以前、発表していたコンセプトモデルがついに購入可能となったというわけだ。

アッパーは「PRIMKNIT」を採用しており、足を包み込むフィット感はバツグン。

ちなみに『3D Runner』は、8月に行われたリオ・オリンピックで、イギリスの7種競技選手ジェシカ・エニス=ヒル、アメリカの競泳選手アリソン・シュミット、コロンビアのBMX選手マリアナ・パジョンといったトップアスリートに贈呈した際に初お披露目されている。

手に入れたい人は、アディダス ジャパンのInstagram アカウント@adidastokyoにアクセスしてほしい。発売日までの期間中、随時関連情報を発信していく予定。

この革命的なシューズを手に入れることができたら相当ラッキーだよ!

※本ページ掲載の写真は、クリックすると拡大してご覧いただけます。

販売情報は発売直前までの期間中、アディダス ジャパンのInstagram アカウント@adidastokyoにて随時発信中!

#274 GOOD LUCK

写真・文/小久保直樹(モノ・マガジン編集部/新雑誌開発部)

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一度きりの、
二度と来ない
2016年はいかがな年だったでしょうか?

自分は
数年前から、
10月と11月、それぞれ毎年欠かさずに通っている場所があります。

10月19/20日、
小伝馬町で開かれる「べったら市(えびす講)」と、

11月19/20日、
桐生で開かれる「えびす講」です。

いずれも
えびす様を祭ったお祭りなのですが、
それらに足を運んでから、というものの
とても強運に恵まれるようになった気がします。

プラシーボかもしれませんが
自分の中では年末にその二か所へ足を運ぶのが大切なマイルールになっています。

もしも、
来年それらに行かれる方は
是非ともそこでしか手に入らぬアートのような縁起物を手に入れて来てください。

いずれも
アマゾンやネットでは買えぬ逸品です。
モノから得られる、
パワーやインスピレーションを楽しんでみてください。

それでは
またど・こ・か、でお会いしましょう。

Only once. Never coming again. How was your 2016? For a few years now, every October and November i visit some particular places. October 19th and 20th Bettara-ichi in Kodenma-cho. / November 19th and 20th Ebisu-kou in KIryu Both places worship the god of Ebisu. When I go there my luck becomes super strong. Maybe it’s a placebo effect, but it’s a super important rule of mine to visit both places at the end of the year. If you go to these places, please get some lucky charms. They are like art and only available there. Both of these items are masterpieces that cannot be bought on the internet. Let’s enjoy the power and inspiration coming from these lucky items. See you somewhere. – Naoki kokubo

#273 遺伝子をもとに作るユニークなマイ・ハンコ

文/小野正章(モノ・マガジン編集部)

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遺伝子検査の情報をもとに印面デザインを生成した世界初の印鑑HANCODE(ハンコード)
高さ約60×直径約18㎜ 重量約19g チタン製。価格7万5384円(遺伝子検査キット、収納ケース付き)

読者の皆さんはマイ・ハンコをお持ちでしょうか? 昔ほどハンコを使う場面が少なくなっている昨今、回転式のショーケースで売られている三文判で済ましている人も多いのではないかと想像できる。でも、印鑑登録とか、クルマや家の購入といった大きな契約をする場合、実印が三文判ではちょっと恥ずかしい。オトナならば大きさはともかく、吉相体とか篆書体(てんしょたい)といったコピーの難しい書体の実印は作っておきたいもの。

そこで、弊誌読者にぴったりの、コダワリのハンコを提案しよう。遺伝子検査の情報をもとに印面デザインを生成した世界初の印鑑「HANCODE(ハンコード)」がそれ。個人の遺伝子と名前の組み合わせをベースに作られているので、世界にふたつとない自分だけ(と言い切ってしまっても問題ないはず)のオリジナルハンコなのである。

企画したのはインターネット印鑑通販サイト、ハンコヤドットコム。同社はより安全で独自性の高い“印面生成”を探し求めた結果、究極の個人情報である「遺伝子」にたどり着いたのだという。

