#299 オジサンが気になるムーミンハウス

文/小野正章(モノ・マガジン編集部)

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8月29日に創刊された週刊『ムーミンハウスをつくる』は、毎週火曜発売。創刊号のみ特別価格490円、2号目以降は1590円で全100号まで刊行される。販売は一部を除く全国書店となっている。


「ムーミン」といえば、小説や絵本、アニメを通して日本人の誰もが知るキャラクター。筆者が初めてムーミンの存在を知ったのは1972年に放送されたアニメ―ションだから、(年齢が知れるが)もう45年前のことになる。その後、原作を読んで挿絵のムーミンの姿(※右の絵参照)があまりにも違うことに衝撃を受け、だいぶ後年になって主人公のムーミンの声をあてていたのが女優の岸田今日子さんだったと知って、またまた衝撃を受けたことを記憶している。

余談はさておき、筆者にとってさまざまな意味で思い出深いムーミンが、ドールハウスの組み立てキットになって発売されたというから放っておくわけにはいかない。

デアゴスティーニから刊行された週刊「ムーミンハウスをつくる」は、毎号付属する木製パーツを組み立てていくと、原作の世界観に忠実なムーミンのドールハウスが完成するというものである。

設計・監修を担当したのはドールハウス作家の村上一昭さん。版権元の厳しい監修のもとに制作されたハウスは、完成すると高さが約70㎝、直径25センチにもなるというから相当な大きさだ。灯台のような円柱型ハウスは、前後の壁がマグネットで着脱する構造となっていて、壁を外すと屋根裏部屋から地下室まで、原作のイメージ通りの内部の様子を見て取ることができる。

マガジンの内容は3章立て+αで構成される。まず、組み立て作業をわかりやすく解説したパートでは、知っておくと便利なコツが紹介されるという。また“ムーミン谷の住民たち”では、物語に登場するユニークなキャラクターたちが毎号ひとりずつ紹介される。そして“ムーミン谷事件簿”では、ムーミンハウスを中心にムーミン谷で巻き起こる数々の出来事を小説、絵本、コミックスから抜粋して紹介。+αは“ムーミンの世界を掘り下げる”(不定期連載)として、原作者トーベ・ヤンソンの創作の秘密や物語の舞台となったフィンランドのムーミンスポットなど、さまざまなトピックスが紹介される。

間違いなくムーミン世代である筆者とって、興味をもつなと言うのは酷な話。いままでこの手の雑誌は買ったことがなかったけれど、今度ばかりは乗せられてみようかな。

※本ページ掲載の写真は、クリックすると拡大してご覧いただけます。

原作の挿絵はこんな感じだった。ちょっと怖い。※筆者の直筆

完成すると高さが約70㎝、直径約25㎝にもなる木製ハウス。外枠(壁)はマグネットによる着脱式だ。

内部は家具や調度品まで詳細に再現した。屋根裏にはなぜかナフキン。ノンノンまでが同居という不思議。

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