#325 自分だけのオリジナルインクを調合 ink stand by kakimori体験レポート

文/島田雄右(モノ・マガジン編集部)

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自分だけのオリジナルインクを調合 Ink stand by kakimori体験レポート

卸商と問屋が集まる街、東京の蔵前に「たのしく、書く人」をモットーにオーダーノートや万年筆を取り揃える文具店「カキモリ」がある。その姉妹店である「inkstand」でオリジナルインクを調合できると聞いて、衝動を抑えられず早速ネット予約! この日も、休日ということもあり満席。文具好きから調合したインクをイラストに使用したいという人まで、さまざまな人で賑わっておりました。

ズラリと並ぶインクたち

店内カウンターにはズラリとインクたちが並ぶ。

 
映画「シェイプ オブ ウォーター」を観たばかりだったためか、筆者はどうしてもグリーン系を造りたくなり、説明を受け早速スタート。14の基本色の中から、ベースになる2〜3色を選びブレンド、カラス棒で混ぜてからカキモリオリジナルのガラスペンで試し書き。実際に手を動かしながら、理科の実験のように一滴一滴メモしながら慎重に調合。書き始めと書き終わりの色の違いや、乾いてからの変化など、少しのバランスの違いで微妙な色の変化が生まれるので色の世界は奥が深い。気がつけば45分はアッという間に終了、無心になれます。この日ガラスペン初体験、こんなに書き心地がなめらかだとは知りませんでした(猛反)。
14色からチョイスして、混ぜたら試し書きができる

14色からチョイス。混ぜて試し書きもできる

2~3色チョイスしてガラス棒でブレンド

2~3色チョイスして、ガラス棒で調合開始!

kakimoriオリジナルのガラスペンで試し書き

出来上がった色をkakimoriオリジナルのガラスペンで試し書き。

 
日常ではパソコンやスマホなどを使う機会が増えたが、結婚式や親しい友人へなど手書きの機会はまだまだある。春は出会いと別れの季節、自分オリジナルのインクを使えば感慨もひとしおというものだ。濃厚な時間と淡い思いが入り混じった休日でした。
 

■ 店舗情報 ■


inkstand bykakimori(要予約)
tell 050-1744-8547
HP http://inkstand.jp/
〒111-0051
東京都台東区蔵前4-20-12クラマエビル1F
浅草線:蔵前駅 徒歩3分 大江戸線:蔵前駅 徒歩5分
営業時間:11〜19時 月曜定休(祝祭日の場合はopen)

※本ページ掲載の写真は、クリックすると拡大してご覧いただけます。

混色サンプルもあり、複雑な調合も…カラーパターン 筆書きしたイメージもあるベテランになると何10対幾つという細かい指定になるとか……。まさに色のラビリンス。混色サンプルもあるので、はじめてでも安心だ! 時間内であれば、さまざまな調合にチャレンジできる 。
 
スタッフの杉田千尋さん「インクを作ったことをきっかけに、手書きの習慣もっと増えればと思います。字が下手だからと、おっしゃる方が多いですが、それはその人のアジですから」とスタッフの杉田千尋さん。励みになります(汗)。
 
最終的にプロが調合を行い、イメージした色に近づけてくれる。作った色のレシピは2年保存され再注文が可能市販では、なかなか出せない自分だけの色の完成!製作時間は約90分(調合する時間は約45分、瓶に詰めお渡しまで約45分)。最後は色のプロが微調整して、イメージに近づけてくれます。1瓶2500円、容量約33ml。レシピは2年間保存され再作成も可能。再購入の場合、価格も2000円とオトク。確かに、この濃淡は市販のモノでは得られないです、大満足。
 
上から筆/SAILOR プロフィットふでDEまんねん MF(中細)/PILOT カクノ EF(極細)写真上から筆/SAILOR プロフィットふでDEまんねん MF(中細)/PILOT カクノ EF(極細)
それぞれ異なる表情を楽しむのもインクの醍醐味(写真では美しい発色が表現できないのが残念)。