[#74]東京モーターショー2011

写真&文・モノマガ男/モノ・マガジン編集部

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第42回モーターショーの主催者発表によれば、2009年の第41回に比べ期間を3日間短縮したにもかかわらず、来場者は37%増の約84万人となり、これは前々回の第40回に迫る大変良好な結果だったという。

要因としては午後8時までの長時間開催や、午後6時以降に設定されたナイト料金(ディズニーランドみたいだ)、そしてなんといっても幕張メッセから東京ビッグサイトへといういわば「正真正銘・東京モーターショー」となり利便性が向上したことがあげられる。

何しろベンリだ。モノマガ編集部は東京の中野にあるけれど、中野からJR中央線で新宿まで行ってりんかい線直通に乗り換えればだいたい40分くらいで着く。余裕があれば、帰路はビッグサイトから浜松町まで船で渡るなんてこともできるんだ。

ちなみに、出展者数(ブランド数)では前回比36%増、展示面積は61%増だった。

今回のショーのテーマは“世界は車で変えられる”。それだけ多くの人が様々な地域で使用している乗り物が車だということだが、ちょっとイジワルな見方をすれば“車よ、まずキミが変われ”となろうか。

さて、モーターショーで気になったのをランダムに並べていこう。バイク好きとして二輪から。ホンダはこれでとどめだ。欲しい! その一言は電動スーパーバイクの「RCE」に捧げよう。RCとはホンダのレースマシンに冠される記号でEはもちろんエレクトリック。1960年代に世界に躍進し大活躍したホンダの赤×銀のまばゆき一台が、こんなカタチで降臨するとは想像だにしなかった。「電動バイクでスポーツ?」という見方に対するホンダ流の回答のひとつといえよう。とはいえ、英国で毎年5~6月に開催されている「マン島TTレース」ではすでにエレクトリックバイクカテゴリーがあり、今年は日本のベンチャー企業も参加し話題になった。それにしてもこのRCEには惚れ惚れさせられました。【写真上&①】

お次はヤマハ発動機。注目は同社の第1号機「YB-1」を髣髴とさせるコンセプトモデル「Y125もえぎ」だ。【写真②】

ヤマハのショーのテーマ「あしたらしい風」を体現するかのようなふわりとした存在。男の体臭とか、オイルのにおいからは100光年隔たったスマートな車両だ。電動バイクで先行するヤマハだが、もえぎは125㏄のエンジンバイクとしての提案で、コンセプトモデルながら目標値としては燃費80キロ/リットル、車重たった80キログラムを設定。実は125㏄エンジンは世界スタンダードともいえる存在で、これがもし発売の運びになれば価格面でもメリットが生まれそうだ。【写真③】 市販車となればバックミラーやウィンカーはもちろん、ケーブル、ワイヤー類などでかなり印象が違ってくるだろうが、それにしてもコレは魅力的だ。まさに「萌え」ぎ・・・。

同じくヤマハから。コイツはスグにでも販売できるんじゃないの? しかもヒットしちゃうんじゃない!? と感じられる、その名も「稜駆」(りょうく)だ。【写真④】

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どうですか、このワイルド7な感じは! コンセプトモデルだけど、たぶん、動きますね、コレ。セローの車体にTW200の足回りを合わせたヘビーデューテー車で、イエローのカラーも相まって緊急車両にも見える。この車両の面白いのが、停車させアイドリング状態のまま、エンジンを発電機として使用できる点。エンジンは空冷だからそのままではオーバーヒートしかねないが、エンジン両側のファンで強制空冷するというシステムを装備し問題を解消した。この発電システムによりAC100V電源がつかえる。また極めて明るい着脱式LEDフォグランプも使用できるというわけだ。楽しいぞーこのバイク。

またエンジン下のイエローのアンダーガードが実は・・・スコップなんですね~! これは面白い! 柄は車体後部に取り付けられている。【写真⑤】 さまざまな場所での停車に対応できるよう、左右にサイドスタンドが装着されているのも実用的。ヤマハはもう発売に向けてかなり現実的な検討に入ってるんじゃないの? と想像をたくましくさせるような魅力満載の一台だ。

これ。80年代好きには胸キュン。【写真⑥】

1978~1981年までWGPの250㏄クラスで4年連続優勝を飾った名車「カワサキ KR250」。現在のスーパースポーツバイクに比べると実に「フツー」に見え素朴さすら感じさせる車体だが、魅力的じゃないすか! 数は少ないながらライダーの記憶に残る名車をたくさんもつカワサキである。ひょっとしてこの「KR」という記号を復活させちゃうんじゃないのと勝手な期待をさせる展示であった。

スズキのこれまた「来春には売るでしょ、きっと」と思わせられる完成度の高い一台がこの「GW250」。いま盛り上がりのある250㏄クラスで、水冷直列2気筒エンジンを積むシンプル&スタンダードモデルだ。ちょっと地味目だが、カラーリングやカスタムによって派手にもクラシックにも転びそうななかなか懐の深い車両といえそうだ。たぶん、乗りやすさも抜群だと思う。【写真⑦、⑧】

やっぱりというか当たり前というか、スズキ顔なのである。【写真⑨】

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