[#150] 撮る楽しみを、いま一度

写真/吉田雅彦(M‐focus) 文/上岡篤(モノ・マガジン編集部)

150_01

自動改札機にSuicaなどのカードをタッチするときに鳴る「ピピッ」という音。夏休みに入り、お盆真っただ中のいま、「ピヨピヨッ」という音がいつにも増して聞こえます。そう、子ども料金で通るときに鳴る音なんですね。駅で数多くの鳥のさえずりが聞こえるようで、「あ~、夏休みなんだなぁ」と改めて思います。

話は変わって。
数多くのミラーレス一眼が登場するようになって、各社画質はもちろん、「いかにその魅力を感じてもらうか」という工夫を凝らしたカメラが登場してきています。先ごろ発表された、パナソニックの「LUMIX GX7」もそのひとつ。先代に当たるLUMIX GX1が登場してから早2年。この2年ほどでミラーレス一眼はコンパクトからのステップアップだけでなく、もっと良い写真を撮りたいというハイアマチュアにも受け入れられるカメラになってきました。その声に応えたいと開発されたLUMIX GX7です。

語るべき特徴はいろいろとありますが、まずはチルト可動式の電子ファインダー。最近ではファインダーが搭載されていないミラーレス一眼も多くなりましたが、やはり「ファインダーを覗くと集中して写真が撮れる」という声は多いようです。そこでファインダーを搭載しているわけですが、90°の範囲で動くことがまた大きな特徴。「電子ファインダーだからこそできる」と開発の方が語っていましたが、いつもと違うローアングルで街の情景を撮影する、花や木々にもっと寄って撮ることが無理ない姿勢で行えそうです。276万ドットの高精細ファインダーなので、被写体もより鮮明に見えるのもメリットです。

もうひとつの大きな特徴。
それが、ボディ内手ブレ補正を採用したこと。LUMIXの純正レンズの多くには手ブレ補正機構が搭載されています。でも、このくらいのミラーレス一眼になると、手持ちの好きなレンズでも撮ってみたいもの。もとよりライカのレンズを装着できるレンズアダプターはオプションで発売されていたのですが、こうしたレンズには手ブレ補正が搭載されていません。そこで採用したのがボディ内手ブレ補正。LUMIX初の採用となりました。いわゆる「オールドレンズ」を使いたい、だけど手ブレは気になる。こうした悩みに対応するのが、このLUMIX GX7なのです。

ボディの質感も高められ、より「所有欲」を満たしてくれる一台。9月12日に発売予定です。その前に、東京、名古屋、大阪で体験イベントも予定されているので、まずはその感触を確かめてみてはいかがでしょうか。

150_02
0°から90°の範囲で可動するチルト式電子ファインダー。90°の位置ではローアングルでの撮影が楽に行える。276万ドットという高い解像度で、マニュアルフォーカス時のピント合わせもしやすい。

150_03
150_04
ライカ社のレンズなどにも対応する(オプションのレンズアダプターが必要)。LUMIX GX7はボディ内手ブレ補正を採用したことで、こうしたレンズの装着時でも手ブレ補正のメリットを享受できる。

150_05
「持っていてカッコいいカメラが作りたい」。開発陣が掲げたコンセプトを体現するスイッチ類。カラーバリエーションはブラックとシルバーの2色。ダイヤルに刻まれたローレット加工は、非常に美しい仕上がりを見せている。

【問】パナソニック http://panasonic.jp/dc/gx7/