#270 コンビニの力[番外編] セブン-イレブンだけでしか買えない”monoすごい限定品”

文/小川太市(モノマガジン編集部)
 
 本誌「コンビニの力」をご覧になっている読者ならご存知だが、とにかくコンビニの商品開発力は圧倒的である。その形態上、食品がメインになるが、味から流通に至るまで、ここまで突き詰めていくモノなんだと感心させられる事ばかり。今では、特定のコンビニでしか買えない限定アイテムも投入されている。

 そんなコンビ二限定アイテムの中でも、注目して欲しいアイテムが12月6日からセブン-イレブンで発売される『セブンプレミアムIPPUDO NY クラムチャウダーヌードル』と11月15日から発売される『セブンプレミアム 幻の名店 すずめ』という二つのカップ。

 前者は一風堂のニューヨーク店の限定メニューとして好評を博した「クラムチャウダーラーメン」を再現したモノで、アサリのエキスがたっぷり溶け込んだホワイトソース仕立てのスープに、トリュフソースで香りを聞かせた濃厚な味が特長。具材にはじゃがいもと玉ねぎ、ベーコンが入っており、ペッパーと赤唐辛子がアクセントとして甘めの味わいを引き締めている。もっちり中太麺と濃厚なスープが絡み合う絶妙の味わいだ。この商品は”海外で独自進化したラーメン店のオリジナルメニューを日本に”という逆輸入カップ麺の第一弾となるそうで、NY派生ラーメンのイメージさせるスタイリッシュなデザインにも注目したい。

セブンプレミアムIPPUDO NY クラムチャウダーヌードル
価格213円

 後者は昨年度に惜しまれつつ閉店した広島の名店「すずめ」の味を再現したもの。広島ラーメンといえば尾道ラーメンと小鳥系ラーメンが有名だが、「すずめ」は小鳥系と呼ばれる豚骨醤油ラーメンの代表格的な存在。昭和32年の創業以来、親子で味を守り続けてきたが、昨年度に惜しまれつつも暖簾を下すこととなった。コクがあるのにあっさりとしたスープが特長で、やや硬めのストレート細麺との相性も抜群。広島に来たら、このラーメンを味わうことを楽しみにしていたファンも多かった幻となった味がカップ麺として蘇ることになる。こちらは“幻となった名店の味わいを再現する”がテーマとなっており、その第一弾となる。

 豚骨と鶏ガラベースに野菜の甘味が溶け込んだスープは滋味溢れる味わい。具材はすずめとおなじく、もやしとねぎをトッピング、肉厚のチャーシューを添えた。麺は中細の三層麺となりこのアイテムのために製造したというオリジナルアイテムとなる。

 開発担当の日清食品・マーケティング部第三グループ・ブランドマネージャーの三宅氏は「現存店の場合は味のベンチマークができますが、今回は閉店してしまっているため再現するための基準点が分からなかったので、当初はかなり手探りでした」と語る。今回はすずめの元店主が全面協力し、記憶を辿りながら味を整えていったそうだ。

セブンプレミアム 幻の名店 すずめ
価格257円

「是非、幻の味をお楽しみください!」と三宅氏。

数量限定や季節限定アイテムはあるが、既に存在しない味を再現する幻を再現した”限定ラーメン”。これを味わえるのはセブンだけとなる。日本のラーメン文化を継承、復活させるカップ麺という文化がそこにはある。


「資生堂と共同企画・開発した新感覚のスタイリングにも注目」


コンビニ限定品は今や食品だけではなく、生活雑貨にも及ぶ。これから発売されるアイテムで注目したいのがメンズスタイリング剤「ウーノ・ダブルペースト」だ。これは資生堂とセブン&アイ・ホールディングスが共同企画・開発したアイテム。

 その名の通り、1本に二つのペーストが充填されており、伸縮可能だが強靭な「ワックス(アレンジペースト)」と固定力は高いが柔軟な「ジェル(セットペースト)」が同時に使える。手のひらで混ぜ合わせるとこの二つの成分が反応し、素早く思い通りのヘアセットが作れるようになっているのが特長だ。長時間キープしてくれる上に、約40度のお湯でさっと溶けて髪に残らないといった点も嬉しい。自然な艶がでる”ナチュラル”と”マット”の二種類で展開予定なので、好みに応じて選びたい。“マット”“ナチュラル”ともに各価格90g698円 /20g270円