[#190] 5年目の正直。1966カルテット、ついにビートルズの聖地、英国へ!

文/モノマガ男(モノ・マガジン編集部)

moweb

190_01ビートルズが初来日した1966年から命名された女性四重奏団「1966カルテット」。もうファンだという方も、「ああ、あの4人組か!」と連想される方もいるだろう4人のミューズである。

グループ名の由来どおりビートルズ楽曲のカルテット化を原点に、これまでビートルズで2枚、クイーンとマイケル・ジャクソンで各1枚の計4枚のアルバムをリリースしてきたのだが、5年目&5枚目にしてついに、ビートルズの聖地英国はロンドンそしてリバプールでのレコーディングとライブを実現させたのだ! パチパチ!

その記念すべき5thアルバム『アビイ・ロード・ソナタ』発売を祝してモノ・マガジン7-16号(7月2日発売)ではインタビューを掲載するのだが、インタビュー記事については7-16号をご覧いただくとして、本ブログではニューアルバムのB面的ウンチクをちょっと記しておきたいと思う。

世界一有名な横断歩道……英国アビイ・ロード・スタジオ前の横断歩道を歩く4人の男、それが網膜に瞬時に貼り付く傑作ジャケット『ABBEY ROAD』だが、1966カルテットの再現力だって負けちゃいない。

聞けばこの道、結構な交通量がある上、国内外の観光客が引きもきらない。しかも冬は曇天に覆われる英国ときた。撮影しようにもチャンスがこない。レコーディング3日間の中で好機は巡ってくるのか。

リハーサル、録音を繰り返す中、突如として「晴れた! 今だ!」の掛け声。取るものもとりあえず忠実に誂えた衣装を着こむ4人。表に駆け出し、運転手が昼寝こいてる宅配車には移動してもらい、観光客には「各々方、武士の情け」と待ってもらってシューティングしたのがジャケット画像というわけ。オリジナルになじみのある人ほど「ムム、これは」と唸りそうな出来ではないか!

収録曲に目を移せば、最大の注目は1~4曲目でトータル20分を越すタイトルトラック「アビイ・ロード・ソナタ」だ。クラシック好きにはおなじみソナタ形式で構成された、さながら「ビートル・スーツ(組曲)」的な大曲である。

主題提示、反復、展開、再現という4部で構成されるソナタ形式は1966カルテットの出自たる純血クラシックイディオムの大いなる活用といえ、これまでの【ビートルズ(あるいはクイーンやMJ)をクラシックの楽器で演奏する】スタンスとは好対照の、【クラシックのフィールドでビートルズを再構築】した、ホント聴き応えたっぷりな20分なのだ。

クラシック好きにとっては、耳なじみあるクラシックの名フレーズがこちょこちょと耳をくすぐり、聴くたびに発見があるはず。その他の収録曲については6月18日に発売されたばかりの『アビイ・ロード・ソナタ』(日本コロムビア)を聴いて体験していただくことにしたいが、最後に4人の演奏を体験できる直近の「ミニライブ&サイン会」情報を列記しよう。

【1】
6月21日(土曜日)/東京は吉祥寺の「アトレ吉祥寺B1Fゆらぎの広場」にて実施。第1部13時より。第2部15時より。

【2】
6月25日(水曜日)/横浜「タワーレコード横浜ビブレ店」にて18時30分より。

【3】
7月9日(水曜日)/東京は大崎の「大崎ゲートシティアトリウム(地下一階)」にて18時30分より。

【4】
8月1日(金曜日)/銀座の「銀座山野楽器本店7FイベントスペースJamSpot」にて18時30分より。

【5】
8月2日(土曜日)/渋谷の「タワーレコード渋谷店1Fイベントスペース」にて。15時より。

イベントについての詳細はコチラ

190_021966カルテット新譜『アビイ・ロード・ソナタ』。3000円+税。日本コロムビアより発売中/COCQ-85069 190_03アビイ・ロード・スタジオ入口にて。衣装は特注で誂えたもの。190_04駆け出しのビートルズが夜な夜なライブを繰り広げたリバプールのキャバーンクラブ楽屋にて。ライブ前のオフショット。