#399 かぶりモノ好き、徒然。

写真・文/サク☆ライダー(モノ・マガジン編集部)

moweb

399 かぶりモノ好き、徒然。

 生まれてはじめてヘルメットを買ったのが15歳。
上野にあった「バイク街(くー、懐かしい!)」でフランス製の「GPA」というかなりマイナーブランドのモデルをたしか3万円ほど(当時としてはかなり高価)で購入した。バイクの免許はいわずもがな16歳からの取得ですが、どうしても我慢しきれずバイトの給料を握りしめ上野に向かい、帰りの総武線でとうとう箱から取り出し、被ってしまったのはココだけのハナシ、ということで。

あれから36年。これまで30台以上のいろんなバイクに乗りましたが、その数以上に手元に残っているのがヘルメット。バイク用だけでなく、4輪用(視界の違いから2輪用とは形状も違う)、航空機用、チェーンソー作業用、スターウォーズなどのキャラモノまで。気がつけば、ガレージの壁一面が被り物ディスプレイになるほど。我ながらビョーキ。

特にここ数年は航空機用ヘルメットがブーム。先日、某オークションで入手した、こちらのヘルメットは70~80年代モノと思われるフランス「Gueneau」社のパイロット用モデル。帽体はサーフボードと同じグラスファイバー素材。面白いのはその内装。本革とナイロンで仕立てられる内装は帽体からヒモで吊られ、アタマと帽体の間に空間を作ることで衝撃を和らげるデザイン。クッション材を入れて直接衝撃を吸収する現代のヘルメットとは、まったく異なる仕立てなのです。

国によって顔つきが異なるクルマやバイク、飛行機と同じくヘルメットにもお国柄が出る面白さ。

仕事柄、これまでいろんなクルマ好き、バイクコレクターといわれる方のご自宅におじゃまさせていただきましたが、いわゆるマニア度が重症の部類の方はそろってヘルメットコレ
クターであるコトが多く、ボクのように2輪、4輪から航空機用ヘルメットに、またよりヴィンテージ志向に走る傾向がある、というのも面白い共通点です。

ちなみに僕が原付バイクに乗りたてのころ、ヘルメットの装着は任意。いまでは考えられませんが、気軽な乗りものだったスクーターではノーヘルが当たり前という時代。もちろん、かぶりモノ好きなボクはいつでも、どんな近場の移動でもしっかりかぶっていましたけどね。

70~80年代モノ
と思われるフランス「Gueneau」社のパイロット用モデル 70~80年代モノ
と思われるフランス「Gueneau」社のパイロット用モデル