#298 面白いのはこれからだ! クルマ、徒然なるままに

写真・文/桜井靖人(モノ・マガジン編集部)

moweb

面白いのはこれからだ クルマ、徒然なるままに

クルマ好きでなくとも気になるのが、エンジンの未来。欧州ではすでにガソリン車やディーゼル車の販売を全面禁止(フランス、イギリスが2040年までに実施予定を発表)とするなど、エンジンの終わりがすでに始まっている状況。でも、ちょっと待てよ。イギリスもフランスもほんの2年ほど前まで「ディーゼル車推し」だったはず。いやいや、ドイツ勢だって、ル・マン24時間レースでディーゼルエンジン搭載のレースカーで速さと高燃費を武器に優勝し、時代はディーゼル向かい風だったはず。それが、これからはEV(電気自動車)以外はクルマではない的な空気感。これってどうなのでしょう。つまりエンジンをとりまく変化のスピードにはぼくらドライバーどころか、自動車メーカーも追いついていないというのが本当のところではないでしょうか。そしてこの感覚、以前に感じたことあるな、と思ったら思い出しました。そうですオーディオのメディアの歴史に似てるんですよ。レコード(ガソリン)が長いこと続いて、カセットテープ(ディーゼル)と共存。その後、CD(コンパクトディスク)、MD(ミニ・ディスク!)がハイブリッドやプラグインハイブリッドのように市場を席捲。あの感じですよね。EVはさしずめ「シリコン・オーディオ」といったところでしょうか。

 ところで本当に、ガソリンや軽油を燃やして走るエンジン(内燃機関)はなくなるのでしょうか? 5年どころか、2年先も読めない時代にこんなことを考えるのもアレですが、ボクは20年、30年後でも絶対になくならないと思います。というのもエンジンの可能性はまだまだ伸びしろがあるからです。たとえばガソリンエンジンの場合、燃料を燃やして得られるエネルギーのわずか30%ほどしか使われていないという事実。これが、最近になって50%、60%にまで引き上げることが可能(つまり倍)になる、という技術発表も。また、ロータリーエンジンでル・マン24時間レースを制したマツダは現在のエンジン比で最大30%のトルクアップ、燃費も45%改善した次世代ガソリンエンジンを開発発表。どっこい、コッチのエンジンもEVと同じく未来へ向かっている、ということをアピールしたばかり。クリーンで潔癖に思えるEVだって、排気ガスを出すマフラーこそないものの、その電気を作り出す発電所はまだまだ火力に頼らざるを得ない、という事情も忘れてはいけませんしね。

 オーディオとは違い、環境問題もクリアしなければならない自動車の世界なのだけれど、レコード針がいまさら再生産されるように、カセットテープ復活があるように、あるいはソーラーで電波式の時計が登場しても機械式時計がなくならないように、そうそうエンジンはなくならないと思う今日このごろ。2040年、編集部のある中野界隈の道路には1充電で1ヶ月は走るスマホのようなEVとアナログメーターを備え、5Lほどで東京-大阪間を走る趣味のエンジン自動車が共存しているのではないかと占うのりモノ担当者。
 

#297 史上最大のアイドル祭は過去最多の動員を達成!

文/モノ・マガジン編集部

moweb

東京アイドルフェスティバル(TIF)2017 乃木坂46

 モノ・マガジン8-16、9-2合併号において紹介した史上最大のアイドルイベント・東京アイドルフェスティバル(TIF)2017。きたる8月4日(金)5日(土)6日(日)にお台場・青海周辺エリアで開催された「TOKYO IDOL FESTIVAL2017」では、全223組1480人がライブアクトを行い、3日間で過去最多の8万1378人の来場人数を記録した。

 今回はじめてチェアマンとして就任した指原莉乃さんをはじめ、HKT48がトリを飾った2日目はTIF史上最多動員を記録。さらに3日目のHOT STAGE での大トリを飾った「乃木坂46 3期生」のステージには18thシングルの選抜メンバーがサプライズで登場するなど熱気は最高潮に達した。興奮冷めやらぬままフィナーレを迎え、アイドルの真夏の祭典は幕を閉じた。

チェアマンとして就任した指原莉乃さん 乃木坂46 3期生 TIF2017 グランドフィナーレの様子

 

#296 正反対のふたつのタオル

文/松崎薫子(モノ・マガジン編集部)

moweb

moonlight indigo / LITTLE SUNSHINE littlebodco(pile&gauze)


