#369 VAPERってなんだろう??

文/小野正章(モノ・マガジン編集部)

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#369 VAPERってなんだろう??

これがオープンタンク式(リベンジャー ミニ)のペイパーから吐き出した蒸気。

大手たばこ会社の参入によって、日本でも昨年あたりから「ペイパー(VAPER)」の話題をよく耳にするようになってきました。しかし、「ペイパー」と言っても多くの人はピンと来ないことでしょう。

では「電子たばこ」と言い換えれば、ああそれか、と思う人も多いはず。ただし、日本で発売されている電子たばこは、法規制によって一切たばこ成分(ニコチンやタール)が含まれていません。つまり“たばこ”ではないのに電子たばこと呼んでしまうことで、多くの人は、たばこの一種と誤解しています。日本で発売されているタイプは、ストロベリーとかチョコレートといったフレーバーの香りが付いた蒸気を吸って楽しむものなので、やはりペイパーもしくはベイプと言うべき商品です。

ところで、JTの「プルーム・テック」やフィリップ・モリスの「アイコス」も一緒くたに電子たばこと言ってしまう人がいますが、これも間違い。それらは「加熱式たばこ」として明確に分類されています。

さて、話戻って「ベイパー」ですが、前述したようにたばこの成分は一切含まれていません。ではどのように注目されているかというと、まず、第一はたばこの代用品として使えるからです。

ご存じのように、国や都が喫煙を規制する法案を来年施行するなど、ますます喫煙環境か厳しくなる中で、喫煙者が禁煙するまでの代用品としての需要が見込まれているからだと思われます。

しかし、それだけではありません。ペイパーにはさまざまなフレーバーがあり、蒸気を吸い込むと、まるでチューインガムを味わったような感じが得られます。ですので、気分転換はもとより、脂っこいもの食べた後などにも効果的です。

さて、ペイパーには3つのタイプがあります。一本ごとに吸い切ったら捨てる「使い切りタイプ」、専用のリキッドタンク(さまざまなフレーバーが入っています)を装着して、リキッドがなくなったらタンクごと取り換える「クローズタンク」、そして別売のリキッドを注入する「オープンタンク」。

なかでも特異な存在なのが、最後のオープンタンクです。前2者が、上記のような楽しみ方をするのに対して、オープンタンクはよりアクティブ。

リキッドをブレンドして好みの香りや味をつくったり、デバイスを調節して、まるで機関車のようにモクモクと蒸気を吹きだしたりして、その行為自体を楽しむのです。蒸気でさまざまな形の輪っかをつくるトリッカーたちの競技大会もあったりと、なかなか奥深い世界が広がっています。

最後に注意点をひとつ。いくらたばこ成分が含まれていないといえ、推奨年齢は20歳以上。くれぐれも守りましょう。

使い切りタイプのひとつ「ハニースモーク」使い切りタイプのひとつ「ハニースモーク」

クローズタンク式の「フレボ」と「マイブルー」。クローズタンク式の「フレボ(写真左)」と「マイブルー(写真右)」。

オープンタンク式の「K-PIN ミニ」と「リベンジャー ミニ」オープンタンク式の「K-PIN ミニ」と「リベンジャー ミニ」オープンタンク式の「K-PIN ミニ(写真上)」と「リベンジャー ミニ(写真下)」

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