#391 夏、バイク、スズカ、8耐、ゼッケン21。

写真・文/サクライダー(モノ・マガジン編集部)

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夏、バイク、スズカ、8耐、ゼッケン21。
今年のレースプロモーションとして品川駅構内で展示されている「ヤマハTECH21 レーシングチーム」の特別ブース。通勤途中の「あのころのライダー」たちが次々と立ち止まり、うっとりしたり、写メを撮ったり。

つい先日、51歳になりました。
もうこのくらいの数字になると、ひとつふたつ歳が足されても、なんの変化も感じない、というのが正直なトコ。ただ、免許返納までのン年をどんなクルマとバイクに出会えるか、
そんなことを考えながらの誕生日でした。

さて、数字といえば、今年の夏は「21」。

80年代のバイクブーマーにはもうお分かりですよね、鈴鹿8時間耐久レースにヤマハ「TECH21 」チーム復活のニュース。

話しが長くなるので思い切り端折りますが、舞台は85年の鈴鹿。

ハングオン走法を完成させた「キング」ことアメリカンライダーのケニー・ロバーツ選手と「汚れた英雄」で主人公、北野晶夫の影武者を務めた日本最速男、平忠彦選手のペアが資生堂の整髪ブランド「TECH21」のスポンサードを受け、水色にちょいと赤を足したフェミニンな色(紫ともブルーとも言えないので、だれもが「テックトゥーワンカラー」と呼んだ)のマシンで参戦。もちろんゼッケンナンバーは「21」。

チーム「TECH21」は強さと速さに洒落っ気まで味方にしたまさにドリームチームだったわけだ。

予選で下馬評どおりのポールポジションを獲得。しかし、決勝でスタートライダーであるケニーが押し掛けスタートするもエンジンに火が入らない!(ケニーはアメリカ人にしては背が高い方ではなく、大きくて重い耐久マシンの押し掛けスタートはよけいにしんどく思えた)ようやくエンジンがかかるも後方スタートでせっかくのポールポジションもチャラ。

しかし、ふたりのライダーが耐久レースとは思えないペースで怒涛の追い上げ。ライバルのホンダチームを抜き去り、しまいには周回遅れにする鬼気迫る走り。

当時、ヤマハ車に乗っていて平ファンだったボクはバイク仲間のクーラーのない狭い部屋で、それこそ絶叫しながらこのレースを観戦していた。

ところが優勝目前、7時間を過ぎて残り30分という場面で平選手のマシンから白煙があがる。なんと、このタイミングでマシントラブルでリタイヤ。あっけなくもドラマチックなエンディングで85年の夏は終わった。

その後、平忠彦選手とTECH21チームにとって鈴鹿8時間耐久レースは5年越しの因縁の場所となるのはご承知の通り。

とまぁ、当時のことを思い出して書かせるとぜんぜん端折れない「TECH21」と「鈴鹿8時間耐久ロードレース」。

今年で42回目を迎える「スズカ8耐」。

我々40、50代のバイク世代を再びざわつかせたのは、やはりヤマハのファクトリーチーム。85年のあの「TECH21カラー」をまとったR1が走るのだから、たまらない。

「ヤマハTECH21 レーシングチーム」の特別ブース
2019年の「鈴鹿8耐」は、今週末アラフィフの甘酸っぱい記憶とともに、
7月28日(日)11時30分 決勝スタート。
ヤマハの鈴鹿8時間耐久ロードレース動画スペシャルサイト
https://race.yamaha-motor.co.jp/sp/suzuka8h/2019/#_ga=2.7962102.55575874.1564042652-1692650555.1413273146

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