では、注文から完成までの流れをかいつまんで説明しよう。
まず、ハンコヤドットコムに購入を申し込むと「社会性」、「慎重性、繊細性」、「勤勉性」、「協調性」、「開放性、文化性」という5つの要素から個人の性格・体質・特長などの傾向を分析する遺伝子検査キット「GenneLife Myself2.0」が専門会社(ジェネラルヘルスケア)から送られてくる。

5つの要素から印鑑のデザインが決まってくる

遺伝子検査キット「GenneLife Myself2.0」によって5つの要素を30段階で評価。各要素の数値に合わせた5つの図形をデザインし、独自開発のプログラムで2430通りの固有のデザインを生成する。

数値が低いと左側、高いと右側のデザインがプログラムに組み込ませるよう設計

各要素の数値が低いと左側、高いと右側のデザインがプログラムに組み込ませるよう設計されている。

そこに同封された性格分析テストに回答し、専用容器に唾液サンプルを入れて返送する。程なくして分析結果が同社のオンライン上に開示されるので、その結果をハンコヤドットコムに送付する。すると上記5つの要素を3段階で評価した図形を作り、さらに独自のプログラムによって2430万通りもの固有のデザインを生成。ここに注文主の名前を重ねることで、オリジナルの印面を完成させるというものだ。

ボディの製造の様子

チタンボディを製造する金属加工販売の専門会社ヤマウチマテックスば、チタン材に0.001ミリ単位の模様を施す技術をもっている。

印面デザインの面白さに加えて、もうひとつの魅力がメタリカルなチタン製ボディ。遺伝子の形状をイメージしたというチタンボディは、ユニークかつ高級感にも溢れている。このボディを製造したのは眼鏡用の金属素材の加工販売を行う福井のヤマウチマテックス。眼鏡の装飾で培われた技術によって、美しい二重らせんのフォルムを完成させた。

ちなみに値段は7万5384円。やや高額にも感じられるが、チタンの耐久性や高級な質感を考えれば、高い買い物ではないと思う。申し込みは今月26日まで。

https://www.hancode.jp/

#272 雨ニモマケズ、風ニモマケナイ そんなライディングウエア(の似合うライダー)に私はなりたい

文/サクライダー(バイク歴32年。モノ・マガジン編集部)

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ユーロブランドの誕生20周年を記念して行なわれたパーティーにお邪魔してきた。

バイク乗りだったら、誰もがいちどは袖を通してみたいジャケット。
それがゴールドウインのライディングブランド「ユーロ(Euro)」。

いまから20年前にスタートしたユーロは、全天候型のライディングウエアとして開発。
このころ日本のライディングウエアといえば、革の上下かアウトドアウエアの流用で雨が降ればこれに合羽を重ね着するような時代。タフなコーデュラ素材にゴアテックスで雨風とムレ対策を施し、セーフティとスタイリッシュなデザインで仕立てられたユーロのライディングウエアの登場は、まさに衝撃的だった。

 先日、そんなユーロブランドの誕生20周年を記念して行なわれたパーティーにお邪魔してきた。場所は山梨県にあるサンメドウズ清里。晴れれば南アルプスが望める高ロケーションだが、ここでパーティを行なうにはもちろん意味がある。それはライダーが愛車でやってきて、実際にユーロの最新モデルを着用してもらうため。つまり、ツーリングの目的地であり、ユーロのリアルな試着体験イベント、というわけ。

会場には、すべての最新モデルのほか、歴代ユーロも展示。なんとこちらのアーカイブはゴールドウインの倉庫から引っ張り出してきた資料、ではなく私物。つまり、ユーザーからの貸し出し品だ。どれも驚くほど手入れが行き届いていて、あまりにキレイなので「マニアックな方のコレクションですか?」と聞くと、「何人かのユーザーさんにご協力いただいてお借りしたものです。作ったこちらも驚くほど大事に使っていらっしゃるので嬉しくなります。しかもすべて現役」とのこと。

ユーロが単なるライディングウエアではなく、ライダーにとっての「ブランド」とされているのは作り手と使い手のこんな関係があるからだ。なかには、毎週ツーリングに出ているけれど今週はツーリングに行かれないから、と10年選手を送ってくれたユーザーさんも。

