mo.WEB」カテゴリーアーカイブ

モノ・マガジン編集部がWEBのために特別に用意した記事、略して「mo.WEB」、週1回のペースで更新していきます。

#373 スポーツは芸術鑑賞的にでも

文/本田賢一朗(モノ・マガジン編集部)

moweb

#373 スポーツは芸術鑑賞的にでも

その号が手元になく、Dazed and Confusedな記憶なのですが 、いつだったか『ミュージックマガジン』のレッド・ツェッペリン特集で、ツェッペリンとはトップアスリート集団(バルセロナ五輪のバスケットボール・アメリカ代表チームや銀河系軍団と称されたレアルのような)だという寄稿があった。

あの演奏と、スポーツの一糸乱れぬチームワーク、それは人の絆的なことではなく、まさしく個々人の高い競技技術とその連動、を重ねていて読んでいて膝を叩いたものです。
2年前の東京・六本木ミッドタウン・ガーデン内<21_21 DESIGN SIGHT>で行われた『アスリート展』はアスリートをデザインの視点から紐解いていく、というコンセプトだったのですが、これにもスポーツに芸術性を見ることができたし、かねてよりトップアスリートとは芸術家なのだと感じています。

東京オリンピック500日前を記念してパナソニックセンター東京で開催されるプロジェクションマッピングイベント「Ready for 2020~Technology Empowering The Passion of Sports~」は、今の時代が手に入れた新しい技術による芸術、スポーツ表現と見ることができて面白い。

パナソニック独自の「高速追従プロジェクションマッピング」技術は、人やモノの動きに映像が遅れることなく高速で追従して、空間演出するもの。

これを活用し、野球ではバットの高速スイング、サッカーはボールの軌跡、卓球はラリーの球の軌跡といった、人や球の動きに合わせて演出、それを体験できるイベントだ。

ランナーのスピード、野球の投打球の鋭さ、相撲の立会いetc. 現場で体感しないとわからない、生命力ともいうべき世界があるのは間違いないけども、プロジェクションマッピングの視覚効果では、スポーツ観戦の現場だけではなく、それとは違う会場で色と光だけでその競技を表現するなんてインスタレーションも期待できるだろうし、泥仕合のようなゲームは絵としてもキレイなものではないのか、むしろ面白い光線の跡ができるのか、など色々な解釈が楽しめそう。

パナソニックといえば、昨年にはパナソニックエコソリューションズによる十和田市の氷瀑ライトアップの取材でも感じましたが、新しいテクノロジーが、自然景観やスポーツの人の目では捉えきれない部分に光を当てて、私たちの芸術体験をアップデートしてくれる。それが体感できる「新しい現場」として、とても興味深いです。

Ready for 2020~Technology Empowering The Passion of Sports~「Ready for 2020~Technology Empowering The Passion of Sports~」
https://panasonic.co.jp/center/tokyo/event/all/2019/02/mapping.html

2019年3月21日(木・祝)18:00~20:00
※17:00~17:40にオープニングイベントを実施予定。
2019年3月22日(金)~24日(日)11:00~20:00
パナソニックセンター東京 ホール、NEXTコミュニケーションエリア

#372 最強最高最新のスナップシューターついに発売!

文/関谷和久

moweb

最強最高最新のスナップシューターついに発売!
リコー/GRⅢ オープン価格(実勢12万円前後)
お問い合わせ リコーイメージング お客様相談センター ■TEL 0570-001313
http://www.ricoh-imaging.co.jp/japan/products/gr-3/

 リコーから新しいコンデジ『GRⅢ』が発売された。シンプルでまさに質実剛健といった立ち姿にグッときたアナタ、そしてリコーのGRと聞いて、「オッ」と思ったキミ、もしかしてかなりのカメラ好き!?

