#323 美味しいご飯が食べたい、ただそれだけ

写真/油科康司(WPP) 文/松崎薫子(モノ・マガジン編集部)

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先月末、三重県伊賀市の伊賀焼窯元の長谷園と家電メーカーsirocaから、新発表された「かまどさん電気」の窯元プレスツアーに参加しました。

長谷園といえば土鍋でご飯を炊く「かまどさん」を2000年に発表し累計80万台以上を売り上げる大ヒット商品で知られている。

私の実家でも発売後まもなく使い始め、美味しさに家族全員が息を飲んだ。家を出たあとも即購入。かれこれ「かまどさん」を使って15年以上になる。3合炊きは水600ml。週に3日は炊いているので炊き方はお手のもの。新米は少し水を少なくしたり、お焦げを作るのも上手くなった。炊飯器も持ってはいるが、ほぼ出番はない。

さらに今は、ハーマンのコンロを使っているので、ごはんモードがあり、自動的に良きとこで火が止まるのでとにかく炊くのが楽チン。炊飯器よりも手軽なくらいなのだ。しかも土鍋には調湿機能があるので、おひつに入れ替えなくても、水分が多いときは土鍋が吸ってくれ、水分が足りないときはおぎなってくれる。とにかく放っておいても美味しいごはんに仕上げてくれる。なので我が家の曲げわっぱのおひつは、手巻き寿司のときしか食卓に出なくなったほど。

もうひとつ忘れてはいけないのが冷めてからも美味しいところ。お米の甘みが存分に引き出されるからだ。また、炊いてからすぐに冷凍すれば解凍して食べてもかなりの満足度に。

そんななか、電気で炊ける「かまどさん電気」が誕生したと聞いて耳を疑った。また土鍋風なのかなと思いきやそうではないという。土鍋そのもの、いや「かまどさん」そのものを使用しているといっても過言ではない。ようやく話は最初に戻るがその商品の背景と工程を見せてもらいに行ったのだ。

4年をかけて作り上げた、「かまどさん電気」の製作秘話や商品についてはモノ・マガジン本誌でしっかり紹介したいので、ここでは私の感想を。

とても美味しい。
「かまどさん」となんら変わらない味。

両親が伊勢出身で、いとこも三重県に住んでおり、新米の時期には伊賀米を毎年送ってもらっているので、かまどさんで炊いた伊賀米を毎日食べている私が言うのだからまちがいない。

粒が立っている。

さらに気がついたのは電気ならではの魅力。
ひとつは、夜寝ている間にタイマーをセットすれば朝には炊き上がっている楽さ。そしてもうひとつ、土鍋は炊いたあとに底を完全に乾かす必要があるため、いつも鍋を裏にし乾燥させるのだが、電気のこちらは乾燥機能付き。家事を楽にしてくれる機能が盛りだくさんというわけ。

高額な炊飯器が売れている昨今。土鍋そのものを使ったこの「かまどさん電気」は本物志向の人にこそぜひ使って欲しい。
伊賀焼の土鍋って本当にすごいから。
自然の力は本当にすごいから。
それを家電にしたsirocaさんも本当にすごいから。

この日は伊賀料理の最高のおもてなしを茅葺屋根の素晴らしい建物のなかで存分に味わわせていただきました。お酒好きで上手いもの好きな、まるで伊賀忍者のような仙人のような(笑)長谷園の長谷優磁会長はこんなことを言っていた。「作り手は真の使い手であれ」。会長のそして伊賀焼のさらにファンになりました。

余談ですが、このとき陶芸体験をさせてもらいこれから焼き上がりが届くことに。ルーシー・リーの雰囲気に少しでも近づけるよう頑張りましたが、ひとりどでかい器になってしまい、みんなの笑いをかっさらうことに。笑。

美味しいご飯は毎日の基本。
この「かまどさん電気」は裏切らないですよー!

※本ページ掲載の写真は、クリックすると拡大してご覧いただけます。

価格8万6184円
サイズ:約幅30×奥行30×高さ26.1cm
質量:約7.6㎏
付属品:取扱説明書、レシピブック、しゃもじ、しゃもじ置き、米カップ、水カップ、手ぬぐい、鍋敷き
【問】シロカ
℡ 0570-001-469