上下で購入すれば軽く20万円オーバーとなるライディングウエア「ユーロ」。これを高いとみるか、そうではないかを判断するのは人それぞれだろう。けれど、季節にも天候にも言いわけせず10年、20年をともに過ごせるウエアがあるとしたら、これはもしかしてバイク選びよりも劇的な出会いになるかもしれない。ちょっと大げさかもしれないけれど、そんなことさえ考えさせられるブランド、それが「ユーロ」なのだ。
 
※本ページ掲載の写真は、クリックすると拡大してご覧いただけます。

クラシックなデザインにコーデュラ&ゴアテックス
10月28日(金)はおもにプレス関係者が参加。この日はあいにくの天候だったが、バイク雑誌のレポーターはどしゃ降りの中、愛車でのユーロ体験を楽しんでいた様子。ヘタレなサクライダーは体調不良のため、試走はパス。パーティー会場内で新作モデルを次々と試着してイメトレ。特に気になったのがクラシックなデザインにコーデュラ&ゴアテックス、それに肩、肘、膝のプロテクターを標準装備する「Euro クラシックジャケット(価格9万1800円)」。

ライディングテクニックセミナーも開催
翌日29日(土)は雨がやみ、「ユーロ」生みの親である福田斎氏と80年代を知るライダーにとってのヒーローにして元ヤマハGPライダー、平忠彦氏らのライディングテクニックセミナーも開催。ちなみに平氏も熱心なユーロユーザー。その縁もあって今回のイベントのスペシャルゲストに。平さん、サインありがとうございます!

ードマスター ジャケット 20th LIMITED EDITION
ユーロシリーズのハイグレードモデル「ロードマスター ジャケット」をベースにゴールドファスナーや刺繍をあしらい、特製ハンガーやバッグを付属した20周年記念モデル「ロードマスター ジャケット 20th LIMITED EDITION」。価格15万6600円。

ずらり並んだ歴代「ユーロ」シリーズ。すべて実際のユーザーさんの協力で貸し出されたもの。
ずらり並んだ歴代「ユーロ」シリーズ。すべて実際のユーザーさんの協力で貸し出されたもの。ユーロユーザーを対象としたファンクラブともいうべき「Euro CLUB」もあり、現在約280名の会員がいるという。ユーザー同士の交流のほか、最新モデルをいち早く体験できる展示会や試走会のほか、ライディングやツーリングに関わるトレーニングも行なわれる。
詳しくはHP → http://www.gw-euroclub.jp

●お問い合わせ
ゴールドウイン カスタマーサービスセンター
☎0120-307-560
http://www.goldwin.co.jp/gw/motorcycle/

#271 その時間、もったいない・・・・・・

写真と文/上岡篤(モノ・マガジン編集部)

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人によってもったいないと感じる時間はそれぞれだろうが、「モノを探す」という時間は、誰もがもったいないと思うことだろう。あ、この場合の探すというのは、欲しいモノを探すのではなく、“無くしたモノを探す”という場合なので、お間違いなく。そんなに時間をかけずに探せるという場合でも、人生のうちで何回もモノを探すことに費やしていれば、結構な時間になるはずである。

11月16日発売号「ワイヤレスしか要らない」という特集。iPhone 7からイヤホンジャックが消えたように、無線LANにしろ、Bluetoothスピーカーの普及にしろ、急速にワイヤレス化が進むこの頃。もうワイヤレスで充分でしょ! というモノやコトを紹介している。

その中でも、私自身が欲しいなぁと思うのが、「紛失防止タグ」なるモノだ。小さな本体を紛失したくないモノに取り付けておき、スマホやタブレットのアプリを使って探し出すという仕組み。各社からさまざまなアイテムが発売されているが、注目はアメリカから上陸した「TrackR」。500円玉ほどの大きさの本体に、GPSアンテナが内蔵されている。出かける寸前に「あれ、スマホどこだっけ?」とか「カギねーじゃねーか!」とイライラすることが多い私にとっては、とっても魅力的なアイテムだ。

