#273 遺伝子をもとに作るユニークなマイ・ハンコ

文/小野正章(モノ・マガジン編集部)

moweb

遺伝子検査の情報をもとに印面デザインを生成した世界初の印鑑HANCODE(ハンコード)
高さ約60×直径約18㎜ 重量約19g チタン製。価格7万5384円(遺伝子検査キット、収納ケース付き)

読者の皆さんはマイ・ハンコをお持ちでしょうか? 昔ほどハンコを使う場面が少なくなっている昨今、回転式のショーケースで売られている三文判で済ましている人も多いのではないかと想像できる。でも、印鑑登録とか、クルマや家の購入といった大きな契約をする場合、実印が三文判ではちょっと恥ずかしい。オトナならば大きさはともかく、吉相体とか篆書体(てんしょたい)といったコピーの難しい書体の実印は作っておきたいもの。

そこで、弊誌読者にぴったりの、コダワリのハンコを提案しよう。遺伝子検査の情報をもとに印面デザインを生成した世界初の印鑑「HANCODE(ハンコード)」がそれ。個人の遺伝子と名前の組み合わせをベースに作られているので、世界にふたつとない自分だけ(と言い切ってしまっても問題ないはず)のオリジナルハンコなのである。

企画したのはインターネット印鑑通販サイト、ハンコヤドットコム。同社はより安全で独自性の高い“印面生成”を探し求めた結果、究極の個人情報である「遺伝子」にたどり着いたのだという。

では、注文から完成までの流れをかいつまんで説明しよう。
まず、ハンコヤドットコムに購入を申し込むと「社会性」、「慎重性、繊細性」、「勤勉性」、「協調性」、「開放性、文化性」という5つの要素から個人の性格・体質・特長などの傾向を分析する遺伝子検査キット「GenneLife Myself2.0」が専門会社(ジェネラルヘルスケア)から送られてくる。

5つの要素から印鑑のデザインが決まってくる

遺伝子検査キット「GenneLife Myself2.0」によって5つの要素を30段階で評価。各要素の数値に合わせた5つの図形をデザインし、独自開発のプログラムで2430通りの固有のデザインを生成する。

数値が低いと左側、高いと右側のデザインがプログラムに組み込ませるよう設計

各要素の数値が低いと左側、高いと右側のデザインがプログラムに組み込ませるよう設計されている。

そこに同封された性格分析テストに回答し、専用容器に唾液サンプルを入れて返送する。程なくして分析結果が同社のオンライン上に開示されるので、その結果をハンコヤドットコムに送付する。すると上記5つの要素を3段階で評価した図形を作り、さらに独自のプログラムによって2430万通りもの固有のデザインを生成。ここに注文主の名前を重ねることで、オリジナルの印面を完成させるというものだ。

ボディの製造の様子

チタンボディを製造する金属加工販売の専門会社ヤマウチマテックスば、チタン材に0.001ミリ単位の模様を施す技術をもっている。

印面デザインの面白さに加えて、もうひとつの魅力がメタリカルなチタン製ボディ。遺伝子の形状をイメージしたというチタンボディは、ユニークかつ高級感にも溢れている。このボディを製造したのは眼鏡用の金属素材の加工販売を行う福井のヤマウチマテックス。眼鏡の装飾で培われた技術によって、美しい二重らせんのフォルムを完成させた。

ちなみに値段は7万5384円。やや高額にも感じられるが、チタンの耐久性や高級な質感を考えれば、高い買い物ではないと思う。申し込みは今月26日まで。

https://www.hancode.jp/