[#220]ロケーション朗話

写真/藤井孝太郎(スタジオアール)、モデル/山下晃和、文/小野正章(モノ・マガジン編集部)

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1➀東京ゲートブリッジと東京湾をバックにヤマハR25。


ひょっとして一年前の悪夢(♯192ロケーション悲話参照)の再来か……。今年は8月末から9月にかけ、異常なくらいの多さで低気圧が列島に襲来し、各地が集中豪雨に見舞われたのも記憶に新しい。

今回、10月16日号(10月2日発売)のバイク特集担当となった筆者の脳裏に一年前の悲惨だったアウトドア特集の撮影が甦った。以来、雨男の疑いをかけられてきたけど、今回の撮影で雨にたたられたらその汚名は確定する。ホントに祈る気持ちで撮影初日を迎えたのでした。

すると、まさに当日の午前中まで降り続いた雨が上がり、昼過ぎになると雲の隙間から天使が舞い降りてきそうな陽光が降り注ぎ始めた。ひさしぶりに見る太陽のなんと美しかったことか!

早速、東京ゲートブリッジの見える埠頭にヤマハR25をかっ飛ばし(てもらい)、➀のショット。続いてゲートブリッジで走行シーンの撮影➁を完了した。ちなみにこの日は前日とは打って変わって気温が上昇。フルフェイスのヘルメットに革ジャン&革グローブ&ロングブーツという完全防備で汗だくになりながらライダー役をこなしていただいた航空ファン編集部Yさん、ありがとうございました!

こうして幸先の良いスタートを切った翌日は奥多摩でのロケ。けれど天気予報によると午後から再び雨ということで早めに撮影を終わらせねばならない。モデル兼ライターの佐藤旅宇さんにはKTM 1190 ADVENTURE、弊誌レギュラー(?)モデルの山下晃和さんにはスズキGSX-Sに乗って来ていただき奥多摩駅集合。

まずは“奥多摩むかし道”付近のトンネル前にKTMを置いて➂を、続いて林道を走行し(てもらい)、➃を撮影。続いてスズキの撮影では奥多摩湖からさらに街道を山梨側に移動しながら走行シーン➄、なぜか道の駅での買い物撮影➅、さらに蛇の湯温泉たから荘前でメインカット⑦。この頃からポツンポツンと雨が降り出したけれどギリギリセーフで撮影終了。あれ(♯192)からの行いが良かったのか、今回はホントに天気に恵まれてる。

さて、次の撮影は日を改めて調布・深大寺と横田基地周辺でヤマハXJR1300C。モデルは引き続き山下さんにお願いし、鬼太郎茶屋前➇でメインカット、さらに福生に移動して走行シーン➈を。

この日は土曜日だったにもかかわらず、(時間が早かったため?)普段は観光客で賑わう深大寺周辺もまだ人出が少なかった(と言っても中国からのお客さん多数)のが幸いし、撮影は順調そのもの。クルマ(四輪)の撮影では立ち入れない場所にもバイクなら押して行けるし、人の往来や交通を遮断してしまう恐れもない。バイクの利点をつくづく感じたロケでした。

ちなみに筆者は大型どころか中型免許すらもってません。これを機会にぜひ! とカメラマン藤井孝太郎さんから免許取得を勧められたものの、ヘルメットが苦手なので遠慮させていただきます。

まだまだ書き足りないことはあるけれど、あとは10月2日発売の本誌10月16号を購入してください。では最後に誌面未掲載カットを公開して終わりにします。

鬼太郎やねずみ男との共演が実現!(左)、スズキGSX-S(中)、蕎麦屋さんの前で(右)。ライディングシーンはもちろん、どんな仕種でも絵になってしまうのはさすが山下さん。

※本ページ掲載の写真は、クリックすると拡大してご覧いただけます。

2➁暑いなかゲートブリッジを往復しながら並走撮影。

3➂青梅街道から側道に入ればほとんどクルマは入ってこない。KTM1190の撮影。

4➃休日はハイカーで賑わう奥多摩むかし道を走行。

5➄スズキGSX-Sを駆る山下さん!

6➅道の駅で家族にお土産を……というシチュエーションカット。

7➆スズキのメインカットは築500年という茅葺屋根のたから荘前で。温泉と山菜料理が評判です。

8➇鬼太郎茶屋とヤマハXJR1300Cと山下晃和。

9➈R16での走行シーン。フェンスの向こうは横田基地。