その探す行為は、動画をアップロードしたので観て頂ければわかると思うが、TrackRアプリを立ち上げると、登録されているモノのおおよその位置が表示される。その場所から動くと、遠ざかっていれば“遠ざかっています”、近づいていれば“近づいています”という表示をしてくれる。地図はおおよその位置しか示さないので、例えば“家の中で鍵を紛失した”という場合は、アプリ画面のスピーカーアイコンをタップすれば、TrackR本体からピロロロ~という音が発信されるため、その音を頼りに近づいていけば、無事見つけられるという具合だ。逆に、アプリを入れたスマホの場所が分からなくなるということもよくある。この場合は、TrackRのボタンを押せば、スマホから音が発信されるため、その音を頼りに見つけることができるのも便利だ。

TrackRの特長のひとつが、メールアドレスとパスワードを登録してアカウントを持っておくと、クラウドGPSネットワークが利用できる点。アナタが紛失したモノの約30mの範囲内にTrackRアプリのユーザーが入れば、そのユーザーのアプリを通じて、紛失したモノの最新のGPS情報が届くという点だろう。世界中で利用者が増えているので、まさに世界中で探し物ができるのだ。

願わくば、メガネにも取りつけられるような、極小サイズの紛失防止タグが出来ればなぁ~と思う。メガネ人にとって、メガネを紛失して探さなければならないというのは、もっともストレスが溜まる探しモノなので。

 
TrackR bravo
TrackR bravo 価格3229円
+Styleで販売中
https://plusstyle.jp/shopping/item?id=33

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1登録するモノの種類をアプリで指定する。鍵やバッグ、財布は一般的。犬や猫のアイコンも! 万が一迷子になった場合でも探すことが可能だ。探したいモノに取り付けたTrackRを登録すれば、TrackRアプリを立ち上げるとおおよその地図が表示される。この地図が役立つのは、例えば電車の中で忘れた! とか、さっき寄った得意先で忘れた! という場合。家の中で紛失物を探し出すには、あまり役立たない。

近づけば「近づいています」、離れれば「遠ざかっています」という表示をしてくれる。バーの色の変化で、距離感をつかむことも可能だ。

大きなショッピングモール駐車場で、自分がどこにクルマを停めたかわからなくなる場合ってない? そんなときは、クルマの中にTrackRを入れておけば、クルマの位置を表示することもできる。

カギを紛失したと想定して、TrackRを立ち上げるとおおよその位置を表示。その後アプリのスピーカーアイコンをタップすると、TrackRから音が発信され、見事に探し出すことが出来る!

逆にスマホがない! という場合は、TrackRにあるボタンを押すと、スマホから音が鳴ってその位置をつかむことが可能だ。マナーモードにしていても、音は鳴るのでご心配なく。

#270 コンビニの力[番外編] セブン-イレブンだけでしか買えない”monoすごい限定品”

文/小川太市(モノマガジン編集部)
 
 本誌「コンビニの力」をご覧になっている読者ならご存知だが、とにかくコンビニの商品開発力は圧倒的である。その形態上、食品がメインになるが、味から流通に至るまで、ここまで突き詰めていくモノなんだと感心させられる事ばかり。今では、特定のコンビニでしか買えない限定アイテムも投入されている。

 そんなコンビ二限定アイテムの中でも、注目して欲しいアイテムが12月6日からセブン-イレブンで発売される『セブンプレミアムIPPUDO NY クラムチャウダーヌードル』と11月15日から発売される『セブンプレミアム 幻の名店 すずめ』という二つのカップ。

 前者は一風堂のニューヨーク店の限定メニューとして好評を博した「クラムチャウダーラーメン」を再現したモノで、アサリのエキスがたっぷり溶け込んだホワイトソース仕立てのスープに、トリュフソースで香りを聞かせた濃厚な味が特長。具材にはじゃがいもと玉ねぎ、ベーコンが入っており、ペッパーと赤唐辛子がアクセントとして甘めの味わいを引き締めている。もっちり中太麺と濃厚なスープが絡み合う絶妙の味わいだ。この商品は”海外で独自進化したラーメン店のオリジナルメニューを日本に”という逆輸入カップ麺の第一弾となるそうで、NY派生ラーメンのイメージさせるスタイリッシュなデザインにも注目したい。