このGRⅢは、いまどきズームもストロボも付いていない。世間的に言えばニッチなカメラかもしれないが、その実態は最強のスナップシューターなのだ。

スナップ写真に最適な広角単焦点28mmという画角、片手で持つことを前提としたサイズ感、約0・8秒の高速起動や高速フォーカスは一瞬のシャッターチャンスも逃さない。

もちろん画質もすばらしい。一眼カメラ並みのAPS-Cサイズ大型CMOSイメージセンサーを搭載。有効約2424万画素の高精細な撮影により、寄りから引き、昆虫から天体まで幅広く対応する。

撮りたいと思ったときに撮れる機動力と描写力はGRⅢならでは。スナップシューターに徹する道具感に惚れるファンは数多い。

広角単焦点28mmという画角は、寄りの写真が欲しかった場合、対象に自ら近寄って行かねばならず、また引きの写真では、思いがけないものが写っていたりする。

撮りたいものがはっきりしている人、臨場感のある写真が撮りたい人、自然な視野をそのまま表現したい人にはうってつけ。

あの迫力あるスナップ写真で有名な森山大道氏がGRを愛用しているのもうなずける。日常を切り取るスナップは、誰でも撮れるがゆえに実は奥が深いものなのだ。

さぁ、GRⅢで写真の深淵(本質)を覗いてみないか?

モノ・マガジン4月16日号(4月2日発売)にて、GRⅢを中心とした大特集を企画しているのでこうご期待!


リコー/GRⅢ 背面有効画素数:約2424万画素、感度:ISO100~102400。サイズ:幅約109.4×高さ約61.9×厚さ約33.2mm(操作部材、突起部を除く)、質量:約257g(バッテリーほか含む)。

リコー/GRⅢ 上面シンプルで機能的なデザインが特長。流行の機能やスペック競争には流されない質実剛健さ、けっして使い捨てはせず、2年間はモデルチェンジしないというこだわり……まさに硬派はカメラなのだ。

※本ページ掲載の写真は、クリックすると拡大してご覧いただけます。

#371「レジェンド談義から生まれた野生酵母仕込みのウイスキー」

文・写真(人物)/小川太市

moweb

レジェンド談義から生まれた野生酵母仕込みのウイスキー

グレンモーレンジィ。「完璧すぎるウイスキー」とも形容されるブランドで、ウイスキーの聖地としても名高いハイランドで1843年から製造を続けている名門シングルモルトのひとつだ。ドーノック湾に面した蒸留所では、自社所有の泉水を使い、スコットランドの大麦麦芽を使ってウイスキーを仕込んでおり、同ブランドのフラッグシップボトルである”オリジナル”は香り高く優しい味わいで、幅広くウイスキーファンから愛されている。

伝統と格式ある蒸留所ながらも、オリジナル以外にも幅広くウイスキーを手掛けており、ウイスキー通にはレアボトルとして知られる”グレンモーレンジィ18年”、深煎りのチョコレートモルトを使った革新的な”グレンモーレンジィ シグネット”など豊富なバリエーションでもウイスキーファンを魅了している。

その開発を担っているのが同蒸留所の最高蒸留・製造責任者であるビル・ラムズデン博士。これまでに国際ウイスキー賞を連続受賞するなど業界のレジェンドとしても知られており、これまでに数量限定となるプライベートエディションも度々送り出し、話題となっている。そして、来月から第10弾が発売を迎えるとあってウイスキーファンの熱い視線を集めている。それがここに紹介する”グレンモーレンジィ アルタ”だ。特筆すべきは野生酵母を使ったウイスキーで、グレンモーレンシィ社が所有する大麦畑で発見された酵母”Saccharomyces diaemath”を使用してるのが特長だ。

実はこのウイスキーの誕生にはエピソードがある。”King of Hop”との異名も持つ、同じくレジェンド級のビール・ウイスキー評論家”マイケル・ジャクソン”氏とビル・ラムズデン博士がウイスキー談義をしていた際、「グレンモーレンジィには野生酵母を使ったウイスキーがあったよね!?」というジャクソン氏の質問だったとか。「はて?」と思いつつ調査した結果、実際には存在しなかったのであるが……「ならば作り出そう!」と行動したのがビル・ラムズデン博士の偉大なる所。そして、ついに日の目を見ることになったのだ。

