#393 アートがなければ、モノにはアトがない?

文/本田賢一朗(モノ・マガジン編集部)

moweb

393 アートがなければ、モノにはアトがない?

ロットリングのペンを使ってアート作品を発表する、岸勇樹さん。
この数年来、絵画作品と、岸さんの作品を採り入れたインテリア雑貨やファッションなどを
販売する期間限定イベントを伊勢丹新宿店本館で行なっていますが、今年も。

最近よく考えるのは製品とアートの関係。

個々人によって使いづらいなどの相性はあるにせよ
今や、粗悪なモノはない時代。
機能が足りないなんてことも、あり得ない。

だからか、2005年くらいから
モノ作りの現場では
これからはデザインの時代だ、という声をよく聞いた。

その一方、最近ではアートはモノと結びつくことで生き延びるとも。
いやそればかりか、芸術はもはや絶滅も同然で、
商品と結びつくことでしか生き延びることはできないなんて激しい言い方もある。

役に立つのみならず
所有欲=アートがなければ
この時代モノは要らない、ということ?

スポーツカーなんてまさしくそうですが
製品デザインは、つまるところアート。
そして、それを選び取ることもアート。

でも、それはアートは機能しないといけない時代なのかな?
などと考えると少々“不自由”で、世知辛くもありますが。

役にたつかはわからないけど
ただキレイってだけでいいとも思いますしね。

岸さんのそれを見ていても、「思わず綺麗だな~」と手に取ってしまう
(そういえば、女性はそんな直感でよくモノを手にしますね)
贅沢さと言うかゆとりというか、遊びがあるといつも感じる。

しかも、それがロットリングのペンから生まれていることに
モノマガ的なストーリーもあります。

なので、婦人用だけでなく紳士モノもぜひお願いしたいところ。

2019年8月21日(水)〜8月27日(火)
岸さんの在廊予定あり。日時未定。
伊勢丹新宿店本館1階=婦人雑貨/プロモーション
https://www.isetan.mistore.jp/shinjuku/shops/women_fashiongoods/goods/shopnews_list/shopnews079.html

岸さんの作品を採り入れたインテリア雑貨やファッション

岸さんの作品を採り入れたインテリア雑貨やファッション