[#34]真冬にハダシでランニング!?

文・関谷和久/モノ・マガジン編集部

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main硬い路面も走ってみました。土の路面は小石や枝があるので注意が必要。実は土の路面に比べてアスファルトの方が路面状態は安全だったりする。


いま、ランナーたちの間で話題なのがベアフットランニング。「Bare Foot」つまり、裸足で走ること。なぜ、ランナーたちは高機能なシューズを脱ぎ捨て、裸足で走り始めたのか? その答えを見つけるために裸足ランニングのイベントに参加してみました!

1月某日、東京・代々木公園で裸足ランニングの体験会があると聞いて行ってきました。参加者は30名ほど。コアなランナーばかりだと思いきや、一般のランナーのほか女性や子供まで数多くの人々が参加しているのに驚く。

まずは裸足になってみる。上は完全防寒なのに足元は裸足という姿に思わず照れてしまうが、久しぶりに裸足で芝生の上に立った感触がとても気持ちいい。「裸足で走るなんて危険」と思うかもしれないが、「包丁を持って料理するときに分厚い手袋はしないでしょ? 足も同じです」と言われたら、「そうだよな~」と答えるしかない。

裸足に慣れてきたら、今度は実際に走ってみる。芝生の上はけっこう温かい。裸足ランニングで重要なのは、カカトからではなく、フォアフット(前足部)からの着地だ。シューズを履いていないので、意識しなくてもフォアフットで着地してしまう。フォアフットで着地すると横幅の広い前足部が衝撃(体重の約3倍)を拡散し、足裏のアーチとふくらはぎのヒラメ筋が着地の衝撃を吸収する。なるほどこれがベアフットランか!

逆にシューズを履いているときのようにカカトから着地すると、直接ヒザに衝撃が伝わってくるのがわかる。しかもこの衝撃を受け止めるのはシューズの緩衝材だけとなれば、いくら高機能でも、ランナーにヒザの故障が多いのもうなずける。

今回、裸足で走ってみて、よくわかったのは、足の裏で受け取る地面の情報がいかに多いかということ。芝生は湿っている、枯葉の上は暖かい、小石や枝が落ちているなどなど自然を文字通り肌で感じた。

そして、裸足ランニングはシューズを履いた走りと比べて使っている筋肉がまるで違うということ。人間は元来、裸足で走るようにできている、そんなことを再確認できた目からウロコの1日でした。

img01なんだかんだ言いましたが、やっぱりこの時期は寒いっす。裸足で走るのは、まったく違う筋肉を使用するので、まずはウォーキングから始め、徐々に距離を伸ばしていこう。

img02裸足に抵抗がある人にオススメなのが、ビブラムのファイブフィンガーズ。クッション性はほとんどなく、つま先は5本指に分かれており、自然な足の動きが可能。つまり限りなく裸足に近いシューズなのだ。