ちなみに、ビール好きならばマイケル・ジャクソンと野生酵母というキーワードで”ランビックビール(マイケル・ジャクソン氏が世界に広めた野生酵母を使ったベルギービール)”を思い浮かべそうだが、こちらは古代からの製法を守ってきたもの。一方で”アルタ”はラムズデン博士が生み出したもので、伝統と格式だけでなく、革新さを併せ持つグレンモーレンジィならではの1本とも言えるだろう。

気になる味わいだが、同社シングルモルトアンバサダーのロバート・ストックウェル氏によれば「全体的に円やかな味わい。パンのような香ばしさと、レーズンのような甘さ、仄かな柑橘系の香りを感じるのが特長」とのこと。個人的には蜂蜜のような花香がする甘味、ミルクバニラのような芳醇な深みも感じ、シングルモルトとしてはかなり複雑な味わいを持っていると感じたが、これも野生酵母ならではの力だろうか。

飲み方はやはり、「まずはストレートがおススメで風味を楽しんで頂きたいですね」とのこと。非常に完成度が高いウイスキーなのでそのままが一番楽しめそうだが、ロバート氏によれば「コニサーグラスに水を少し垂らして飲んでもアリ」だそうだ。これにより、より甘い風味が際立ち、アルタの特性が引き出されるらしい。もちろん、オリジナルと飲み比べても一興だ。

グレンモーレンジィのプライベートエディションの第10弾は、日本では3/6から発売予定で百貨店や専門店にて発売予定。もちろん、数量限定となる。ウイスキーファンなら、レジェンド対談をきっかけに、ビル・ラムズデン博士が生み出したこの鮮烈にして優雅なる味わいを是非とも体感して欲しい。


グレモーレンジィのシングルモルトアンバサダーのロバート・ストックウェル氏歴代プライベートエディションについて、そしてアルタの特性について詳細に解説してくれたグレモーレンジィのシングルモルトアンバサダーのロバート・ストックウェル氏。

グレンモーレンジィ アルタ グレンモーレンジィ アルタ
価格1万1880円
容量700ml
アルコール度数51.2度

■お問い合わせ
MHD モエ ヘネシー ディアジオ
03-5217-9731

※本ページ掲載の写真は、クリックすると拡大してご覧いただけます。

#370 みんなJAZZ GIANTS

文/本田賢一朗(モノ・マガジン編集部)

moweb

みんなJAZZ GIANTS

うっかり「ジャズの本が作りたい」とも言えない、ジャズ・ジャイアンツが手がけています。JAZZ CITY発行 価格1080円http://jazz-kissa.jp

現在、発売されている1960年代特集。
この仕事を始めて正直ずっと、取材先としては避けていた新宿DUGに。

取材後に創業者の中平穂積さんの息子さんで、現店長である中平塁さんからはジャズ喫茶の二代目たちの集いもあることなどを伺い次世代のジャズ喫茶店主の試みも知り、新旧のジャズ喫茶巡りをしてみたい、と熱が上がってきたところにリトルプレス
『ジャズ喫茶案内 VOL.1 Gateway To Jazz Kissa』。

編集発行人が全て一人で手がけるインディーズ雑誌。
少し前に出た創刊号は東北のジャズ喫茶。

今や、コーヒーチェーン店でも気の利いた選曲でジャズはかかっているし全国各地、街おこし的にジャズフェスティバルも多い。
なのに、ジャズの聴こえ方が違うのって何なのだろう。
BGMでは悲しい。

そんな答えにたどり着かない(着こうともしてない)考えを巡らせることができるドキュメント。
一編集者として、こういう記事、本を手がけたいなと改めて思いました。

時代とともに音楽を聴くことに専心していた時代から会話を、飲食を楽しむ時代へ、ジャズの聴かせ方も変わっている。

DUGは会話も出来るし、音楽鑑賞に没頭するファンもいたり間口は広いけどもそれこそ、60年代のジャズ喫茶直系私語厳禁、大音量で聴く専門のお店が多いことも知った。

ジャズ喫茶をやる人、そこに行く人
みんな、JAZZ GIANTS。


新宿DUGの中平塁さん。
新宿DUG新宿DUGの中平塁さん。モノマガのことがずっと好きだと言ってくれた。
http://www.dug.co.jp/

※本ページ掲載の写真は、クリックすると拡大してご覧いただけます。

#369 VAPERってなんだろう??

