#345 ランニングシューズ心中。

文/本田賢一朗(モノ・マガジン編集部)

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ランニングシューズ心中。 汚れも目立ってきましたが、ランニングシューズのそれは化粧ってことで。


昨日から暑さがまたぶり返してきまして、うっかり走り出せないこの夏。うっかり!?  走り出せてしまうランニングシューズが『ナイキ ズーム ペガサス ターボ』。

7月11日に発表され、8月2日に発売以来ランニング専門メディアやジャーナリストはじめ早々から方々で取り上げられていますが、1ヵ月ほど使ってみて、かのナイキにおいても相当な傑作なんじゃないかと個人的にしみじみ感じ入ってます。

ランニング企画担当としてシューズの“履き分け”を推奨してきましたし、プライベートでもそれを実践してますが、このシューズを手に入れてからは考えがぐらついてます。

1.ナイキ ズーム ヴェイパーフライ4%
2.ナイキ ズームフライ
3.ナイキ ズーム ペガサス35

世界のレースで勝っているトップランナー御用達となって、まさしくランニング界を席巻中の『ナイキ ズーム ヴェイパーフライ4%』を頂点にした階層で現在のナイキのコアなランニングシューズ「ズームシリーズ」はざっくり捉えられるのですが、このペガサスターボはトップアスリートのトレーニングシューズ、市民ランナーにとっては本番レースもしくはそれに準じた模擬トレーニングを用途に、ズームフライとペガサス35の間を埋めるポジションに新たにラインアップに加わったということになります。

ヴェイバーフライ4%は、ごく一部のエリートランナーのものなので私ごときが足入れするのは叶わないのですが、昨年取材で一度だけ10km走で履かせてもらったことがあり、永遠に走れるのではないか? 走力が上がって自分は速くなったのかな? と夢見させるクッショニングと足つきの敏捷さを身体が今でも覚えている、奇跡的なシューズ。で、このペガサス ターボはそのランニング天上界にしかない!?  シューズと同様の感覚があるというのが個人的感想。「あ、あの時食べたあの味!」っていう。

「普段走り」の軸はペガサスで、ゆったり長くは「ホカ オネ オネ」、少しレーシーな感覚でいきたい時は「オン」などなど距離や気分に合わせて感覚の違うシューズを履き分けてますが、このナイキ ズーム ペガサス ターボは足が重いな、と感じる日も、そしてこの激暑でさえも身体がイイ感じで「動く」! 動いてしまう。

速く走れるシューズは多いけども、ゆっくり走りたい時でも早く走らされるような、なんというか気分と身体の感覚がずれちゃったりもする。でもペガサス ターボは、ゆっくり走りたい時はスロウテンポで気持ち良く走れるし、テンポを上げたい時にはスムースにスピードが出る感覚が得られる。そう、その時々の気持ち(考え)と身体がぴたりと合う快感がある。
流線形のエアロソールは、なんだかペガサスの名を体で表していてロマンチックで気分も上がるから、つい毎回選んでしまう。となると履き分け、、、、。

ナイキの洗練されたテクノロジーは今後も続くだろうけども、来るランニングシーズンにむけて、然るべきところでモノマガの記事で洗い直してみたいと思います。