毎日使うタオル、みなさんはどのように選んでいますか? なぜか増えてくるロゴ入りタオルを使っている、なんて人も多いのでは。我が家では、取材してから虜になった今治タオルをもう7年ほど使っています。乾燥機を中心に洗い、タオルウォーマーにかけて使っているからか目立ったほつれや傷みもなく、毎日快適に使っています。そんななか、3歳になる息子がプール通いを始めたのと、海へ行く機会が増えたことから、外で使用するタオルを購入しようと探していたときに出会ったのがこちらのリトルによるふたつのタオルです。

ひとつめは、使い込むたびに拭き心地がよくなるタオル。ブランドは、「LITTLE SUNSHINE」。使い始めは少しかたく感じるのですが、次第にしなやかになります。往年のアメリカ製の特にフィールドクレスト社のホテル仕様のタオルへのオマージュで、良く吸い良く乾き、使い込むほどに拭き心地がよくなる絶妙なバランスを目指したそう。撚りをかけたコットン100%の糸でパイルを織り、さらし、染め、そして表面のパイルがねじれて紐状になるまで繰り返し長時間洗いこむ今では珍しくなった、ロングパイルツイスト製法で作られています。ねじれた紐状のパイルが表面積を増やし、またバネのように伸縮し弾力があるので拭き心地がよく吸湿性に優れるのです。まさに拭き心地抜群のタオルのスタンダード! チーフタオル、フェイスタオル、バスタオルの3種があります。

そしてふたつめは、ゆるく、うすく、かるいタオル。折りたたんで使いたいタオルです。ブランドは、「littlebodco」。綿、麻、竹の糸を絶妙なバランスで織り交ぜたパイル生地でできているのが最大の特徴です。製法は同じくロングパイルツイスト製法ですが、素材の違いが大きく出ています。はじめに小さく折りたたんで顔を、そしてだんだんと大きく広げて身体をあて拭きすることで常に乾いた面が身体にふれ、拭き終わりまで快適に使えます。また、通常のタオルの端は強度を増すために裁断縫製品の場合は2本針の袋縫いか
メロー巻きという専用糸で端を高密度で巻くか、ニットのバイヤスのテーブでタオルのまわりを縫い付けるのが一般的です。しかしこれは、生地のゆるさを端まで感じてもらえるようにと、あえて平織りの生地のようなロック仕上げに。生地が弱いのは難点ですが、洗濯の際、ネットにいれて洗えば問題ありません。少し手間はかかりますが、ゆるく、うすく、かるく、拭き心地の優しいタオルです。サイズは、25㎝角のハンカチーフサイズから150×300㎝の大きなバスタオルサイズまでの豊富な7種類。

LITTLE SUNSHINEは開発に1年を要し、試作は11回だったそうですが、littlebodcoは開発に2年を要し、試作は17回にも及んだそう。

私はいま、この「littlebodco」の藍色をイメージして染められたというムーンライトインディゴカラーを使用しています。独特なシャリ感もあり、今までにない肌触りはもちろんのこと、色の美しさも際立っています。外で使用する際には色も重要ですからね。大満足な一枚に。

さあ、どっちのタオルにしますか? LITTLE SUNSHINEのような少し硬派な兄といったか感じの育てていくタオル? それともlittlebodcoの少し繊細な弟という感じのやさしいタオル? ぜひタオルを見直してみてください。

※本ページ掲載の写真は、クリックすると拡大してご覧いただけます。

LITTLE SUNSHINE タオル864円〜

LITTLE SUNSHINE / chief towel

littlebodco タオル1080円~

【問】合同会社リトル http://little.co.jp

#295 スバル、昴ぶる

写真/福永仲秋(ANZ)
文/上岡篤(モノ・マガジン編集部)

moweb

先週土曜日発売の8月2日特集号。メインの特集は「スバル、昴ぶる」。

このタイトル、私は普通に「スバル、昂(たか)ぶる」と考えていたのですが、読み方によっては「昴(すばる)ぶる」とも読めるようで。って、そんなこと全然気にしていなかった私も無知でした。そういえば、谷村新司の名曲も「昴(すばる)」でしたね。別にスバル=すばると掛けて考えたわけでもないので、正解は「スバル、昂(たか)ぶる」です。

2年前のマツダ特集では“新しいマツダ”に賭ける多くの人に話を聞き、今年の3月2日号ランドクルーザー特集では、チーフエンジニアの小鑓貞嘉さんに熱き想いを語ってもらいと、単に現行車種の情報だけでない「クルマをモノだけでなくコトとして見る」ことが出来る、貴重な経験でした。

