#392 想像を超える「ライオン・キング」がやって来た! 「ライオン・キング」

文/大谷暁(モノ・マガジン編集部)

moweb

392 想像を超える「ライオン・キング」がやって来た! 「ライオン・キング」© 2019 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.

 2019年は近年まれにみるディズニー映画の豊作。しかもハズレ作品がないのがスゴイ。今後も「アナと雪の女王2」、実写版「ムーラン」などの公開が控えている。来年はみんなが待ちに待った「リトル・マーメイド」がいよいよ実写化。もう話題の尽きないディズニーさんなのです。

で、今回紹介するのは、あの「ライオン・キング」の超実写版。まあ超実写版といっても最新VR技術でつくられた映像なんですけどね。でもその出来がとにかくリアルでスゴイのよ。筆者が大好きなアメリカの人気TVドラマ「ウォーキング・デッド」に出てきたエゼキエルのペットであるシヴァ(虎)のリアルさに匹敵する衝撃(放映当時、本物の虎かCGなのかで話題になりました。エッ! 知らない。失礼しました)。

くしくも本作の主人公のライオンの名前はシヴァではなくシンバです。ちなみに桜庭和志の天敵はシウバであります。元々ディズニーは「三匹荒野を行く」や「狼王ロボ」「砂漠は生きている」などの記録映画や冒険映画を数多く手掛けてきたので、動物冒険映画はお手のものなんでしょう。でもCGですけどね(笑)。

筆者も子供の頃、そんな作品をたくさん観て育ちましたから。なんとなく懐かしくもありますね。劇中流れる音楽もイイ感じです。名曲「サークル・オブ・ライフ」や「ライオンは寝ている」も令和バージョンで映画を盛り上げてくれます(勝手に命名しました)。

肝心の物語の方はアニメーション版をご存知の方は言わずもがなでしょうが、簡単に説明しますとですね、舞台はアフリカの大地のどこか。命あふれるサバンナの王国プライドランド。偉大な王<ムファサ>の息子として生まれた子ライオン<シンバ>は、王座を狙う叔父スカーの策略によって父を失い、王国を追放されてしまう。広大な大地へと足を踏み出したシンバは、新たな世界で仲間と出会い、“自分が生まれてきた意味”や“使命”を見出していく。王になるという自らの運命に立ち向かうために、となっております。

キャスティングも超豪華な布陣が揃った。主人公シンバに抜擢されたのはドナルド・グローヴァー。「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー」(18)では若きランド・カルリジアンを演じた。シンバの幼なじみで、のちの恋のお相手となるナラ役になんと歌姫ビヨンセ様。でも日本語版は渡辺直美ではございません、念のため(笑)。

そしてシンバの父、偉大な王ムファサ役にはダース・ベイダー、もとい名優ジェームズ・アール・ジョーンズさんが務めます。渋い声は健在であります。さらにシンバの親友となるミーアキャットのティモンとイボイノシシのプンバァの絶妙なコンビネーションも見どころのひとつ。と言うのも、ボケ役プンバァを演じているのがコメディアンとして絶大な人気を誇るセス・ローゲンだから。メチャクチャ面白いです。日本での認知度はイマイチですが、来年のアカデミー賞の司会はぜひ彼にお願いしたいと思ってるのは私だけ? とにもかくにも話題に事欠かない「ライオン・キング」。ミーア観てね。いやみんな観てね。

2019年/アメリカ映画/119分、8月9日(金)全国ロードショー。
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン

「ライオン・キング」

「ライオン・キング」