文/小野正章(モノ・マガジン編集部)

moweb

#369 VAPERってなんだろう??

これがオープンタンク式(リベンジャー ミニ)のペイパーから吐き出した蒸気。

大手たばこ会社の参入によって、日本でも昨年あたりから「ペイパー(VAPER)」の話題をよく耳にするようになってきました。しかし、「ペイパー」と言っても多くの人はピンと来ないことでしょう。

では「電子たばこ」と言い換えれば、ああそれか、と思う人も多いはず。ただし、日本で発売されている電子たばこは、法規制によって一切たばこ成分(ニコチンやタール)が含まれていません。つまり“たばこ”ではないのに電子たばこと呼んでしまうことで、多くの人は、たばこの一種と誤解しています。日本で発売されているタイプは、ストロベリーとかチョコレートといったフレーバーの香りが付いた蒸気を吸って楽しむものなので、やはりペイパーもしくはベイプと言うべき商品です。

ところで、JTの「プルーム・テック」やフィリップ・モリスの「アイコス」も一緒くたに電子たばこと言ってしまう人がいますが、これも間違い。それらは「加熱式たばこ」として明確に分類されています。

さて、話戻って「ベイパー」ですが、前述したようにたばこの成分は一切含まれていません。ではどのように注目されているかというと、まず、第一はたばこの代用品として使えるからです。

ご存じのように、国や都が喫煙を規制する法案を来年施行するなど、ますます喫煙環境か厳しくなる中で、喫煙者が禁煙するまでの代用品としての需要が見込まれているからだと思われます。

しかし、それだけではありません。ペイパーにはさまざまなフレーバーがあり、蒸気を吸い込むと、まるでチューインガムを味わったような感じが得られます。ですので、気分転換はもとより、脂っこいもの食べた後などにも効果的です。

さて、ペイパーには3つのタイプがあります。一本ごとに吸い切ったら捨てる「使い切りタイプ」、専用のリキッドタンク(さまざまなフレーバーが入っています)を装着して、リキッドがなくなったらタンクごと取り換える「クローズタンク」、そして別売のリキッドを注入する「オープンタンク」。

なかでも特異な存在なのが、最後のオープンタンクです。前2者が、上記のような楽しみ方をするのに対して、オープンタンクはよりアクティブ。

リキッドをブレンドして好みの香りや味をつくったり、デバイスを調節して、まるで機関車のようにモクモクと蒸気を吹きだしたりして、その行為自体を楽しむのです。蒸気でさまざまな形の輪っかをつくるトリッカーたちの競技大会もあったりと、なかなか奥深い世界が広がっています。

最後に注意点をひとつ。いくらたばこ成分が含まれていないといえ、推奨年齢は20歳以上。くれぐれも守りましょう。

使い切りタイプのひとつ「ハニースモーク」使い切りタイプのひとつ「ハニースモーク」

クローズタンク式の「フレボ」と「マイブルー」。クローズタンク式の「フレボ(写真左)」と「マイブルー(写真右)」。

オープンタンク式の「K-PIN ミニ」と「リベンジャー ミニ」オープンタンク式の「K-PIN ミニ」と「リベンジャー ミニ」オープンタンク式の「K-PIN ミニ(写真上)」と「リベンジャー ミニ(写真下)」

※本ページ掲載の写真は、クリックすると拡大してご覧いただけます。

#368 「スカルプケア」新習慣で印象アップ!

文/片岡静香(モノ・マガジン編集部)

moweb

「スカルプケア」新習慣で印象アップ!