セブンプレミアムIPPUDO NY クラムチャウダーヌードル
価格213円

 後者は昨年度に惜しまれつつ閉店した広島の名店「すずめ」の味を再現したもの。広島ラーメンといえば尾道ラーメンと小鳥系ラーメンが有名だが、「すずめ」は小鳥系と呼ばれる豚骨醤油ラーメンの代表格的な存在。昭和32年の創業以来、親子で味を守り続けてきたが、昨年度に惜しまれつつも暖簾を下すこととなった。コクがあるのにあっさりとしたスープが特長で、やや硬めのストレート細麺との相性も抜群。広島に来たら、このラーメンを味わうことを楽しみにしていたファンも多かった幻となった味がカップ麺として蘇ることになる。こちらは“幻となった名店の味わいを再現する”がテーマとなっており、その第一弾となる。

 豚骨と鶏ガラベースに野菜の甘味が溶け込んだスープは滋味溢れる味わい。具材はすずめとおなじく、もやしとねぎをトッピング、肉厚のチャーシューを添えた。麺は中細の三層麺となりこのアイテムのために製造したというオリジナルアイテムとなる。

 開発担当の日清食品・マーケティング部第三グループ・ブランドマネージャーの三宅氏は「現存店の場合は味のベンチマークができますが、今回は閉店してしまっているため再現するための基準点が分からなかったので、当初はかなり手探りでした」と語る。今回はすずめの元店主が全面協力し、記憶を辿りながら味を整えていったそうだ。

セブンプレミアム 幻の名店 すずめ
価格257円

「是非、幻の味をお楽しみください!」と三宅氏。

数量限定や季節限定アイテムはあるが、既に存在しない味を再現する幻を再現した”限定ラーメン”。これを味わえるのはセブンだけとなる。日本のラーメン文化を継承、復活させるカップ麺という文化がそこにはある。


「資生堂と共同企画・開発した新感覚のスタイリングにも注目」


コンビニ限定品は今や食品だけではなく、生活雑貨にも及ぶ。これから発売されるアイテムで注目したいのがメンズスタイリング剤「ウーノ・ダブルペースト」だ。これは資生堂とセブン&アイ・ホールディングスが共同企画・開発したアイテム。

 その名の通り、1本に二つのペーストが充填されており、伸縮可能だが強靭な「ワックス(アレンジペースト)」と固定力は高いが柔軟な「ジェル(セットペースト)」が同時に使える。手のひらで混ぜ合わせるとこの二つの成分が反応し、素早く思い通りのヘアセットが作れるようになっているのが特長だ。長時間キープしてくれる上に、約40度のお湯でさっと溶けて髪に残らないといった点も嬉しい。自然な艶がでる”ナチュラル”と”マット”の二種類で展開予定なので、好みに応じて選びたい。“マット”“ナチュラル”ともに各価格90g698円 /20g270円

#269 集中力を高める小屋!?

文/関谷和久(モノ・マガジン編集部)

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ラーニングコックピットS-POD
●価格89万6400円 +5万4000円(コンテンツ利用月額費用)
●サイズ:高さ1800×幅2000×奥行2000mm
●デザイナー:長岡勉+田中正洋/POINT
【問】デジタル ナレッジ https://www.digital-knowledge.co.jp/


ただいま絶賛発売中のモノ・マガジン11月16日号は、小屋特集の第2弾。今回は、グランピングのテントやキャビン、インディアンのティピーまで小屋のイメージを広げて96ページの大ボリュームでお届けしていますので、ぜひ手に取ってくださいませ!

