[#176] アクティビティのよき理解者

文/岩井良祐(モノ・マガジン編集部)

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アウトドア特集のロケをすべく関東でも暖かい地域に来てロングトレイルのイメージカットをパシャパシャ撮影していたのだが、体がムズムズする。

明らかにソチ五輪の影響だ。あぁ、私も何かスポーツやアクティビティに挑戦したい。もう少し暖かくなったら、山へ川へ海へ、登山やツーリングへ行く気になるのにな。そしてその様子もしっかりと記録したいな。

ハイキングやトレッキングの際に記念写真や気に入った風景はもちろん撮影するのだが、これが結構面倒なのである。コンデジなら問題はないのだが、私の場合はミラーレス一眼を持ち歩くことになり、その出し入れの億劫さに嫌気がさしてしまい、よっぽどの景色が現れない限りカメラを取り出してシャッターを切ることがなくなってしまったのだ。

首からブラ下げたり肩に掛けながら歩くなど論外で、それならば撮影しないで何も気にせず歩きたい。ならば出し入れが簡単なスマホの出番か? とも思うのだが、それも何か気分が盛り上がらない。スマホで記念撮影はよくするし、本当に便利だと思うのだが、他人様がスマホで撮影している姿を見たときに何か引っかかるのである。

それはレンズがカメラ本体からせり出していないこともそうなのだが、専用ガジェットでの撮影ではないことがモチベーションが上がらない原因なのだと思う。やっぱり撮影はカメラでしなきゃ。

だけど一眼カメラは重たいし……。

ここでようやくアイ・オー・データ機器のウェアラブルカメラ『モーションピックスエアー(以下MPA)』の登場である。ウェアラブルカメラといえば、やっぱりアレかアレの2択でしょという人は多いだろうが、このMPAはとにかく優秀選手なのである。レンズ部を覗いた寸法は、59.2(W)×42.7(H)×26.4(D)mmで、重量もわずか78g。

この時点で運用に関して◎。画質はやや本家に劣り、有効画素数5メガピクセル、1/2.5型CMOSセンサー、F値2.8、動画の連続撮影時間100分、静止画250枚と、フルHD撮影の条件はクリア。そしてここからがMPAの本気。防水ケースやマウントアタッチメントなどのアクセサリーが合わせて11種も同梱されているにも関わらずお値段が1万9800円なのだ。これは安い!

他社であれば、本体に3万円近く費やし、いざ使ってみようと思ったら、頭に装着するにも自転車に装着するにも専用のマウントが必要と気付き、追加でまず数千円の出費がある。そうなると貧乏人の私はまず「じゃあそこまでして欲しくない」にカテゴライズしてしまう。私は何にでも拡張性を要求するクセに、別売りで買ってね♪ と言われると面倒くさくなってしまうワガママ野郎なのだ。率直に言えば最初からアクセサリー全部付けてね、といった始末である。最初から豊富なアクセサリーが揃っているこのMPAならば問題はなし、デフォルトで準備万端だ。

しかしこの類のPV映像はちょっとアグレッシブな連中が多過ぎてちょっと尻込みしてしまう。私もたま~にスノボをするけど断崖絶壁から飛び降りたりしないし、膝擦るくらいまでバイクを倒したことはない。でも確かに第三者に動画を見せるなら、半端な内容では興味を惹けないのだろう。私もヒマな動画はイヤだ。今は備忘録的な意味合いで撮影をしているが、今後は魅せる動画作りにも挑戦したいなと思う。

また、凧(カイト)との組み合わせで、空撮をする上級者もいるらしく、これは面白そう。コンデジで空撮をするというくらいだから、この小型のアクションカメラであればやってやれないことはないだろう。

ハイキングやトレッキングのお供に持参し、空撮でGPSの代わりに正確な地図読みができたら楽しいだろうなぁ。

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本体は至ってシンプル。HDMI、microSDカード、miniUSB、イヤフォンジャックのスロットが搭載されている。防水ハウジングに入れて使うことが考慮されており、スロットにカバーが無いことでとても接続しやすい。

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防水ハウジングに入れてもこの小ささ! まるで邪魔にならないのでいろんな場所にマウントしてしまおう。

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ウオッチ型のリモコンで動画、静止画が遠隔撮影できる。

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実際に撮影してみるとこんな感じ。170°の広角レンズはいつもの風景をガラリと変えてくれる。

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モーションピックスエアー 価格1万9800円
【問】アイ・オー・データ機器
http://www.iodata.jp/