 男の印象を決める、見た目の清潔感が欠かせない昨今、気になるヘアトラブル。経年により薄毛や抜け毛などのトラブルは起きやすいが、きちんと対処していつまでも若々しくありたいもの。

そんな薄毛や抜け毛、頭皮の変化が気になる人にお勧めしたいのが、「スカルプケア」の新習慣。スカルプケアとは、毛穴に詰まった皮脂などの汚れを落し、毛髪の土台となる頭皮を健康な状態に保つというもの。頭皮が汚れた状態では、髪の生育や発毛剤の吸収を妨げることがあるので、常に清潔な状態をキープしたい。

そんな中注目したいのが、大正製薬の発毛剤「リアップ」シリーズのスカルプシャンプーだ。「プレリアップスカルプシャンプー」は、ヘアトラブルの原因となる、皮脂や汚れなどの毛穴詰まりを、サッパリ洗い流してくれる、爽快なシャンプー! 泡立ちが良く、優しい洗い心地が特長。アミノ酸系洗浄成分が、毛穴づまりをしっかり洗い流してくれ、髪を痛める原因となる洗浄時のきしみ感も少なく、頭皮をしっかり洗浄できるので、フケやかゆみを防ぎ健やかな毛髪に導いてくれるという訳だ。植物成分エキス・海藻エキス・ホホバアルコール(保湿剤)も配合で、髪に潤いも与えてくれるのが嬉しい。

洗う際は、手のひらでシャンプーを良く泡立て、爪を立ずに指の腹で、頭皮をマッサージするように洗うのがポイント。その際側頭部は、指をジグザクに動かし、後頭部はWの字を書くように動かそう。

この他、ボリュームアップ成分配合により、ふんわりボリューム感あるスタイルに仕上げてくれる「プレリアップヘアコンディショナー」や、コンディショニング成分配合の「プレリアップリンスインシャンプー」もある。さらに、頭皮に適度な潤いを与え、爽快マッサージを叶える「プレリアップマッサージトニックEX」も。血行を促進し、頭皮環境を整えてくれるので、シャンプーやコンディショナーと合わせて使いたい。

また薄毛に悩むなら、マッサージ後に発毛剤「リアップX5プラスローション」【第1類医薬品】も取り入れよう。5%にアップした有効成分ミノキシジルと、3つの発毛サポート成分配合で、発毛効果が期待できる。

毎日気軽にケアできる方法なので、「スカルプケア」の新習慣で、健康的な髪を手に入れよう!この「リアップ」シリーズの発毛・育毛剤については、2月1日(金)発売のモノ・マガジン2月16日号「徹底ヘアケア入門特集」で詳しく取り上げているので、是非チェックして!

※「プレリアップ」シリーズには、発毛成分ミノキシジルは含まれない。

大正製薬/プレリアップスカルプシャンプー大正製薬/プレリアップスカルプシャンプー
価格1944円(400㎖)【医薬部外品】

大正製薬/プレリアップヘアコンディショナー大正製薬/プレリアップヘアコンディショナー
価格1944円(400㎖)【医薬部外品】

大正製薬/プレリアップマッサージトニックEX大正製薬/プレリアップマッサージトニックEX
価格1296円(185g)(化粧品)

※本ページ掲載の写真は、クリックすると拡大してご覧いただけます。

#367 前人未到の月面着陸に挑んだ真実の物語!ファースト・マン

文/大谷暁(モノ・マガジン編集部)

moweb

#367 前人未到の月面着陸に挑んだ真実の物語!ファースト・マン

©Universal Pictures


モノ・マガジン2月16日発売号は、「ニッポン熱中狂時代」と銘打ちまして何かと話題の60年代に流行ったモノ・ヒト・コトに焦点を当てた大特集であります。お楽しみに!

