[#109]人の力がデジタルをもっと便利にしてくれる

文/宮崎晋之介(モノ・マガジン編集部)

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もらった名刺の整理、どうしています? 

最近はスキャナやスマホのカメラを使ったデジタル管理をする人も増えていますが、ここでネックなのが、データの打ち込み。名刺、電話番号やメールアドレスのことを考えると、正確でなければ意味が無い。だが書かれている日本語を読み込むOCR機能があるとはいっても、100%正確とはいかない。ましてやデザイン性の高い名刺では、名前すら全く読んでくれないことも。それほどに今までのデジタル名刺管理は、スキャン→修正の手間がかかるものだったのだ。

そこでこのオーリッドの「KYBER SmaretCardBox」。最初に無料で作成できるKYBERのIDにこのマシンを登録して、有線、無線どちらかでインターネットに本体を繋ぐ。ちょっと面倒に感じるかもしれないが、順を追ってやっていけば簡単。

準備が出来たらあとは名刺をどんどん読み込ませていく。

…とここまでは今まで数多くあった名刺読み取りソフトとさほど変わりない。スゴイのはここから。

スキャンした名刺データがオンライン上の自分のページ上に直接あげられていく。そしてここからが本題。しばらくすると、名刺のデータが読み込まれて名前や住所、電話番号などがデータ化されていく。これが機械で自動的に読み取るOCRとは雲泥の差の正確さなのだ。名前がタテに入って住所は横書き、とか、かなり変則的な名刺だって、正確に。

この秘密は〝人力〟。入力されたデータは、オーリッド社で自動読み取り+人の目でチェック。こうして正確なデータを作り上げるので、機械では読み取れなかったデータもほぼ100%正確にデータ化できるのだ。打ち込んでいる様子はこちらからは全く分からないが(当然ですが…)、向こうに人がいると思うと、なんだか不思議な気分になってくる。データは住所や名前、といったパーツごとに別々の人がチェック、修正しているということなので、機密の面に関しても配慮されている。

スキャンしてからデータ入力が完成するまでは24時間以内納品を保障。といっても実際は5~10分くらいで完了していくようだ。

データはPCだけでなく、スマホ(iOS、Android)やタブレットなどでも活用可能。モバイル端末のアドレス帳にそのまま移行したり、電話をかけたり、地図ソフトでその住所までルート検索したり、名刺の効能が何倍にも広がるってもの。

そしてさらにスゴイのが、手書きのメモもテキスト化して読み込んでくれるということ。よく名刺に日付やその人のパーソナルデータ(特徴や話した内容、その人の趣味など)をメモっておく人も多い。これは、そういう手書きのメモを後で検索できるデジタルデータにしてくれる。だから、後で「ゴルフが趣味の人だけ探し出す」とかそんなことだって可能。これこそ人力ならではの機能。

これはもう、名刺整理という作業の一大革命、といっても過言ではないんじゃないでしょうか。

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名刺を裏返して読み込ませる。片面モノクロ読み取りなので、必要な情報は名刺の表に書いておこう。。

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PC上の「KYBER Web」ページ。読み取った名刺がドンドンデータ化されていく。

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iOSの「KYBER」アプリの画面。名刺データを右のボタンで色々活用できる(Android版もあり)。

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名刺に入れた手書きメモも、データの「メモ」欄にこうして表示される。