今回のSUBARU特集では、SUBARU車オーナーの取材も楽しいものでしたが、やはり「SUBARU熱が高すぎる販売店」を超える楽しさはありませんでした。全国のスバリスト憧れの聖地、中津スバル販売社長の代田敏洋さんです。新車や中古車の販売はどの販売店でも行うフツーのことですが、中津スバル販売では、名車スバル360やスバル1000、R-2などが動く状態で保存してあり、名車アルシオーネを専門に扱うスバル・アルシオーネ・ベースもあったりします。

他にも過去の名車がゴロゴロしているのですが、ひと際目を引いたのが「奇跡のインプレッサ」。2012年12月に起きた、中央自動車道笹子トンネルで起きた天井板落下事故(9名の方が死亡)で、NHKの記者が間一髪で脱出に成功したというクルマです。助手席部分が大きく破損したらしいですが、AWD(4WD)、280馬力を誇るインプレッサ WRX STIのアクセルを全開にしてかろうじてトンネルから脱出できたそうです。

そのクルマが、中津スバル販売に置いてありました。記者さんは、中津スバル販売でこのインプレッサの面倒をずっと見てもらっていたそうで、事故のことを知った代田さんが、「この恐ろしい事故を風化させてはならない」と、オーナーからの依頼もなかったのに修復させたという、まさに奇跡の1台なのです。室内の助手席側天井を見ると、その爪痕が少し垣間見えますが、ここまで修復するとは、どれだけSUBARU熱が高い人なのでしょう。

あ、もちろん動きます。そんな代田さんでも「このクルマで笹子トンネルは通らないですね」とひと言。

そんなSUBARU熱が高い人たちも取材したスバル、たかぶる。まだご覧になっていない方は、ぜひ手に取ってみてください!

※本ページ掲載の写真は、クリックすると拡大してご覧いただけます。

外見は普通のSUBARU販売店とそれほど変わらない中津スバル販売。

工場内ガレージにはアルシオーネSVXをはじめ、過去の名車、希少なSUBARU車が“当たり前”のように置かれているのには驚き。

これが「奇跡のインプレッサ」。正確には「インプレッサ WRX STI」。1990年代からSUBARUが世界ラリー選手権に参加していた時のベース車両。AWD、BOXERエンジン、ターボ搭載で280馬力を誇り、圧倒的な加速性能がウリだった。

代田敏洋さん。その高いSUBARU熱は有名で、全国から日々ファンが訪れるというほど。中津スバル販売のホームページ、社長のブログでこれまた熱いSUBARU情報を発信中。
http://bfaction.exblog.jp/

もうひとりのSUBARU熱が高すぎる人は、スバルショップ三河安城和泉店、営業の余語洋樹さん。ショップホームページ内のニュースピックアップなどの記事は、すべて余語さんが執筆。「店の営業時間終了後にひっそりと書いている」そうだが、その秀逸な分析には脱帽!
http://www.chubu-jihan.com/

#294 菌で超(腸)元気!

文/新野敦子(モノ・マガジン編集部)

moweb

7月15日発売のモノ・マガジンで「地球を救う菌」
と題した腸内菌活特集を掲載。
腸内細菌はただ整腸効果があるだけではなく、
近年の研究では鬱やアレルギー、太ったり、やせたり、
性格にも影響があるといわれている。
そんな実はスゴイ活躍の菌を特集した企画だ。

厚生労働省の国民生活基礎調査によると
日本人女性の約半数、男性の約4分の1が
「便秘」に悩まされている。
よく、健康な人の糞便は黄色味がかっている
というが、編集・新野はそこそこ快便で
健康だと思っていたため、
「そんなのフィクションだ!
そんな黄色い便が出るわけない」
と思って疑わなかったのだ。

しかし、今回菌活の撮影のために
メーカー様のご協力でサンプルを提供してもらい、
今までの人生でかつてないほど菌を摂取しまくった。
すると、なんとあの現象がおこったのである。
「黄色がかった便がでた~ッッ!!」。
そう、フィクションではなかったのだ。
そして、菌の力を思い知った編集・新野は、
今後も菌活を続けていきたいと思う。

ちなみに、今回提供していただいたサンプルの中でも
お気に入りは「恵megumi ビフィズス菌SP株
カプセルヨーグルト ドリンクタイプ」。
3層カプセルになっていて
「プチプチした触感が美味しい!」
と思っていたのだが、メーカーさんにも
よく見ると容器にも
「噛まずに飲んで下さい」と書かれ、
間違った飲み方をしていたので、モノマガ人も
飲み方には気をつけよう!

