#389 単眼鏡でアートを楽しむ

文/松崎薫子(モノ・マガジン編集部)

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389 単眼鏡でアートを楽しむ

六本木・東京ミッドタウンにある、サントリー美術館で現在「遊びの流儀 遊楽図の系譜」展が開催されています。
美術のひとつのテーマとして挙げられる「遊び」に着目した同展。双六やカルタ、舞踊やファッションなど男女が熱中した楽しみごとの変遷がみてとれます。
平安時代には蹴鞠や羽子板などを、中世以降は中国からの影響を受けた琴、囲碁、書道、絵画を楽しむ様子が屏風や襖絵にみられます。そして近世になると、花見や風流踊りが流行したことがわかります。さらに琴は三味線に、囲碁は双六に形をかえ、南蛮の影響などさらに広がりをみせていきます。

じつは今回、7月14日売りのモノ・マガジン8-2号の観測ギア特集のため、いくつかのメーカーの単眼鏡を持ち寄り、撮影の協力をいただきました。
すると単眼鏡で見ると、世界が広がることに大きな衝撃を受けたのです。肉眼では知りえない美を体感。遊びに興じる人々の表情まで細かに観ることができ、作品に込められたドラマを今までとは違う次元で体験! 撮影を含め3時間以上にわたりスタッフみんなが夢中に。
カルタ1枚に込められたウイットに富んだ遊び心から大きな1枚の絵から読み取れる圧倒的な世界観まで。ぜひみなさまにもこの体験を!

そうそう、もしまだサントリー美術館へ行ったことない人は、ぜひ一度は行ってみてほしい。隈研吾さん建築による“日本の美”はみる価値あり。ウイスキーのオーク樽再生材を使用した床にルーバーの格子が美しい壁。合わせて楽しんでください。

■ イベント情報

サントリー美術館
「遊びの流儀 遊楽図の系譜」展

会期:~8月18日まで
開館時間:10時~18時
(金・土ならびに7月14日と8月11日の日曜日は20時まで)
休館日:火曜日(8月13日は18時まで開館)
※会期中展示替あり