という訳で今回紹介する映画は「ファースト・マン」。最近TVでも宣伝してるので「ああアレね」という人も多いはず。でも一体どんな作品なのか詳しくは知らない人のためにレクチャーしましょう。人類史上初にして、最も危険なミッションと呼ばれた前人未到の月面着陸というとてつもない挑戦の始まりから、志半ばで散った仲間たちの命、愛する家族の切なる祈りと希望、さらに偉業達成の際にあった秘話まで、そのすべてをリアルに描いたトゥルーストーリーなのだ。

メガホンを撮るのは、アカデミー賞3部門を獲得した「セッション」で、その恐るべき才能を発揮し世界を席巻し、続く「ラ・ラ・ランド」では作品賞は残念ながら受賞しなかったが、見事6冠に輝いたデイミアン・チャゼル監督。さらにその「ラ・ラ・ランド」のライアン・ゴズリングが主演を務めるという最強タッグが実現! もう期待せずにはいられない。

本年度のアカデミー賞にも当然ノミネートされている壮大なエンターテインメント作品。見どころはIMAXカメラ、35ミリカメラ、16ミリカメラを駆使して、主人公のアポロ11号艦長ニール・アームストロング船長の視点で撮影されていること。コレはまるで自分がアポロ11号に同乗しているかのような高揚感、さらにはリアルな振動と浮遊感が極限状態の緊迫感を共有できるというスゴさがある。

そして、閉塞的な宇宙船内から一気に広大な宇宙へと解き放たれる開放感が体感できる。60年代の「2001年宇宙の旅」、70年代の「エイリアン」「スター・ウォーズ」、80年代の「ブレードランナー」、90年代の「コンタクト」、2000年代の「アバター」、2010年代の「ゼロ・グラビティ」に匹敵する革命的作品だ。

実は昔から宇宙飛行を描いた作品は少なくない。筆者オススメの作品は、第3位「カプリコン・1」。「破壊!」のピーター・ハイアムズ監督作品で、劇場では「オルカ」と併映されたのだが、圧倒的にこちらの方が面白かった。簡単に言うと人類初の火星着陸が捏造で、その裏側にある国家的陰謀に挑む男たちを描いたサスペンス。第2位はアルフォンソ・キュアロン監督の「ゼロ・グラビティ」。無の宇宙空間の取り残された恐怖と孤独を描いたと言うことなしの傑作です。そしてオススメNo1は「アポロ13」。ロン・ハワード監督。トム・ハンクス主演ですね。筆者が初めて購入したDVDがコレ。死ぬほど観ましたねぇ。そのエンタメ性は飽きません!

とにもかくにも「ファースト・マン」。ドキュメンタリーのようでしっかりとエンタメ性も併せ持つ傑作。宇宙好き、乗り物好き、ライアン好きの方以外でも200%楽しめる超娯楽作品なのでぜひ劇場に足を運んで下さいませ!

2月8日(金)全国ロードショー 配給:東宝東和

ファースト・マン

ファースト・マン

ファースト・マン

ファースト・マン

#366 それができたらギネスもんだよ!

文/サクライダー(モノ・マガジン編集部)

moweb

それができたらギネスもんだよ!
じつはヒジキさん、これまでもなわとびの挑戦で8つのギネス記録を持っていて、今回の9つであのイチローをも抜いて日本人で最多!記録づくりだけでなく、全国の小学校や児童館などで出張なわとび指導を行ない、未来の挑戦者たちになわとびの魅力と楽しさを広める活動も。

「ギネス記録」
ちいさいころから、遊びでもスポーツでも
ちょっとムズイことに挑戦して盛り上がると
誰となく自然と出てきたコトバ。

つまりギネスとは、挑戦の同義語でもある。

というわけで、誰もが知ってるけど、
その証しとなると見たことない。
そんなギネスの記録認定証を
生まれてはじめて直見(ジカミ)しました!

これがあのGUINESS WORLD RECORDSの証し。

私にいただいたモノでもないのに、その眩しさに、
ただただ興奮。

こちらをお持ちいただいたのは2014年に
なわとびの世界大会で優勝。
その後いくつもの世界記録を更新してきた
日本で唯一のなわとびプレイヤー、
生山(いくやま)ヒジキさん。

昨年のフィットネス特集で本誌にご出演して
いただいたのがご縁で本日、中野の編集部
にお立ち寄りいただきました。

ダッフルバッグから無造作に取り出されたその認定証には
「Most skips over a rope in 24houres」

15万1409の数字。

これは24時間ぶっ通しで1本の縄を
何回飛べるか、に挑戦したもの。

1時間にして、6293回!

