[#144] ふたつのSurface

写真/鶴田智昭(WPP)
文/モノ・マガジン編集部 宮崎晋之介

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さて、私事で恐縮ですが、先の6月7日の発売初日、マイクロソフトの新タブレット端末、「Surface PRO」を購入致しました。こちら、米国などでは今年の2月に発売されていたものの、日本では今月ようやく発売の運びとなったものです。(価格9万9800円(128GB)と11万9800円(256GB)/タイプカバー、タッチカバーは別売り)

待った甲斐があったというべきか、日本版は内蔵SSDの容量が128GBと256GB(海外版では64GBと128GB)。さらに「Office Home and Business 2013」が最初からインストールされています。で、さっそく使い始めていますが、これがかなり快適です。使うときに本体を“開く”通常のモバイルノートと違って、PCとして使うときは、付属の「タイプカバー」を“めくる”という感じが新鮮。

この「タイプカバー」、“カバー”というだけあって薄いシート状なのですが、机上に置いて入力するには、サクサク原稿を打てます(このブログもこのタイプカバーで書いています)。強いて難点を上げると、ひざの上でもPCを使いたい、という場合にこの仕組みだとちょっと難しいところでしょうか。機能について話しているとちょっとスペースがなくなるのでこの辺で……。

さて、当然ながらSurfaceといえば「Windows8」。これまでのWindows7までとかなり操作性が変わったことで、使うのを尻込み(!?)している人も多いという噂のWindows8。実は自分も本格的に使うのは、このSurfaseで初めて、という状況なのですが、結論から言うと、「思ったより(失礼)いい」です。

キーボードでの操作も、タッチパネルでの操作も双方兼ね備えたSurfaceだから、という部分もあるでしょうが、作業をするデスクトップモードの最中に、ライブタイル(よく「Windows8の画面として紹介される、アレです)に切り替えてスケジュールなどを確認、というのがことのほか便利です。「チャーム」といった、聞き慣れない言葉もありますが、この辺は使っていくうちに(たとえチャームといった言葉を覚えていなくても)、感覚的に分かってくるでしょう。

さて、そんな「Surface」生活をして数日後、日本マイクロソフトより、Surfaceの価格についての発表がアルトのメールが。「買ったばかりなのに、もしかしてPROが安くなる? それとも円安で値上がり?」などと、完全に自分のことばかり考えて発表会場にいってみると、もうひとつの「Surface」、『Surface RT』の期間限定値下げのお知らせでした。こちらは一番安い「Surface RT 32GB(タッチカバーなし)」で4万9800円のところ3万9800円。一番ハイスペックの「Surface RT 64GB+タッチカバー」でも5万5800円と、7月14日まで、それぞれ1万円の値下げ、ということ。

この「Surface RT」、前述の「PRO」との違いは、マイクロソフトさん曰く「RTはパソコンのように使えるタブレット、PROはタブレットとしても使えるパソコン」といった感じです。ひとことでいうとRTは「Windowsストアアプリ」に加えてwordやExcelなどのオフィスが使えるタブレット。オフィスを使うことが中心、という人のモバイルには結構オススメかと思います。ただ、今までのソフトが使えないので、パソコンとしてこれ1台、というワケにはいかないでしょう。あと、「ストアアプリ」、より一層の充実を望みたいところです。

ふたつの「Surface」、どっちを選ぶというより、見た目は似ていても、用途が結構違うと思うので(重なる部分も多いですが)、自分がこれを使って何をするのか、じっくり検討してからセレクトしてもらうのが一番かと思います。

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喫茶店でさっとメールや仕事、というときに、コンパクトなサイズなので役立ちます。

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左が「RT」で右が「PRO」。本体の厚みも違います。重量も680gの「RT」に対して「PRO」は907g。

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「RT」でもデスクトップ画面はあります。オフィスを使うときは、このモードで普段のPCライクに。

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左が4色展開でカラフルな薄型の「タッチカバー(RTにセットモデルがあります)/価格9800円」、右が薄型ながらメカニカルキーボードを搭載した「タイプカバー(価格1万980円)」。よく見るとちゃんとキーが独立しているのが分かるでしょうか。個人的にはキーボードをよく使うのだったらタイプカバーがオススメ。

【問】マイクロソフトカスタマーインフォメーションセンター ℡0120-41-6755