さて、特集で紹介した小屋の中で今、注目されているのが「家の中の小屋」。狭小住宅やマンション住まいが多い都心部では小屋を建てるなんて、夢のまた夢。でも、自分の空間を持ちたい! という人に手っ取り早く、小屋が手に入るというもので最近、ニーズが高まっているそうだ。

「家の中の小屋」とは家具と建築物をミックスしたような小屋型のユニットで、その発想はまさに目からウロコ。

中でも一目ぼれしてしまったのが、この『ラーニングコックピット S-POD(エスポッド)』。八角形の格子状の棚で囲まれたSFチックな外観はまるでタイムマシン!?

実はこれ、eラーニングのソリューション提供のパイオニアであるデジタル・ナレッジと「家の中の小屋」を提案するSuMiKaとのコラボで生まれた学習空間で、なんと集中力が高まるという。

仕事や勉強をするときには、静まり返った場所よりも、リビングやカフェなど適度な喧騒がある場所の方が集中できるってことがありますよね? そんな体験を「家の中の小屋」に落とし込んだというから驚き。

実際に座ってみると、けっこう快適。360度、グルッとデスクや棚がレイアウトされているので、資料や本、パソコンを広げたままでもOKだし、これは仕事がはかどりそうだ。外界との境も本やスピーカーなどを置いて調整できるというのもいい。

さらにeラーニング専用のタブレットが設置されており、100以上の講座が受け放題。

価格は89万6400円+5万4000円(eラーニングのコンテンツ利用月額費用)。リフォームに100万円以上かかるなら、安い!?

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球体の内部にぐるりと板がレイアウトされている。棚に置くものを工夫することで、外界とのつながりや距離を自由にデザインできる。

#268 ふせんの第四形態とは。

文/和田史子(モノ・マガジン編集部)

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ちょっと前まで、裏に糊がついた紙片ならなんでも“ポスト・イット”と呼ばれていました。いや、今でもなにげなくそう呼んでいる人はいるかもしれません。でも実際は、3M固有のブランド名にすぎません。ただ、そう呼ばれるのももっともで。なぜなら、裏に糊がついた紙片=付箋(ふせん)をこの世に生み出したのは、3Mだからです。

ふせんの萌芽は、1968年にアメリカで発生しました。きっかけは開発の失敗だったというから、世の中何が幸いするか分かりませんね。米国・3M社の研究者、スペンサー・シルバーが接着力のより強い接着剤を開発しようとしたところ、できた試作品はなんとその逆。“よく付くが、簡単に剥がれてしまう”という代物でした。そこでシルバー氏が諦めのよい人物だったら、文具の歴史は変わっていたかもしれません。でも彼はそれを捨てられず保管。6年のちに、別の使い道=ふせんとしての生きる道が見つかったわけです。 これが晴れて世界初のふせん(3Mは“粘着メモ”と分類している)「ポスト・イット」として日の目を見たのは、1980年のことでした。

それが輸入された1981年以降、ふせんは日本で独自の進化を遂げることになります。日本人元来の、すでにあるモノを改良して進化させる素晴らしい癖が、ここでも発揮されるわけです。3Mの「ポスト・イット」はクリーム色でしたが、日本のユーザーの意見を取り入れ、白地に先端を赤く着色したバージョンが考案されます。ただの“粘着メモ”以上に、ある場所を目立たせて“インデックス”としての機能を追加させたわけです。

こうして日本のふせんは、インデックスであり、メッセージツールであり、情報カードであり、メモ帳である、とマルチツールに変貌していくのです。進化の過程で目立った存在は、カンミ堂とハイモジモジではないでしょうか。カンミ堂は、紙のふせんが主流の中、フィルムふせんに着目。柄を配した上に、小さく薄いケースを作ってノートなどに貼り付けられるようにしたことで、“ふせんを持ち歩く”という、より身近な存在にしました。ハイモジモジは「Deng On(デングオン)」というキーボードにはさめるメモで、ふせんにコミュニケーションの機能を追加するという、以降の流れを生み出したといえます。

さて、前出の呼称のはなし。最近はポスト・イットではなく、一般名称である“ふせん”としてすっかり世間に浸透しています。これはひとえに、引き出しの中やモニターの周りにいつでもある空気のような存在だったのが、付加価値を得たことでしっかりと認識されるようになったからじゃないでしょうか。

