[#102]オーディオテクニカのUSB DACヘッドフォンアンプが使いやす~い

写真・文/モノマガ男(モノ・マガジン編集部)

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Pcで音楽を聴いている人にとってもはや欠かせない存在となっているのがUSB接続できるDAコンバーターだ。DAコンバーターとはデジタル信号(D)をアナログ信号(A)に変換(コンバート)するオーディオ周辺機器で、つまりはPCとアンプやスピーカーなどを接続するための大切なキーデバイスということだ。

私モノマガ男もモノ・マガジンオーディオ担当という以前に、オーディオや音楽が好きなので、カナリ早い段階からいろいろなUSB DACを使ってきて、最近では真空管バッファを搭載したソレに落ち着いていた。

しかしだ、諸君! 最近、アレだ、暑いぞ。夏だよ。しかも節電だ。電気料金も上がるじゃないか。そんな意味で、真空管式はたいへん不利である。なにしろあれは白熱電球に近い、、、というかほぼそのものなので、変換効率が悪い。つまり熱を発する。天板があっちっちになるくらい熱くなるのだ。

そんなこんなで、またUSB DAC探しの旅がスタートしたわけだが、答えはすぐに見つかった。オーディオテクニカが7月13日に発売した「AT-HA40USB」である。

この黒くて小さくて、ちょっと女性用コンパクトみたいなカタチの箱が、イイ仕事をするんである。

多機能である。まずはUSB DACとしてPCなど機器からのデジタル信号をアナログに変換できる。次に、アンプを積んでいるので、ヘッドフォンも楽しめる。ここで重要なのは、小音量時にギャングエラーといって左右の音量バランスが均一にならない現象が結構あるのだが、そこは「ヘッドフォン作って半世紀」のオーディオテクニカであるからして、万全。皆さんも店頭などに愛用のヘッドフォンやイヤフォンを持って行ってテストしてみてくれ!

また光ケーブルによるデジタル出力も可能だ。この場合、HA40USBの働きとしてはDACではなくDDC(デジタル・トゥ・デジタル・コンバーター)となる。つまり同じデジタル信号だけどUSBから光に変換するってことですね。

アンプやデジタルプレーヤー側で光入力を設けている機種をお持ちなら、ぜひ試してみるといい。HA40USBのアナログサウンドでなく、アンプやプレーヤーがわのDACサウンドになるはずだ。たとえるなら、そばをこねる人(デジタル)とゆでて提供する人(アナログ)が違うということだ。。。だから、同じ人がこねた麺でも、ゆでる人が違うと出来上がりも異なる、、、ということ。

音はね、聴いてけっこう感心したのだけど、太いのです。腰がある。腰があるけど、贅肉はない。ふくよか×筋肉質なサンバカーニバルのダンサーって感じの低音が出るから、音が太い。ベースラインとかがあいまいにならずによく聞こえる。これはいい。それからクリアでシャープなのはオーディオテクニカらしいところ。くくっていえば、全体的に押し出しの強い音がする。

難波弘之&センス・オブ・ワンダーの『夏への扉』をかけたら、難波さんの声が若返ったようだって、サンプル曲がマニアックすぎますね。次にゴダイゴの『ガンダーラ(アルバム収録の英語歌詞バージョン)』を聴いたら、こちらはちょっと幻想的な感じというか、アナログのもやっとして「シルクロード、蜃気楼、遠い旅、堺正章」みたいな70年代ヴェールがはがされたようだ。シャープネスを強めにかけたデジタル画像っぽくなった。これは好き好きかも知れない。

というわけで、モノマガ男宅の節電対策、および熱対策、および美音対策はコレにて終了。おっと! オーディオテクニカ/AT-HA40USBのオネダンは、1万8900円。サイズは高さ25ミリ、幅62ミリ、奥行き57ミリ。本体重さは約55グラム。USBケーブルが付属します。

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オーディオテクニカが7月13日に発売した「AT-HA40USB」。価格1万8900円。

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音源は外付けハードディスクにまとめ、パソコンでライブラリ管理。パソコンからデジタル出力してHA-AT40USBでアナログに変換して、アナログのプリメインアンプに接続。スピーカーは米国JBLの4312mkⅡナリ。