※本ページ掲載の写真は、クリックすると拡大してご覧いただけます。

雪印/恵megumi ビフィズス菌
SP株カプセルヨーグルト
ドリンクタイプ
価格135円
『モノ・マガジン8月2日特集号』スバル、昂ぶる

#293 Space for sitting 私の一脚

文/松崎薫子(モノ・マガジン編集部)

moweb


我が家の椅子の一部

6月29日発売のモノ・マガジン特別編集のインテリアムックLORO23号は椅子特集。
とくにダイニングチェアを中心に記事にしています。
椅子はやっぱり家具のなかでも王様的存在。
小さな建築と称されるだけあり、椅子にはデザイン性や機能美、
デザイナーの想いなどがたくさん詰まっています。

 
ダイニングチェアって全部揃えた方がいいの?
もし家族それぞれが好みの椅子を選ぶとき、注意することってあるの?
人によって合うサイズってあるの?
アームありとなしの違いって?
椅子の素材や木材の椅子の仕上げの違いって?
スタイリングになにかセオリーあるの?
今買っておきたい椅子ってどんなの?
子ども用の名作椅子ってあるの?
リペアしたいと思ってるけど、どうすれはいい?
ヴィンテージ家具の魅力って?
たくさんの名作椅子に座れる場所があるって本当?

 
こんな疑問に答えています。

 
上の写真は我が家の椅子の一部。
ダイニングチェアに使用しているのは、ウェグナーの椅子などですが、
オークの木材で椅子の高さを揃えるなど空気感を揃えています。
また、スツールは椅子としてはもちろん、
ソファのサイドテーブルとして使用したりと非常に優れモノ。

 
特集を担当しながら、私も自身の子どもに椅子を1脚購入。
我が子はとても嬉しそうに毎日座っています。
子どもが大きくなったら、観葉植物を飾ったり、
お気に入りの本を置いたりして使って欲しいな。
そしていずれ孫の代まで使ってくれたらと思います。

 
椅子欲しいなって思う人必見の1冊です。
ぜひ読んでみてください。

※本ページ掲載の写真は、クリックすると拡大してご覧いただけます。

LORO VOL.23LORO Vol23 2017年6月29日(木)全国書店にて発売

天童木工「キッズチェア」
サイズ:W400×D350×H580/SH300mm
価格:3万1320円
お問い合わせ
 天童木工 東京ショールーム
 TEL:0120-24-0401

#292 KOMBUCHAってどんな味?

文/関谷和久(モノ・マガジン編集部)

moweb

グラスの後ろの器に入っているのがスコビー(菌株)。キノコのような形状をしており、KOMBUCHAにはなくてはならないモノだ。


いま、アメリカで大人気のKOMBUCHA(コンブチャ)って知ってますか?

といっても、昆布茶ではなく、お茶を発酵させたヘルシードリンクのこと。日本でも’70年代に流行っていましたね~、そう、いわゆる紅茶キノコなのだ。

そのルーツは中国で発祥したという説やロシアやモンゴルで古くから飲まれていた……などなど諸説あるらしい。

アメリカでは150年ほど前から家庭で作って飲んでいたと言われているが、今から20年ほど前、大手メーカーが健康食品として販売を始め、ミランダ・カーをはじめとするセレブが愛飲していることで火が付いた。

紅茶や緑茶に砂糖を加え、スコビーと呼ばれる酢酸菌と酵母由来から生まれた菌株を入れると次第に発酵しはじめる(このクラゲみたいな菌株がキノコのように見えるため、かつて紅茶キノコと呼ばれていた)。

完成したKOMBUCHAには、乳酸菌や酢酸菌、ポリフェノールが豊富に含まれており、腸内バランスを整えるという。お茶がベースなので、ジュースに比べてカロリーが低いのがうれしい。

さて、そのお味は……ムムッ、りんご酢のような、アップルタイザーのようなフルーティーな酸味が……美味し! 思わず飲み干してしまった。この味わいは、かなり新鮮かも。

そんなKOMBUCHAを楽しめるカフェ「大泉工場 NISHIAZABU」がニューオープン。このスッキリ感をこの夏、試してほしいぞ!