ちなみに、今年出色の出来だった新作は、カンミ堂から登場した「スット」でしょう。まさしく“すっと”立ち上がったその姿は、“ふせん大王”(“手帳王子”として、「マツコの知らない世界」に出演歴もある)がいう「裏面の糊のおかげで、一枚ごとのオモテ面に書かれた情報を二次元的に編集・配置できることで万能ツールとなった」ふせんの、2016年の新たな進化です。机に這いつくばるだけだったふせんの、いよいよ“第四形態”なのです。


■INFORMATION
文具のヒストリーとウンチクと新商品を取り上げる「ブングの標本」は、特集号(毎月16日発売)にて連載中


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2写真は輸入開始当時のラインナップ。ポスト・イットは誕生から40年を経て、現在400種類超を数える。

日本ユーザーの要望により生まれたのが、白地に先端部が赤く着色されたポスト・イット。わずかにサイズを変え現在も販売されている。

4ハイモジモジの「デングオン」。厳密にいうとメモであり、裏面にのりは付いていないが、ふせんにコミュニケーション機能を追加する流れに大きく貢献。もらった人の心をなごませたり、言いにくい気持ちをそっと伝えたり、会話のきっかけになったり、という役割を与えた。

カンミ堂の新商品「スット」。下部に収納したロールふせんを引き出して使う。例えばTODOを書き込み、完遂したら切り取ってノートに移し一覧化するなど。スタンドを畳めばメモパッドにも。

ユルリクの「グリーンマーカー」。貼れば貼るほど、密集した草原が出来上がるインデックス特化型のふせん。例えば小説『砂漠』を読んでいて、心を打った箇所を示しながら「砂漠に草が生えてきた!」なんてジョークも楽しめる。
ノートを拡張するどころか、これ自体をノートとして使えそうな、幅203×高さ150mmの特大ふせん。カウネット「大判ミーティングふせん」

体調や趣味に関することを記し手帳などに貼れる、キングジムの「暮らしのキロク」

#267 時計とアートは仲良しだ。

写真/鳥居洋介 文/本田賢一朗(モノ・マガジン編集部)

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DIESEL ALRITE BY ROSTARR LIMITED EDITION
ケース素材はSS、ストラップはレザー&ファブリック。ケースサイズ/幅51×縦61mm 5気圧防水 価格15万3360円 主要ディーゼルストアにて発売中。
【問】フォッシルジャパンTEL03-5992-4611

『DIESEL(ディーゼル)』のウオッチライン<ディーゼル タイムフレームス>がNYのアーティストROSTARR(ロスター)とコラボした腕時計「DIESL ALRITE BY ROSTARR LIMITED EDITION」を世界限定555本で発売。そのローンチイベントに行ってきました。

以前、モノマガ本誌でも取り上げましたが「グランドセイコー」に写真家の森山大道や荒木経惟の作品を取り入れたアートピース作品など、今年は個人的にアートを取り込んだ時計になんだかワクワクさせられる年だなぁと。

これはロスターが150㎡のキャンバスに描いたアート作品を切り出して、フェイスからベルトにかけてレザーの上にファブリックを手作業で包んでいるので、絵柄が一本一本違うというライブ感、手仕事感にグッときます。

「オブジェにもなり得るが、経験でもあるのが“アート”。その作品がふさわしいのはストリートか? それともギャラリーか?」とこのプロジェクトで問いかけています。 

時計とアート、その答えは風に吹かれているのかな?

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ロスター本人(左)も来場。ディーゼル ライセンシング クリエイティブディレクターのアンドレア・ロッソ(右)。
しかも、お友達だというDJボビート(元々プロバスケの選手で、世界的スニーカー・コレクションとスニーカーに関するコラムニストとしても有名。ヒップホップ界ではNasとかJay-Zが今日あるのもこの人のおかげ)も引き連れてなので、パーティはお宝模様でした。

会場では、今回ロスターが手がけたグラフィックをシルクスクリーンにプリントするアートワークショップも開催。