[#25]今年の“スウォッチ・クラブ・スペシャル”はニュージェント!

文・飯島恵里子/モノ・マガジン編集部

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先日、銀座のニコラス・G・ハイエック・センターで開催されたスウォッチ・クラブのトークイベントに参加させていただきました。

このトークショウは「2010年スウォッチ・クラブ・スペシャル」の発売記念イベント。実は今年の「スウォッチ・クラブ・スペシャル」をデザインしたのが、日本人のイラストレーター・越井 隆さんなのです。

そこで各地からいらっしゃったスォッチクラブのメンバーの皆さんと一緒に、越井さんにいろいろ聞いちゃおうという会でした。

いままで多くのアーティストをインタビューしてきましたが、たいがい通訳を通して話を聞いていました。けれど今回は「母国語が同じ!」「 生活してきた文化も一緒!」ということではやる気持ちを抑えつつ、Let’sインタビューと相成ったのです。

「 生活してきた文化も一緒!」だとなにが良いかというと、「日本人的几帳面さ」を共有できているのです。つまりわたしたちが気になるような事柄をほかの国のかたに質問した場合、文化圏が異なると「なぜ、そんなことを聞くの?」となりかねないのです。

日本人的な几帳面さは、会場の展示にも現れていましたよ。さまざまなアイディアスケッチから、時計製作のためにスウォッチ本社とやり取りしたデザイン図面などなど。「これ、世の中に出していいの? 写真、撮っちゃいますよ!?」なんてモノまで! スウォッチ・ザ・クラブのメンバーのためのスペシャルなイベントだったため、詳細はヒ・ミ・ツにしちゃいますが、肝をいくつかご紹介。

1. スウォッチの社内デザイナー以外でニュージェントをデザインしたのは、越井さんが世界初! (ニュージェントの発売は2010年10月)

2. 越井さんとスウォッチの接点。それはスウォッチが協賛しているグラフィックアートやイラストの世界規模のコンペ「Illustrative(イラストレイティブ)」の2009年度スウォッチ特別賞を受賞したから。(副賞が作品の時計化だった)

3. ただしコンペに出展した12点の作品のなかには、今回発売された「ELECTRICITY MAN」の原画は含まれてはいなかった!(今回のクラブ・スペシャルの担当者が気に入ったらしい)

4. 腕時計へのイラストの配置やパッケージデザインも越井さんが手がけている。

5. 「ELECTRICITY MAN」のテーマは“地球温暖化”。(アーティストコレクションのなかで社会的な問題意識をもったモデルを発表するということ自体めずらしい)

通常は発売されたモデルからわたしたちが想像力を働かせて、あれこれ思案するばかりですが、当事者に直接質問できると、いままでとは違った視点で想像を膨らませることができるので、これまた楽しいですよ。

sub_1スウォッチ グループ ジャパン代表取締役クリストフ・サビオ氏のスピーチからパーティがスタート。

sub_3sub_4上はデザインの基となった作品です。越井さんの作品の多くはちぎった紙を貼る「ちぎり絵」の手法。煙突から吹き上がる煙から鳥へ変化する部分、ウエブで伝わるでしょうか!? 

sub5「2010年スウォッチ・クラブ・スペシャル」をデザインした越井 隆さん。

img006スウォッチ・クラブのメンバーだけが購入できるスウォッチ・クラブ・スペシャルの2010年モデルは「ELECTORICITY MAN」。シリアルナンバー入り世界限定777本。11月20日発売。価格1万1550円。

【問】スウォッチ コール ℡0570-004007 
www.swatch.jp