※本ページ掲載の写真は、クリックすると拡大してご覧いただけます。

アメリカでは健康食品として、かなりポピュラーな存在。スーパーでは様々なKOMBUCHAが、ボトル入りで発売されており、手軽に購入できる。

コンブチャオリジナル(250ml/600円))はワイングラスで香りを楽しみながら。またハイビスカスやゆずなどブレンドした限定フレーバー(250ml/600円)もあるぞ。

大泉工場NISHIAZABU
KOMBUCHAのほかにもコールドプレスジュース、ビール、コーヒーも楽しめる。
住所:東京都港区西麻布2-13-13 
℡:03-6427-4749 
http://oks-nishiazabu.com/

#291 今年もハロハロは一味違う

文/モノ・マガジン編集部 小川太市 写真/石上彰

moweb

ハロハロ

今や各チェーンそれぞれ工夫を凝らしたアイテムを投入する激戦区である。“コンビニスイーツ”その中でも異彩を放つ存在がミニストップの”ハロハロ”だ。毎年、暑い季節でしか食べられない期間限定な上に、その年でしか食べられないフレーバーを投入してくる。限定に限定を重ねるレアスイーツの宝庫となっているのだが、今年は更にその“個性”を存分に発揮しているのが特長となっている。

 そもそも“ハロハロ”って何だ?という人に簡単に説明すると、フィリピンのかき氷がそのルーツ。タガログ語では「混ぜこぜ」という意味があるそうで、氷にフルーツ、ジュースなどをミックスして異なる味や食感、彩りなどを楽しもうって仕掛けだ。

 本家では当地の名物であるナタデココを使ったり、色彩豊かな南国フルーツを使ったハロハロなどがあり、ミニストップのもそれにインスパイアされたラムネなどがあるが、ちゃんと日本風にもアレンジしているアイテムがあるのがミニストップのハロハロの魅力だ。そうそう、ミニストップのハロハロに使われているかき氷は特注の“純水を使ったかき氷”であるのはちょっとしたトリビアとなる。

 で、現在発売中のフレーバーはなんと“みたらし団子”! かき氷にみたらし団子味ってどうなよと思いそうだが、これが一口食べたら意外とイケる……というか美味しい。甘じょっぱいフレーバーとかき氷、上にトッピングされた昆布出汁仕立ての団子、刻み海苔やアラレ、クリームなどが渾然一体となるだが、不思議と喧嘩することなく、しかもあの団子味となって収まるのだがから不思議。

ハロハロ

でも実はこちらの商品は、“ハロハロの女王”とも呼ばれた伝説的な開発者の手による逸品。味わいはもちろん、海苔の長さにまでこだわったというから驚きだ。詳しい話はモノ・マガジン6-16に掲載しているので是非チェックしていただきたい!

ミニストップ/ハロハロ みたらし団子(290円)
http://www.ministop.co.jp/

 

#290 あの、ヴァイオリンのような。

文/小久保直樹(モノ・マガジン編集部/新雑誌開発部)

moweb

今まで一度たりとも、
そんな事を考えたことは無かったのに、
何かに操られるかのような勢いで、
家を買った。

港を見おろす
ヴィンテージマンションだ。

色々なタイミングが良く
森万恭さんにデザインを依頼することができた。

インターホンや、タイル、表札、などといった
これまで目を向けた事が無かった
いわゆるインフラ的なモノの選択が多くあり、
モノを見続けてきたはずの自分の知識がまるで通用しないことだらけであった。

肝心の内装は
森さんのご自宅と同じようなイメージでお願いした。

床、天井、窓枠などにウッドを多用し
壁は漆喰、ディテールには銅を採用した。

類似するもののない、
特長的な意匠からは
部屋というよりも、
なにかもっと別のイメージを受けるのだ。

名工・ストラディバリの作った、
それぞれに固有の名前を持つヴァイオリンのような印象が近い。

さて、
家という頭の中の趣味・嗜好を具現化した舞台が出来たなら
次は家具だろ、
と久々に物欲が眼を醒ました。

佐藤可士和さんのオフィスSAMURAIで座らせてもらって以来、
ずっとその感触が残っているポールケアホルムが憧れである。

ここ日本では
「クルマ、何に乗っているの?」なんて会話が時々聞こえてくるが、

殊、北欧では
「ソファ、何を使っているの?」なんて会話がよくされるのだそう。

それくらい、
ソファ(=家具)は、その人のアイデンティティを形成する
重要なファクターなのだ。

エリザベスチェアもいいな、
ベッドはウェグナーでしょ、

などと、
やはり買い物は、あれこれ考えている、
買うその直前が一番楽しいようだ。

弊誌読者の皆様には
鞄や靴、時計といった物ばかりでなく、
水栓や、シーリングファン、ドアノブ、ホームセキュリティなどといった対象にも
是非、常日頃から目を向けておかれることを推奨したい。

