[#8]小径自転車なら なんでもできるもん!

文・本田賢一朗(モノ・マガジン編集部)

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モノ作りに活気をもたらす最大は悪ふざけ。世に問う大人の真剣な悪ふざけで、よくよく楽しみたいものだ。

先日代々木公園で行なわれた、『クワハラ』の小径自転車「Gaap(ガープ)」のオーナーズミーティングなるイベントへ取材に伺った際(この様子は10月発売の自転車ムック『モノ・スタイル ジテンシャvol.3』にて紹介)、そこに参加されていたオーエックスエンジニアリングさん。持ち込んでいた小径自転車「Gazelle(ガゼル)」が存在感満点! ダイナミックなフレームに超極太タイヤの構成は小径の枠をとっくにはみ出している。

ガゼルは完成車ではなくフレーム売りで、こちらのモデルは「とにかくインパクトのある小径自転車を!」ということから作ったのだそうだ。「ダラっと流してくれればいい」という設計意図通り、トロ~く公園などを走るのが気持ちいい。

剛性が高く、軽量の「モノコックフレーム」はとにかく汎用性に優れたフレームで、部品を変えるだけで街乗りからロード、オフロードにまで対応できるので、いじり甲斐がありファンもそのようにして楽しんでいるようだ。

例えばマウンテンバイクとロードバイクのリアハブは5mm違うが、それでもフレームを歪めることなく両方使えてしまうというのが特長。だから、この20インチ/3インチ太の極太ホイールも対応できるというわけだ。

これはコーナーリングなど横方向の動きは重く、鈍としたライディングになるが、これを細いタイヤに交換すれば真逆の切れ味鋭い自転車へと変貌してしまう。こちらの会社、元はオートバイのパーツ製作を本業としていたというので、適合性に優れるフレーム開発ができるのだろう。

ノリで作っただの、昔懐かしい合金ロボのような体躯を見てると、それはそれは重いのかと思いきや、フレームは軽くとリアのエアサスの効きがとても凄くて柔らかいライディング。こりゃ、いろんなホイールを試したくなるというものだ。購入可能だが、対面販売のみなので興味のある方は問い合わせてみて下さい。

img001img002オーエックスエンジニアリングの開発担当、塩田礼二さん。低姿勢の物腰やわらかい方だが、作るものはトンガってるぞ!

幾度ものテストで鍛え上げられた「モノコックフレーム」は強靭かつ軽量。標準装備のエア式リアサスの効果も抜群でこれだけの太いタイヤでさえも軽やか。オートバイを元に開発したスイングアームは、ペダリングのパワーロスを少なくする秘密。パイプフレームでは不可能なデザインと、取り回しの良さが走行中にチェーンが干渉しないスタイルを実現している。

フレーム価格13万8000円 ※標準のサスペンション<ROCKSHOX>Bar2.1付属。写真に装備されたのはオプションで<FOXracingshox>RP23。価格16万4985円

img003このイベントで行なわれたゼロヨンレース(4m!)に私もこのガゼルをお借りして参戦。スタートがすべてのレースに、気合が空回りし敗北。(スタート前のペダル位置を間違えたなぁ~)

【問】オーエックスエンジニアリング
℡:043-228-0939
http://www.oxgroup.co.jp