[#107]ふたつの授業風景

文/モノ・マガジン編集部
写真/逢坂聡、モノ・マガジン編集部

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つい先日、立て続けに授業参観をしてきたのでご報告。授業参観といっても別に我が子の話ではなく、イベントの話である。

ひとつは、ディスカバリーチャンネル社とJAXAが主催した「ディスカバリーキッズ科学実験館~コズミックカレッジ~」について。

このイベントは2006年から毎夏開催されており、親子で科学の楽しさを体験できる授業形式のイベントとなる。今年はJAXA(宇宙航空研究開発機構)の宇宙教育センター講師が宇宙観測や宇宙飛行士の生活などを紹介。

流石はディスカバリーチャンネルが主催しているだけあって同社の貴重なアーカイブ&撮りおろし映像をふんだんに使い、ハッブルの法則や最近の惑星探査事情を解説するなど大人も楽しめる内容となっていた。

また、JAXAスタッフが手ほどきしながら行う体験授業では、2枚レンズを使って望遠鏡の仕組みを学んだり、ロケットエンジンと同様の水素と酸素の混合燃焼実験をしたりと、目に見える実証実験は子供たちに好評であった。

身の回りの事象を例に挙げた好奇心の誘起、そして映像と実演による理解の促進は参加した子供たちにとって大きな糧となったはずだ。なお、ディスカバリーチャンネルでは同種の参加型イベントを今後も展開予定。詳しくは右記サイトを確認して欲しい。

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もうひとつは、さくら学院の「公開授業」について。さくら学院とは2010年にスタートした成長期限定のアイドルグループで、学院生活やクラブ活動がコンセプト。

現在のメンバーは12人で重音部、クッキング部、テニス部、科学部などとユニット別の活動も行なっている。戦国時代とも称される昨今のアイドル界にあって高い人気を誇っているグループでもある。(アイドルに詳しくない人でもNTT東日本フレッツ光で光の天使を演じている子たちといえばピンと来るはずだ)。

さて、このさくら学院の定期イベントの「公開授業」は他のアイドルグループのイベントとは一味違っており、さまざまな分野のエキスパートが特別講師としてメンバーに授業を行うという内容。メンバーたちは体当たりで特別講師から出された課題に取り組んでいく。ジャンルはプラネタリウム、ロボット、ダンス、世界旅行……と非常に多彩。

参観したのは独自のガジェット作りで注目を集める明和電機社長・土佐信道氏による「発明の授業」。明和電機のモノ作りのプロセスを学ぶことが目的となっており、イベント会場では、実際にメンバーたちが氏一流の発想法に基いてアイデアを披露。ぶっとんだモノから、これは意外とありかもと思わせるモノまで、メンバーたちの柔軟な発想力に感心しきり。

アイドルイベントとしては異色ではあるが、歌や踊りだけでは見えないメンバーたちの素の表情、考え方などが垣間見れるのが興味深い。また、会場ファンたちも一緒に雑学を学べるので、少女たちの成長を応援しながら一緒に楽しもうという「教室エンターテインメント」をテーマに掲げるさくら学院らしいイベントでもあった。

さくら学院では公開授業の他、各種イベントも行なっている。10月27~28日は「さくら学院祭☆2012」が恵比寿・ザ・ガーデンホールで開催予定。最新情報は右記サイトなどを確認して欲しい。

どちらの授業も自分の知らない世界に触れ、目を輝かせてチャレンジする子供たちの姿が印象的であった。好奇心は成長のエンジンと改めて思いつつ、大人になった自分は大事なことを忘れていないか、、、と我が身を振り返る授業参観となった。

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ディスカバリーチャンネルは209の国と地域で放送されている、世界最大級のドキュメンタリーチャンネル。子供から大人まで好奇心を呼び覚ますコンテンツが揃い踏み。http://japan.discovery.com

インベント情報はこちらから。親子イベントの他、最先端科学をレクチャーする「ディスカバリーカンファレンス」も開講予定。神の粒子と呼ばれる「ヒッグス」粒子について解説。

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さくら学院公式サイト
重音部、クッキンブ部などユニット毎の活動もしているさくら学院に「テニス部」「科学部」が新設された。公式サイトではメンバーの紹介、手書きの学院日誌も掲載されているので是非、チェックしてもらいたい。

「Wonderful Journey」好評発売中!
今月5日に発売された『Wonderful Journey』ではメンバー同士の発表授業を基に、世界各国の事象を盛り込んだ歌詞が作られたそう。ロックテイストなサウンドと相まって明るくポップな一曲に仕上がっている。カップリング曲は『マシュマロ色の君と』。