きっといつか
役に立つ日が来るのだから。

そして今回
一番身に染みて理解したことは

理想の家を「買うこと」よりも
理想の家を「見つける」ことの方が存分に難しい、という事だ。

予算は予算、目に見える物理的要素でしかない、

しかし、
物件となると、日々状況は変わり、どこかにもっとベターがあるのでは?
なんて思い始めたら最後、キリが無いから難しい。

いずれにしても
これまでの人生で一番刺激的な、そして
素晴らしき!経験をしたので
今回のお話しとさせていただきました。

それでは!

I never thought about buying a condo, but something, or someone- some kind of mastermind, took hold of me, and suddenly I bought a condo. A vintage condo lying in the hills of a port town. Due to good timing things just seemed to fall into place and Kazuyasu Mori was able to work on the interior design with me.

An intercom, tiles, a name plate etc. I never focused on these kinds of details before. But now I had many decisions to make about things I didn’t know about.

I requested Mr. Mori to design something similar to his own home.

The floor, ceiling and window frames are wooden. The walls are a smooth white plaster, and the details are copper. The apartment is Mr. Mori’s particular style. It doesn’t feel like a room. To me, it feels like how a violin must feel to a luthier like Stradivari. Each violin has it’s own name. The house is inside the mind.

Next is furniture.

I have never forgotten the feeling when I first sat down on a PK sofa at Kashiwa Sato’s office. It is my dream sofa. Here in Japan, I often hear people ask “What car do you drive”? But in Northern Europe they ask, “What’s your sofa”? Furniture is important for a person’s identity. “I like Elizabeth’s chair”, “A Hans Wegner bed is the best”. These conversations held before shopping, are in my opinion the most fun. For readers, not only bags, shoes and watches are important, but watering cans, ceiling fans, door knobs and security systems are important too. So you have to check them all the time. One day it will be useful.

Finding a house is more difficult than buying a house. A budget is a budget. It doesn’t change. But property listings change every day, and they never end.

Buying a condo has been the most drastic and spicy experience I have had, and I wanted to let you know.

Bye! – Naoki kokubo

 

#289 DIYイコール人間になる

文/本田賢一朗(モノ・マガジン編集部)

moweb

 『アーバンサバイバル入門』価格3240円(デコ)


昨今は小説家としても注目を浴びているサバイバル登山家、服部文祥さんの最新刊。現在発売されている『モノ・マガジン6-2号』DIY特集でもご登場頂いてますが、この人の言葉がいい。衣食住にまつわる文字通りDIYの技術書の態で、行動を通して語られている思想、言葉が哲学しています。

「体験には、それに伴う手応えや感情がある。だから体験を失うとは感情を失うことでもある」とか、「いまも私は、幼いころオモチャにした命とともにある」とか。

特に今回の新刊に限らず、狩猟をする服部さんの殺生に関する考察はこれまでも興味深かったのですが、今回収録されているエッセイ「ありふれた日常の驚くべき絶景」で、個人的にようやく「理解する」から「腑に落ちる」ところにきて、寝る前そこだけを読み直して、電気を消してから考えを巡らせるのが楽しい、ある意味理想的な読書時間となっています。

ミドリガメをノコギリで解体して食すハウツー、自宅の庭で排便をするなどは編集者目線で見でもオイシイ飛び道具! ネタが満載で劇薬本のように見えてしまいますが、その行動から得られる考えるヒントは口に苦くない良薬本なのではないかと。とはいえ、軟弱者の私として、この本の中に書いてあって何かできることは、、、、朝起きてチャイを淹れてみることくらいか。


今週末から連日、刊行記念イベントやサイン会もあるようなので、その一端を体験し、感情を手にいれてみては?

■5/20(土)18時~@COWBOOKS
服部文祥トークイベント
https://cowbooks.stores.jp/items/59115f2d428f2d2b7d00154b

■5/21(日)15時~@B&B
服部文祥 × 鈴木みき トークイベント
http://bookandbeer.com/event/2017052101_bt/

■5/22(月)19時~@丸善丸の内本店
服部文祥サイン会
https://honto.jp/store/news/detail_041000021774.html

■5/25(木)19時~@書泉グランデ
服部文祥トークイベント
https://www.shosen.co.jp/event/53530/