[#148] コーヒー特集をきっかけに、ボダム

写真と文/モノマガ男(モノ・マガジン編集部)

148_01

7月16日に発売された『モノ・マガジン』のコーヒー特集はご覧いただけただろうか。

148_02現在のところとても多くの方に興味をもっていただけたようで、売れ行き好調。あらためて、みなさんのコーヒーに対する関心の高さを知った次第である。

さて、ま、いろいろなコーヒーを紹介したこの全50ページの大ボリュームコーヒー特集だったが、特集を通じて使って、その後実際入手までしてしまったものがある。ひとつはクレバーのコーヒードリッパー。【写真右①】 これはカップやサーバーにのせるとパッキンが開きコーヒーを注ぐという機構を持ったアイデア系ドリッパーで、使ってみるとかなり便利である。また一種の煮出し方式だから、使い込むほどに、自分の味の好み通りの濃さに抽出ができる、なかなかにマニアックな仕様である。私は取材に行った新宿のヤマモトコーヒーで買ったが、2杯用で1890円【写真右①】だった。コーヒー好きはぜひ所有してほしい。一回り大きな4杯用もある。

で、もうひとつ。今回のブログの主役が、かのボダムである。【写真上】

「ボダムだったらもう使ってるよ」という方も多いだろうフレンチプレス式ドリッパーの代名詞であり、昨今のコーヒーブームにより、豆の味を味わい尽くせるすぐれた抽出器具としてより広く評価されてもいる。まあ、世界の傑作品と言って差し支えないと思う。

取材で使って、すぐ気に入った。

まずそのクラシカルなたたずまいがいい。隙間だらけの鳥かごみたいな本体フレームに、ボダム社の耐熱ガラスを差し込み、そこにメッシュフィルターのついたプランジャーとふた。まことシンプルな器具である。

使い勝手もシンプルだ。
★適量のコーヒー粉と湯を用意する(あたりまえ・・・笑)
★付属のスプーンでコーヒー粉を投入し、湯を注ぐ。そしてかるく混ぜる。【写真右②】
★ふたをして4分待つ。【写真右③】
★時間が経過したら、フィルターを底まで押し込み、カップに注ぐ。以上。【写真右④】

メッシュフィルターはペーパーより目が粗いので、コーヒーのもつ風味や苦み、酸味、そして油分もかなりの割合で通過させる。だから、カップに注いだコーヒーの表面にはオイルが見えるし、飲み終わったカップの底にはコーヒー粉も見受けられる。【写真右⑤】

だが、旨いのだ。

いや、正しくは、いいコーヒー豆を使えば今まで知らなかった豆の実力をうかがうことができる。  電車やバスで、必要としている人にいち早く席を譲る友人を見て、「おまえって、そういうやつだったのか!」と驚嘆するような、友人の心根を垣間見たような、そいつを尊敬しちゃうような、そんな気分だ。

つまりは、なじみのコーヒー豆店で購入したなじみのコーヒー豆を使ってさえ、ペーパードリップしたものとは異なる、その豆の潜在能力が、見えすぎちゃって困るくらい、見える。

だから、安い豆、良くない豆を使うとその安さとか良くなさも、露わになってしまう。ある意味、残酷なのである。

ボダムではこのフレンチプレスをデザイン違い、サイズ違いで豊富に展開している。エスプレッソの名店・新宿ポール・バセットでもボダムで提供しているし、昨今ぐんぐんその知名度を高めている長野県小諸(東京店もあり)の丸山珈琲でもボダムを推奨している。プロが認めたその実力、といったところだ。

モノマガ男的には、まずは最もシンプルで原点ともいうべき、写真の「CHAMBORD(シャンボール)」を買ったらいいと思う。値段は4200円だ。2杯用のこれがSサイズで、M、Lサイズも展開しているが、大きくなるとデザイン的にはちょっとカワイくない。BMWミニがローバーミニよりもカワイくないのと同じ(?)だ。むろん、良し悪しではない。

148_03
148_04
148_05
148_06
148_07

【問】ボダムジャパン ℡03-5775-0681