[#210]コンビニの力 番外編

写真/油科康司(WPP)
文/小川太市(モノ・マガジン編集部)

moweb

main明日はモノ7-16情報号の発売日。表紙に『へビューディー讃歌』とあるように、第1特集はギア好き男子の心をくすぐるアイテムがぎっしり。他、世界で注目を集める『20015式日本の文房具』、目から鱗の水情報が満載な『水道水と天然水と浄水器』などなど、オールジャンルで情報がテンコ盛り。書店やコンビニ等で目にした際は是非ともご覧いただきたい。

それからコンビニといえば、本年より開始した連載企画『コンビニの力』も注目していただきたい。もはや僕らの生活には欠かせないコンビニの新製品を開発者のコメントと共にお届けする記事で、新投入する商品の開発秘話、ロングセラーアイテムの人気の理由など、各チェーン各担当者が鎬を削る裏側までレポート。

もちろん、各コンビニが推す新製品情報も掲載しているのだが、紙媒体の場合はどうしても印刷~流通というタイムラグが生じてしまうので、気になったアイテムがあっても必ずしも拾えないのが悩ましい所。そこで、今回はmowebで直近で気になったアイテムのひとつをご紹介したい。

それが、ローソンの『プレミアムロールケーキ』。同チェーンに足しげく通っている人は知っているかも知れないが2009年からは発売されているロングセラー商品でもある。

回転が早く、流行り廃りがダイレクトに反映されるコンビニで6年以上も最前線にいる商品というだけでも凄いが、これまでに2億5000万個以上も売り上げたという大人気スイーツでもある。ふんわり柔らかなスポンジと濃厚なクリームの組み合わせが絶妙で、個人的にも気にいっている。

実は6月末にこの『プレミアムロールケーキ』が初となるリニューアルを迎えたのをご存じだろうか。スポンジ生地は口どけの良い北海道産小麦を採用、スポンジ生地は口どけの良い北海道産小麦を採用、さらに焼目がないので極め細やかな口当たりとなっている。また、中に注入されたたっぷりのクリームは北海道産のビートグラニュー糖を使用しているのが特長で、しつこさがない甘味が濃厚なミルクの味を引き立てる。

構成要素は生地とクリームだけと非常にシンプルなのにこだわりは満載。食し方はスプーンで救って口の中へ入れるだけ。ほろりと崩れる生地の食感と、鼻孔をくすぐるミルクの香り、そしてさらりと溶ける甘味が織り成す味わいがまさに至福の呼ぶべきスイーツである。

そしてこのスイーツには知られざるエピソードが……。何故、長年親しまれてきたアイテムをリニューアルしたのかと気になる所だが、それは今年、ローソンが40周年を迎えた事にある。『本気で美味しい!』をテーマに全社一丸となって、より美味しい食の開発に邁進してる中、看板スイーツたる『プレミアムロールケーキ』も更なるグレードアップが厳命されたという。

その為、開発部の秘蔵っ娘とされるA女史が開発を担当したのだが「当初は新旧ロールケーキを並べてブラインドテストをした所、そのままで十分という声ばかりで惨敗でした」(広報談)だったとか。完成度が高い商品をよりブラッシュアップするのは容易な事ではない。それに前述したように、ロールケーキ自体の構成要素がシンプルなので、開発は難儀した事であろう。だが、普通では気付かない部分にまで気を配り開発を続けたというA女史。例えばスポンジに焼き目がつけてないのも「焼いた後にざわざわ焼き目をとり、滑らかに仕上げています」(同談)という程だ。そして、先月末に新プレミアムロールケーキはついに陽の目をみることになったのだ。ローソンに立ち寄った際には是非とも、モノ・マガジン7-16号ともどもチェックして頂きたい。

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『プレミアムロールケーキ』価格150円
【問】ローソン 0120-07-3963
http://www.lawson.co.jp/mono7-16『モノ・マガジン2015年7月16日情報号』