1分あたり約105回!!

これを24時間かけて飛び続けた計算といえばその
偉業ぶりがお分かりいただけるだろう。
※ちなみに、これまでの記録を300回上回るもの。

「24時間での記録はずっと温めてきた挑戦なので、
これまでのギネス記録の中でもちょっと特別。
この挑戦で5年は寿命が縮んだかな」
と、少年のような顔で明るく語るヒジキさん。

その笑顔にだまされてはいけない。

緻密なスケジュールと体調管理、気が遠くなるほどの
長丁場に合わせたオリジナルロープづくり
(径が1ミリ違うとまったく違うモノになるのだそうだ)など、
まさになわとび人生をかけた真剣勝負。

命をすり減らした、というのは
単なる例えでも、冗談でもない。

マジな話しだと思う。

「若さを武器にしたスピードや瞬発力の挑戦は、
いつか若手に破られる日が来るだろうけれど、
こんなキツイ挑戦は誰もやりたがらない、
若手でもまずやりたくない挑戦だろうから
しばらく破られない(笑)。
経験値と体力面でいましかできない、という挑戦でしたね」
と語るヒジキさん。

一方で、昨年50歳になり、いろいろと観客席側の
人間になりつつある自分。

ギネス記録、と聞いて興奮できるのは、
挑戦する側にいるから。

いくつになっても挑戦者でいたい、と思う。

追伸:てっきり、なわとび一本やりの人生なのかと思ったら
ヒジキさんの意外すぎる趣味ばなしも。
なんとボードゲームが大好きで、専門ショップで
大会を主催することもあるほどの入れ込みようだとか。

身体を使ってゲーム盤の上でアタマを巡らせて。

生きてる、ってそういうことなのだなぁと
しみじみ。

ギネス記録

縄跳び最新情報。スポーツメーカーのアシックスと生山ヒジキさんがタッグを組んで新たなフィットネスメニュー付きのなわとびを開発。ウエイトをつけた専用なわとび「GEL-BITNSS ROPE(価格1620円)」をン十年ぶりという30代、40代のモノマガ世代でもロープに引っかかりにくく、商品に付与されている10分間の専用なわとびフィットネスメニューは30分間のランニングに匹敵するくらいのカロリー消費が期待でき、効率よく手軽にフィットネスが行えるおいしいパッケージ。

詳しくは、アシックスジャパンのHP

https://www.asics.com/jp/ja-jp/search/?q=3033A065&lang=ja

●生山ヒジキさんの近況やギネス記録について
(早跳びの動画が超絶すぎて!)

生山ヒジキ
with
なわとび小助
http://nawatobikosuke.com/

※本ページ掲載の写真は、クリックすると拡大してご覧いただけます。

#365 新しい江ノ電がイイ!

文/松崎薫子(モノ・マガジン編集部)

moweb

新しい江ノ電がイイ!

江ノ電の車両外装デザインが新しくなりました。最初に発見したのは、4歳の息子。
2歳のころには江ノ電の駅名をすべて言えるようになったほどの電車好きです。これプチ自慢。笑。

今までも明治の「カールのおじさん」など広告車はありましたが、社会と地域経済の持続的な循環を意識し、江ノ島電鉄主導でデザインされたのは初めてになります。
デザインを手がけたのは、鎌倉に拠点をおく藤原大氏。
自然や生物など、環境の中にある色を観察・把握し、色見本化していくデザイン手法「カラーハンディング」を考案し注目されました。
そうそう余談になりますが、このデザイン手法は中学生の美術の教科書にも紹介されています。

