#367 前人未到の月面着陸に挑んだ真実の物語!ファースト・マン

文/大谷暁(モノ・マガジン編集部)

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#367 前人未到の月面着陸に挑んだ真実の物語!ファースト・マン

©Universal Pictures


モノ・マガジン2月16日発売号は、「ニッポン熱中狂時代」と銘打ちまして何かと話題の60年代に流行ったモノ・ヒト・コトに焦点を当てた大特集であります。お楽しみに!

という訳で今回紹介する映画は「ファースト・マン」。最近TVでも宣伝してるので「ああアレね」という人も多いはず。でも一体どんな作品なのか詳しくは知らない人のためにレクチャーしましょう。人類史上初にして、最も危険なミッションと呼ばれた前人未到の月面着陸というとてつもない挑戦の始まりから、志半ばで散った仲間たちの命、愛する家族の切なる祈りと希望、さらに偉業達成の際にあった秘話まで、そのすべてをリアルに描いたトゥルーストーリーなのだ。

メガホンを撮るのは、アカデミー賞3部門を獲得した「セッション」で、その恐るべき才能を発揮し世界を席巻し、続く「ラ・ラ・ランド」では作品賞は残念ながら受賞しなかったが、見事6冠に輝いたデイミアン・チャゼル監督。さらにその「ラ・ラ・ランド」のライアン・ゴズリングが主演を務めるという最強タッグが実現! もう期待せずにはいられない。

本年度のアカデミー賞にも当然ノミネートされている壮大なエンターテインメント作品。見どころはIMAXカメラ、35ミリカメラ、16ミリカメラを駆使して、主人公のアポロ11号艦長ニール・アームストロング船長の視点で撮影されていること。コレはまるで自分がアポロ11号に同乗しているかのような高揚感、さらにはリアルな振動と浮遊感が極限状態の緊迫感を共有できるというスゴさがある。

そして、閉塞的な宇宙船内から一気に広大な宇宙へと解き放たれる開放感が体感できる。60年代の「2001年宇宙の旅」、70年代の「エイリアン」「スター・ウォーズ」、80年代の「ブレードランナー」、90年代の「コンタクト」、2000年代の「アバター」、2010年代の「ゼロ・グラビティ」に匹敵する革命的作品だ。

実は昔から宇宙飛行を描いた作品は少なくない。筆者オススメの作品は、第3位「カプリコン・1」。「破壊!」のピーター・ハイアムズ監督作品で、劇場では「オルカ」と併映されたのだが、圧倒的にこちらの方が面白かった。簡単に言うと人類初の火星着陸が捏造で、その裏側にある国家的陰謀に挑む男たちを描いたサスペンス。第2位はアルフォンソ・キュアロン監督の「ゼロ・グラビティ」。無の宇宙空間の取り残された恐怖と孤独を描いたと言うことなしの傑作です。そしてオススメNo1は「アポロ13」。ロン・ハワード監督。トム・ハンクス主演ですね。筆者が初めて購入したDVDがコレ。死ぬほど観ましたねぇ。そのエンタメ性は飽きません!

とにもかくにも「ファースト・マン」。ドキュメンタリーのようでしっかりとエンタメ性も併せ持つ傑作。宇宙好き、乗り物好き、ライアン好きの方以外でも200%楽しめる超娯楽作品なのでぜひ劇場に足を運んで下さいませ!

2月8日(金)全国ロードショー 配給:東宝東和

ファースト・マン

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