今回も江の島を中心とした地域の緑の色をカラーハンティングし、江ノ電と地域をつなぐストーリーが構築され地域の緑色とヘッドマークのデザイン車両が生まれたといいます。

これぞ、風景になじむが目立っている!デザインです。

藤沢と鎌倉を結ぶ江ノ電は、ちょうど34分。線路ギリギリの民家を通り抜け、車道を走り、
さらに海が見え、山が見えと乗っているだけでも存分に楽しめる列車。天気が良い日なら富士山と江の島が楽しめます。

江ノ島電鉄がかかげる沿線の美しい風景や魅力を伝える「情報発信トレイン」という考え方も新しく興味深い。
2年は楽しめるとのことですので、こちらにお出かけの際はこの江ノ電が醸し出す街の風景に注目してください。

新しい江ノ電

新しい江ノ電

新しい江ノ電

新しい江ノ電

※本ページ掲載の写真は、クリックすると拡大してご覧いただけます。

#364 走る悦び

文/本田賢一朗(モノ・マガジン編集部)

moweb

#364 走る悦び
写真左は自動車雑誌の草分け『カーグラフィック』代表取締役の加藤さん。「(ベンツの)300SLを使った創刊号以来、世界のモーター情報を入れているのはCGの伝統です」。クルマ業界を長く取材してきたライターも「雲の上の人」と恐縮しきり。
写真右はドライビング・プレジャーがアンチ・エイジングになることを何よりも証明する山口京一さん。85歳。今、欲しいクルマをお聞きしたところ「海外の警察OBをドライバーに雇ってショーファーだね。でもドライバーにはこだわりたい。きちんとしたところでレーシングレッスンを受けてから、ベントレーのコンチネンタルGTなんかいいね」

 来週1月16日発売のスポーツカー特集では、モータージャーナリストの重鎮おふたりにお話を伺うことができた。あんな年の瀬に取材を引き受けて頂いたと感謝のような、怖くなるような。

カーグラフィック代表取締役社長の加藤哲也さんと自動車ライターの山口京一さんである。
取材のお題目はクルマ好きにとってバイブルともいえる『ハイスピード・ドライビング』の著者ポール・フレールについて。最後に自動運転技術など潮目を迎えるクルマの今後について話が及んだ時の加藤さんの言葉が印象に残った。
「AIでは、そこがセーフティゾーンだとか計算しておそらくクルマを(走路の)真ん中に置こうとするんだと思うんだけど、例えばこのコーナーを曲がる時、俺はもうちょっと左(の位置)にクルマを置いておきたいとか、ここでは右側にいたい、というのがある。」
これがスポーツカーに乗る悦び、ドライビングプレジャーであり、それはなくなることはないと言う。

人の考え方もしかり。右寄り左寄りはあるわけで、すべてを中道にすれば人の世は面白くなくなる。昨今叫ばれる多様性に通じるお話と聞いた。

もうひとつ。今後マニュアル車を作らなくなるという自動車メーカーの兆候にも「アクセルの踏み間違えによる事故も、マニュアル車にすれば減るはずだ」。
これは脳トレで有名になった川嶋隆太・東北大教授(ヤマハとバイクが脳に与える共同研究もしていた)がCarGraphicに「四輪MT車がもっとも脳を活性化させる」との寄稿をしていたことともつながる。

人間は楽をするために技術を進歩させ、技術が進化したばかりに人間は楽ばかりをしてしまう。そして脳は活性化しなくなる。クルマが移動手段だけになるのであれば、脳は活性化しなくなるばかりなのかも。
自分自身、MT免許を取ってMT車に乗っていた頃は操作感が楽しかったけども、いつしか「楽しい」を「楽」と取り違えてしまっていたのか。

同じ走るでも、こちらは人間そのものが走るほうでも思い出した。現代ランニングの思想書ともいえるクリストファー・マクドゥーガル著『Born to Run』(NHK出版)。ジプシーの言葉の引用部分“人は年をとったから走るのをやめるのではない、走るのをやめたから年をとるのだ”。

まさに今朝からCESでの自動運転技術の発表が賑わしいが、ドライビングの悦びは人を老いさせないのだ。